昨日、月曜日、
そろそろ咲いているのでは?と、
ブロック塀越しに、
仕事場の、お隣の敷地を覗き込んだ。

フジバカマ、咲いていた。
ここには、少しだけフジバカマがあって、
淡い紫と白い花を咲かせる。
私が待っていたのは、
フジバカマではなく、
そこに立ち寄る旅する蝶アサギマダラ。
数年前、ここで初めて出逢った。
あれから毎年この季節、
アサギマダラの来訪を、
心待ちにしていたのだけれど、
なかなか巡り合えずにいた。
彼らは旅の途中、
一日、いや半日ほどしか滞在してくれない。
今年も駄目なのかな~と、
半ばあきらめかけた時・・・

カメラの前を横切ったのは、
まぎれもなくアサギマダラ!

信州あたりから、南の島への旅の途中、
ひと時の休息に立ち寄ってくれた。

よくここに、
フジバカマがあるの見つけたね。

数年前に出逢ったアサギマダラと、
同じはずはないんだけれど、
思わず、お帰り!と言ってしまう。

ここでゆっくり休息して、
栄養補給して行ってね。

光の加減で、裏翅の色が違って見える。

このアサギマダラはオス。
後翅の端っこに、黒い斑紋がある。
オスだけにある性標。

フジバカマにやって来るのは、
オスだけ、と、何かで目にしたけれど、
本当?
何故なんだろうね?

フジバカマには
ピタジリン・アルカロイドという毒物があり、
この毒物はアサギマダラの雄の
性フェロモンを分泌させる。
旅する蝶アサギマダラは、
毒性の植物(フジバカマなど)を
吸蜜することで体を毒化し
鳥などの捕食から逃れる。
《クロスロードふくおかより》
ほ~、そう言うことか・・・

ブロック塀越しなので、
上から目線の写真しか撮れず、残念。

下から見上げて、
秋空をバックに撮ってみたいな~。

群れなすアサギマダラも見てみたい。

海を渡っている姿も・・・

海の上の旅は、過酷だろうな~。
疲れたからと言って、
休む場所もないのだから・・・

いつも思う。

この地球の上で、
人間ほど非力な生き物はないと・・・