おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

MUSIMUSI 2021/05/22 ② 里山の象さんたち

2021年05月23日 16時24分55秒 | 虫さん

パッと見た時、
ちっちゃな茶色いカエルが、
鎮座しているのか? と、思った。



よく見たら、ゾウムシのカップルだった。



それも、ノミの夫婦だ。
昆虫界では良く目にする光景ではある。



そのお背中の模様から、
ハスジカツオゾウムシと判明。
大きさは11mm前後。
菊の害虫とされている。



別の場所で、
お背中の模様が鮮明な個体を見つけた。
いや・・・ 個体じゃなかった。
脚が多すぎ~!



こう言うことデス。



こっちのカップルは、体格が対等ね。



菊の害虫って言われているけれど、
この里山では、そんなの関係ねぇ~!
産めや、増やせや、ワッショイ!状態。




この里山を訪れるまで、
あまりゾウムシに逢う機会はなかった。
そんなゾウムシの中で、
一度はお目にかかりたいと願っていたのが、
オジロアシナガゾウムシ



あ、ワタクシ、鳥の糞ですから~、
どうぞ、お気になさらないで・・・

そんな佇まいでじっとしていたけれど・・・


私は君に逢いたかったんだ~!
見逃すはずが、ないっ!



よく、パンダみたいって、
言われているようだけれど、
この格好は、コアラみたい(笑)



何とも言えない、ヒョウキンなお顔立ち。



鼻(?)の辺りなんかは、
鳥さんのクチバシみたいにも見える。



あ、動き出した。




動いている姿は・・・
やっぱり、パンダだった~!



一度は、逢いたいな~。
そう思っていたゾウムシに逢えたのは、
先日、トリアージの末、レスキューした、
あのゾウムシの恩返しだったのかも~。

なんちゃって・・・






MUSIMUSI 2021/05/22 ① 里山の飛べない虫さん

2021年05月23日 12時27分58秒 | 虫さん
GWの里山の虫さんシリーズが、
やっと終わったと思ったのに、
ま~た始まってしまった~!

今回も、撮りに撮って900枚超!
昨夜のうちに、500枚程に絞り、
ファイル分けまではしたけれど、
そこでギブアップ。

前回から、20日も経っていないのに、
初めての方々に遭遇する率の高さ!
身元確認が大変・・・と、
嬉しい悲鳴を上げている。

今日は、その中でも、
特に印象的だった方をご紹介。




葉っぱの上から、
不思議な眼をした虫さんに、
じ~っと見つめられているのに気付いた。




一見、蜂のようなスタイルだけれど、
ハエだね~、この子。



葉っぱを手繰り寄せても、飛んで行かない。

あ・・・ 翅が・・・



片方の翅が、縮れて伸びきっていない。
羽化不全・・・ だろうな~。
これじゃ、飛べないはずだ。


じゃあ~、ちょっとだけ、
オバチャンと遊ぼうか・・・



指を差し出したら、
トコトコと歩いて乗って来た。
面白いお顔してるね~。



斜め45度は、ちょっと怖いかも~(笑)


お名前はすぐ判明。

ヒゲナガヒロクチバエ

ネットでいろいろ見ていたら、
ガスマスクを付けたような顔、
と表現されていた。
うん、まさにその通り!

そう珍しい虫さんではないみたいだけれど、
イマイチ情報が少ない。
あるサイトでは、
分布は本州、四国となっていたけれど、
ここ、九州だし~。



さ~て、他のお初の虫さんたちの、
身元確認を急がないとね!
またしばらくは、
虫、虫、虫・・・ と続くので、
何卒ご容赦を!






クロアゲハ ~飛べない蝶~

2021年05月20日 22時43分18秒 | 虫さん

ある日、
林道の入口辺りを歩いていたら、
足元に綺麗なクロアゲハがいた。
動かずにじっとしていたので、
羽化したてなのか?と思った。

手乗りしてくれないかな~と、
指を近づけたら・・・ 
逃げた。
飛ばずに、地面を這いずるようにして・・・



えっ!?
飛べないの?

まだ、飛べない、なのか、
ただ、飛べないのか?



表翅の方から見たら、
前翅に穴が開いていた。
たった、と言ったら申し訳ないけれど、
このくらいの穴のせいで、飛べないのか?



尾状突起の辺りには、なんの損傷もない。
何か他にダメージを受けているのかも知れない。



可哀想だけれど、
私は、何もしてあげられない。






アワダチソウグンバイ ~ちっこい、ちっこい、不思議な虫さん~

2021年05月19日 11時10分31秒 | 虫さん

軍配虫と言う小さな虫がいるのは、
写真を見て知っていたけれど、
この春、初めて遭遇した!




アワダチソウグンバイ
所属は、カメムシ目。
北米原産の外来種で、
日本で確認されたのは、1999年、
兵庫県西宮市とされている。
現在は、本州、四国、九州 に分布。

まあ、見れば見るほど、不思議な虫だ。
何故にそんなにも、その小さな体を、
デコレーションする必要がある?

どのくらい小さいか?と言うと・・・


3mm前後と言われている。
米粒より、小さい。




ここからは、
おばVANの勝手な妄想劇場。




後姿が気に入って、
「ね~、彼女~、俺と付き合わな~い?」




「あら、アタシと?」
と、振り返る彼女。

「げ! 後姿は可愛かったのにな~」
と、内心思う彼。




「あ、俺、用事思い出したんで~」






雲雀

2021年05月18日 11時59分31秒 | 鳥さん
春、真っ青な空から、
雲雀のさえずりが降り注いでいた。

当てずっぽうに、
パシャパシャやっていたら・・・


1枚だけ、撮れてた!



そんなに田舎に行かずとも、
雲雀の声は割とどこででも聞こえる。
でも、その姿を目にするのは、
なかなか難しい。

とんでもなく高く舞い上がって、
見えなくなってしまうし、
地上に降りたら、降りたで、
その見事な保護色で見失ってしまう。



そんな雲雀に、先月やっと逢えた。



車中泊明けの早朝。
まだ田起こし前の田んぼで、
何かが動いているのに気付いた。




え、雲雀!



こんなに近くで逢うのは初めて!



う~ん、この羽の模様、色じゃ、
遠目には、田んぼと一体化しちゃうね。



おっきな目だね~。



あ、冠羽が立った!



雲雀は、雌雄同色。
メスにも冠羽はあるけれど、
冠羽を立てることはあまりないそうだ。
と言うことは、この子はオス?



春の風物詩として、
誰もが知っている身近な野鳥、雲雀。
だけど、やはり、
都市部では、その数を減らしているらしい。