土曜日の散歩道で、
割とゆったりと飛ぶ黄色い蝶を見つけた。
最初はキタテハかな~?と思ったけれど、
なんか違う。
どこかに止まってくれるのを待ちながら、
アレ、この蝶、もしかして~!?
ああ、やっぱり・・・
もう一度逢いたいと願っていた蝶、
タテハモドキ!
なんと言う偶然!
なんてラッキー!
ただ単にそう思っていたけれど・・・
春には見ることが出来なかった裏翅、
今回はちゃんと見せてくれた。
この風でユラユラする葉っぱの上では、
なかなか翅を広げてくれない。
場所を変えてくれるのを、
ひたすら待った。
よ~し!
もう少し開いて~!
もうちょっと、前翅を上に!
後翅の目玉模様、見せて~!
ダメ・・・ ここまでだった。
勿体ぶるように、
ほんのちょっとだけ覗かせて・・・
意地悪~!
なので・・・
春に出逢ったタテハモドキの写真を、
引っ張り出した。
そして・・・
なんか違うな~と・・・
調べてみたら、
今回出逢ったタテハモドキは夏型。
秋型は、裏翅はもっと枯葉っぽく、
そして目玉模様もなく、
角張った翅形をしているらしい。
春に撮った写真に、
残念ながら裏翅は写っていなかったけれど、
その角張った翅形から秋型だったかも、と・・・
並べて見たら、違いがハッキリするかな?
👆春に出逢った、たぶん秋型のタテハモドキ
👆今回出逢った夏型のタテハモドキ
と、言うことは・・・
春に秋型の子が飛んでたってことは・・・
ここで、越冬してた!?
2000年頃に、
福岡でも確認され始めたタテハモドキ。
その頃は、さすがに福岡での越冬は、
無理だろうと言われていた。
それから20年、
温暖化を超え、
確実に熱帯化して来ている。
こんな南方系の蝶が見られるのは、
嬉しいことだけれど、
手放しでは喜べない現実がある。