学校検診が、毎年6月ぐらいに行われていますが、
学校検診で虫歯無し、と回答が来ていても、ぜひこの時期は歯科に行かれて下さい。
もう12月、年末ですが...
もし「あら、大丈夫かしら?」と気になったら、
その時はすぐに歯科に行きましょう。
最近の小学生、特に低学年の皆さんは、
虫歯よりも歯並びや咬みあわせに問題があることが多いのです。
関連させて言えば、乳歯が二本くっついている癒合歯、永久歯の卵が少ない
先天性欠損、逆に多く不必要にある過剰歯は、
レントゲン診査を必要とします。
これは学校検診では指摘されない、指導されない場合も多いです。
最近は学校検診でも歯並びはもちろん、要注意乳歯を検診時によく診てくれているようですが、
本来、あまり子供さんに接する機会がない、いわゆる一般歯科(一般歯科、という標榜は標榜名として本当はないのですが...わかりやすいので...)の範囲を診察することが多い歯科医師が、歯並びや咬みあわせを診察する眼を持つには、経験値が必要になります。
当院は兄弟姉妹さんで、どなたかが虫歯が大変多くて通院されているケースで、
たまたまついてきた、という兄弟姉妹さんを診察することが多いのですが、
「学校検診で虫歯がなくて、歯科に行ったことがない」というお子さんに、
歯並びや咬みあわせに問題があったり、歯の本数に異常が見られることがあります。
虫歯がないから歯科はいいか...で歯科から遠ざかっているまま、
歯並び咬みあわせが手遅れになっていることがあります。
ぜひ、学校検診で虫歯がなくても、歯を痛がらなくても、
歯科に行きましょう。
小学生(特に低学年)のうちは、歯並び咬みあわせや、
永久歯の生えかわりをチェックしておく大切な時期です。