車中泊なんてしないから、
車載トイレなんか必要ないし、興味ない。
そう思われる方がほとんどだろう。
でも今回の記事は是非見て頂きたい。
きっと見て損はないと思う。
私のブログを訪れて下さる方には、
鳥さん好きや、山野草好きの方が多い。
探鳥のためなどに野山をウロウロする時、
マイカーを止めた場所が、
いつも必ずトイレ完備の駐車場だろうか?
私の経験上、
な~んもない林道の入口だったり、
田んぼの脇道だったり・・・
整備された公園や、
『〇〇市民の森』的な場所じゃなければ、
必ずしもトイレがあるとは限らない。
歳を重ねると、トイレも近くなりがち。
小さな子供さんは、我慢が出来ない。
これからシーズンのお花見や、
野外のイベントなどでは、
仮設のトイレが設置されてはいるけど、
長蛇の列、なんてことも・・・
男性ならば、そのへんでちょっと・・・
ってこともあるだろうけれど、
女性はそう言うわけにはいかない。
あ・・・
前置きが長くなってしまった。
今回の記事は、たぶん長くなる。
その上、長めの動画まで貼り付けている。
どうかお時間がある時に、
ゆっくり見て頂ければと思う。
まずは、私の車載トイレ遍歴から・・・
私が車中泊を始めたのは2018年。
あまり知識も情報もないまま、
勢いで始めてしまった。
車中泊をするのは道の駅だったので、
トイレの心配は特になかったけれど、
念のため、万が一に備えて、
市販されている携帯トイレを購入した。
こう言うモノ、初めて購入して、
しげしげと眺めたが、
「これって使える?」と不安が・・・
こんな段ボール製の簡易トイレが、
販売されてることは知っていたけれど、
狭い車の中に置くのは躊躇われる。
この携帯トイレ、初めての経験なので、
自宅で練習のため使用してみた。
正直言って、非常に難しい。
男性だったら、
何の問題もなく使えるだろう。
ただ突っ込めばいいんだから・・・(笑)
女性でも、洋式トイレに腰かけてなら、
まだいいかも知れない。
でも、使用するのは車の中。
和式スタイルでやらなきゃいけない。
そんな不安な面もあったけれど、
使うこともなく月日が経ち、
2019年夏、車がN-VANになった。
これから、
車中泊の頻度が高くなるだろうな~と、
そう思っていたある日、
猫トイレの掃除をしていて閃いた。
どうせ車の中だから和式スタイル、
だったら、この猫トイレを応用すれば・・・
我が家の猫トイレは、すのこタイプで、
トレーには新聞紙を敷いた上に、
ペットシーツを重ねて使う。
コレは、猫たち用の携帯トイレ。
以前、実家に猫を連れて行く時、
車の中や実家で使っていた。
中に新聞紙とペットシーツを敷き、
ヒノキの猫砂を入れて持って行った。
とっくに出番のなくなったコレを、
今度は人間様のトイレとして、
リユースさせてもらおうと考えた。
猫トイレと、基本的には同じ。
処理する時のことを考え、
事前にビニール袋をセットして、
その上に新聞紙とペットシーツ。
で、和式スタイルにて使用。
お~い、君のトイレじゃないよ~!
使用後はビニール袋の口を閉じればOK。
自宅に持ち帰る際も、
この猫トイレに入れた状態でいいので、
苦にならないだろう。
ただ、この薄いペットシーツの、
吸水性は大丈夫だろうか?
吸水力の高い厚めのシーツの方が、
いいのかな~?
そうすれば、新聞紙は不要だろう。
そしてホームセンターをウロウロしてる時、
見つけたのが、コレ。
大人用紙おむつのフラットタイプ。
ペットシーツより大きは2倍近く、
厚みは3倍以上はありそう。
猫トイレにセットすると、
かなりはみ出すけれど、
これだと、2回は使えるんじゃない?
な~んて、ひとり悦に入っていた。
でも、ず~っと使う機会ナシ。
居候は来るは、コロナは流行るは、
去年なんて、とどめの骨折。
車中泊する機会がほとんどなかった。
そして、この車載トイレの出番が、
やっと訪れたのは去年の秋。
車中泊場所は道の駅で、
トイレはもちろんあったのだけど、
真夜中、急な土砂降りに・・・
傘はあるけど、使いたくない。
ビショビショに濡れた傘を、
車内に持ち込みたくない。
よし、こんな時こそ、あのトイレだ!
でもここで、誤算と言うか、
想定外の問題発生!
トイレを使用するスペースがない!
もう半分寝ていた時間帯、
車中泊用のマットは敷いているし、
寝袋や毛布が散乱している。
どこであの和式スタイルを決める?
万が一のことを考えたら、
マットや寝袋や毛布の上では無理。
あ~と思いつつも、それらを片付け、
80x80㎝程度のスペースを確保。
なんてこった・・・
トイレ自体は問題なく使用出来たのに、
コレを使う可能性が高いのは夜。
その度に、スペース確保のため、
ゴソゴソ片付けなきゃいけないなんて、
面倒なこと、この上ない。
なんかいい手はないかな~?
ず~っとそう思っていた先週、
YouTubeで、ある方の動画を見た。
40代女性のママキャン!さん。
今回、斜め上行く発想で、
目から鱗の車載トイレを、
紹介して下さった!
17分超の長い動画だけれど、
車載トイレの作り方、
使用方法については、
前半部分にまとめられているかな?
これ見て、即マネしよ~!と思った。
使用されていたBOX、
これとほぼ同じサイズのBOXは、
自宅にあったはず。
職人さん御用達の武骨なブルーのBOX。
ともかくコレに、またがってみた。
ふ~ん・・・ こう言う感じか~。
このブルーを使ってもいいけど、
私としては、フタ付きがいいな~。
で、ホームセンターへGO!
フタ付きのBOXを購入。
大きさも、ほぼ同じ。
税込み600円超だったけれど、
100均のモノより、
強度があるんじゃない?って思う。
このクッションは、
私は要らないかも~と思った。
家にあったブルーのBOXに、
3分間ほど座ってみたけれど、
そんなにお尻が痛いとは感じなかった。
それにコレ、かさばりそうだし・・・
でも、セリアを覗いたら、
違うタイプのがあったので一応購入。
ただ、長さが30㎝だったので2本。
端っこを2㎝ほど切り落とした。
うん、バッチリ。
これじゃ、お尻痛いと思われる方は、
発泡スチロールの方をどうぞ。
こう言ったビニール袋や・・・
ペットシーツは、以前からあるので、
他に購入するモノは、何もない。
大人用紙おむつもセットしてみた。
その時その時の状況に応じて、
ペットシーツと紙おむつ、
使い分ければいいだろう。
ビニール袋類と、シーツ類、
そしてクッションを入れて、
フタをしてしまえば・・・
車の中にポンと置いていても、
誰もコレが車載トイレだなんて、
夢にも思わないだろう。(笑)
ともかく、簡単に、お安く出来る!
女性でも使いやすい!
車のシートの上で使えるので、
どんな車でもOK!
2シーターの天井の低いスポーツカーは、
ちょっと使いにくいかもしれないけど・・・
そして、最悪、万が一の『大』もOK!
なんて素晴らしい!
これで、真夜中に、
寝袋やマットを片付けなくて済む。
フタの上に腰かけはしないけれど、
本体には腰かける。
それは、いいのかな?
収納以外の用途であることは確か。
まさか、トイレに使われるなんて、
思ってもいなかっただろうな~(笑)
ママキャン!さんも、
何度も言及していらっしゃったけど、
ご使用にあたっては、
ご自分の体重と相談の上、
くれぐれも自己判断、自己責任で!
もしも壊れて、
大変な目に遭ったとしても、
この車載トイレを紹介した私も、
発案したママキャン!さんも、
そしてBOXのメーカーさんも、
誰も責任は一切負わないので、
そこのところは悪しからず・・・
この記事を書きながら、
あ~、あの時、コレがあったら、
どんなに良かっただろうと思った。
数年前、ある地域での豪雨災害。
猫を飼っていた知人は、
避難所の中に入ることが出来ず、
猫たちと共に何日も何日も車中泊。
仮設トイレがあっても、
不便な思いをしたことだろう。
自然災害大国の日本、
いつ自分が巻き込まれるか分からない。
備えあれば、憂いなし。
一家に1個、車一台に1個、
いや、一人に1個あるといいかも~。