私の生まれ育った地域には、沖縄出身の人達が
多く我が家のテレビの前に大人達が集まって
復帰のニュースを見ながら泣いて喜んでいた
のを覚えている。そうそう、うちの祖母が
「あんたらも、今日からニッポン人になったん
やさかいにあんじょう、きばりなはれや」と、
今なら、かなりの問題発言になるようなことを
言っていた。まさか自分の孫が大人になって
沖縄本土から遠く離れた離島で暮すなんて
思いもしなかったことだろう。
本土復帰をどのように捉え、生活がどうかわったか
新聞に特集記事が載っていた。「米軍基地問題の
未解決が残念」これはすべての人の意見では]
ないだろう。「ライフラインが整い生活が楽に
なり、情報が早くなった」と言うのが大方の意見。
意外と多いのが、本土へ行き来するのに
パスポートがいらなくなった事で本土復帰を実感
している人が多い。右側通行から左側通行へ、
そしてドルから円への移行。きっと私など想像も
及ばない激動の時代を乗り越えてきた人たち。
それにひきかえウチの母親ときたら
「沖縄出身の子を何人か雇ったのに、誰も英語が
話せないのや、どう思う」と愚痴って電話を
してくる。我が母親ながら、情けない・・・・
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