三月、出身中学の同窓会幹事の仕事で、卒業したばかりの言わば後輩達130人の同窓会入会をお祝いする会がホテルオークラであり、そこでワークショップをする機会がありました。
幹事と言っても、その時々の集まりに来れる人が有志で行うようなものですが、今年は私達の学年が担当で、その同窓会主催の催しの内容を吟味計画し、実行しなければなりません。
今年の同窓会入会の催しの、時間が十分すぎるほどあるとのことで、時間つぶしもでき.皆さんで楽しんでもらうため、私がワークショップを立案し、司会をしました。
テーマは、生きて行くために必要なもの、大切なもの。
数字や数値が関わるもの、または数字などは一切関わらないもの、を各テーブルで挙げてもらいました。
楽しい会になるように、「ウケ狙いの答えでいいからね」とは伝えていましたが、
中学卒業したばかりの15才の回答はなかなか面白かったです。
生きて行くために必要な、数字数値の関わるものに、時間、時計。
これは中学生らしい回答ですね。
中には、夫の保険金、髪の毛がありました!
会場の爆笑を誘いました。
数字が関わらないものに、愛が最も多く、おふざけには、玉ねぎマン...これは謎でしたが、健康にいいから?と聞くと、それでいいです~とか。
あと、素晴らしいのが、
コミュニケーション能力!
そして、情熱、もありました!
すごいですね~
生きて行くためには、数字数値ばかりを考えて行くことは大変疲れることです。
大人的意見で言えば、数字が出るということは、比較や優劣につながることなのです。
シビアに言うと、お金、成績、戦績、あの人はブランド品をいくつ持ってる、偏差値が高い低い...
などなど。
また、逆に数字の関わらないものは、人を強くします。
宇宙、地球規模で物を見ること、
思い、自然の移りかわり、経験、挫折、失敗、などなど。
このワークショップには正しい答えはありませんし、答えに終わりはありません。
しかし、そんなふうにキリがないことも、
人の思考の奥行きを作る、大切な、数字に関わらないものではないでしょうか。
つまり、終わりのページがない、ということ。
他と比較できないこと...
自分は森羅万象に生かされていること...。
それらが人を強くするのだと思います。
生きて行き、死んで行ったあとの人間にもつながる、
永遠に大切なことなのです。