鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
今日の福岡の日没時間は19時8分。
18時50分頃、
カメラを持ってマンション最上階へ・・・
18時54分
ネズミ色の雲の層から、
夕陽が降りて来た。
でも、夕陽としての形を成していない。
18時56分
ちょうど、飛行機がやって来た。
1985年8月12日の、この時刻、
日航のジャンボ機が御巣鷹の尾根に墜落。
乗員乗客あわせて520人が犠牲になった。
東京羽田発、大阪伊丹行きで、
福岡行きに乗り継ぐ予定の乗客もいたようだ。
母の古い友人の親族も、
犠牲になったと聞いている。
あれからもう35年か・・・
今日の夕陽は、滲んで、滲んで・・・
いつまでたっても、
はっきりと形を現さない。
そのまんま、ビルの谷間に沈んで行く。
最後の最後に少しだけ、
夕陽としての意地を見せてくれたかな。
ペルセウス座流星群、
今夜22時頃がピークらしいけれど、
見ることが出来るかな~?
今現在の空は、
薄雲が時折流れて行ってる感じだけれど、
それよりも、問題は・・・ 蚊!ね。
仕事場のそばの虫さんポイントを、
久しぶりに覗いて見た。
ヤマトシジミが、
ミント系の花に来ているなんて、
珍しいな~と・・・
でも・・・
あれ~!
この子、ヤマトシジミじゃな~い!
ヤマトシジミとは、模様が違う!
ちなみに、ヤマトシジミはコチラ 👇
ヤマトシジミの模様の特徴は、
後翅の斑紋が弧を描くこと。
そして、この子には、
前翅の内側の方の、小さな斑紋がない。
よくよく見れば、この子、
黒いつぶらな目をしている。
ルリシジミか・・・?
蔵の中から、ルリシジミを引っ張り出すと・・・
やっぱり違う。
ルリシジミは、
〇の中の斑紋が二つに分かれるけれど、
この子は、くの字に曲がってひとつ。
あ、アブさんがやって来た!
アブさんも気になるけれど、
今は、この謎のシジミ蝶に集中、集中!
ヤマトシジミでも、
ルリシジミでもないのは確かだけれど、
じゃあ、いったい、誰なんだろう?
表翅、見せてくれないかな~。
ん~、見せてくれないね。
帰宅して、調べてみたら、
ヤクシマルリシジミのようだ。
紀伊半島南端、徳島県、九州南部以南と、
南西諸島に分布する南方系の蝶だけれど、
ここ福岡でも目撃情報が増えている模様。
今回は見ることは叶わなかったけれど、
オスの表翅のブルーは、
ルリシジミの仲間の中で、
1番鮮やかで美しいらしい。
あ~、見たかったな~!
盆休み明けに、再チャレンジだ!