鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
ギチギチギチギチ・・・
月曜日の朝、仕事場に着いた時、
モズの声が聞こえた。
どこにいるのか探したけれど、
分からなかった。
火曜日の朝は、ヒ~、ヒ~、ヒ~ッと、
ジョウビタキの声。
モズとジョウビタキ、
彼らが姿を見せ始めると、
いよいよ本格的な秋が始まる。
・・・って、
まだ姿、見てないんだけど~!
昨日のお昼休み、
ちょこっと散歩に出掛けた。
ホトトギスの花が咲き出した。
正直なところ、
この花、あまり好きじゃない。
だけど季節の花だし、とりあえず・・・と、
足を止め、カメラを向けていたら、
頭上に気配を感じた。
見上げると・・・
ジョウビタキ~!
男の子、ジョビ男だった。
と言っても、この写真じゃ、
分からないよね~(笑)
この1枚だけシャッター切ったものの、
すぐにどこかへ飛んで行っちゃった。
悔しいな~。
少したって、ジョビ男の声が聞こえた。
声を頼りに探して見たら・・・
いた~!
きっと、アレがジョビ男だ!
遠いし、逆光だしで、
分かりにくいけれど・・・
紋付着ているので、間違いないね。
・・・と、
『ジョウビタキが福岡に帰って来た!』
その証拠写真しか撮れなかった。
ま、仕方がない、
備忘録として、記事にするか。
そんな風に昨日の時点では、
思っていたんだけれど・・・
今朝、仕事場に到着したら・・・
モズ、いた~!
女の子、モズ子だ!
ここにやって来るのは、例年モズ子。
モズ男は、見かけない。
ジョウビタキの方は、
男女入れ替わったりするけれど・・・
あ~、これで福岡にも、
本当の秋がやって来た!
セイダカアワダチソウ(背高泡立草)は、
明治時代に切り花用として、
北アメリカから持ってこられたのに、
その旺盛な繁殖力のため、
今では厄介者扱い。
要注意外来生物にまで指定されている。
でも、虫さんたちにとっては、
花が少なくなって行くこの時期、
大切な蜜源。
今日は、川辺のセイダカアワダチソウに、
やって来ていた虫さんたち。
ヒメアカタテハ
セイヨウミツバチ
もうひとり、隠れてた。
ツマグロキンバエみたいね。
ベニシジミちゃん
なぜか、ベニシジミには、
「ちゃん」を付けたくなるワタシ。
セイダカアワダチソウに、
じゃなかったけれど・・・
おまけの、ヤマトシジミ。
前日の天気予報では雨じゃなかったっけ?
日曜日だけれど出勤の居候デカ猫、
幸い遅番だったので、ゆっくり起きて、
晩ご飯用の猫弁作って、
後は、家の中のことを、
ゴソゴソやるつもりだった。
でも、雲一つない青空見たら、
これは、もう、散歩行くしかないでしょ!
桜の葉っぱが色付き始めていた。
川岸に立つと、
まるでネッシーのような鵜が泳いでいた。
カワウかな。
泳いでいる時、尾羽は水の中なんだね。
川の中の砂地にも数羽の鵜。
あ、コガモもいた!
今季、初めて見るコガモたち。
私の気配に、
鵜たちは一斉に飛び立ったけれど・・・
コガモたちは・・・
「何かあった?」って感じ。
対岸の木立の天辺にダイサギ。
まるで置物のように鎮座していた。
空の青にも染まず立ち尽くす・・・ね。
アオサギがやって来た。
何処へ行くのかな?と眺めていたら・・・
ダイサギがいた所目掛けて降り立った。
ダイサギは、たまらず避難。
アオサギは、ダイサギを追っ払った、
そんなつもりはないんだろうけれど、
結果として、乗っ取った格好に・・・
そこ、見晴らし良さそうだもんね。
目の前の川面スレスレを、
数羽の鳥が飛んで横切った。
少し銀色に輝いていた鳥さん。
誰だろう?
川岸に降り立ったけれど、遠い。
シギかな?と辛うじて分かる距離。
少し近づいてみた。
イソシギだね。
この川辺で見かける時は、
いつも1羽でウロウロしているイメージ。
こんなに数羽一緒にいるのは初めて見た。
イソシギたち、4羽だった。
気付かれぬようコッソリと、
もうちょっと近づいてみた。
今、川の水が多くて砂地の露出が少ない。
餌になるものを求めて、
こんな所をウロウロしているのだろう。
フライングキャッチ、成功した?
4羽集まったと思ったら・・・
仲良く飛んで行っちゃった。
キリコロ、キリコロ・・・
カワラヒワの声が聞こえた。
その可愛い声を頼りに探したら、
あのコムラサキの柳の樹の枝に・・・
声も可愛いけれど、姿も可愛い。
そして、その色が好きだな~。
先日、五ケ山クロスのモンベルで、
帽子を買ったんだけれど・・・
ハットストラップは、別売りだった。
ハットストラップ、
一応チラッと見てはみたけれど、
好みの色のモノがなかった。
オンラインショップでも確認したけれど、
カラフルな明るい色味のモノか、
単色のモノは、黒かネイビーだけ。
ちなみに、
モンベルのハットストラップはコレ 👇
大きな負荷がかかった時、
フックが外れる安全設計らしい。
さすが、モンベル。
でも私は、山登りで使う訳じゃなし、
帽子の色と同じ、
アースカラーのモノがいいんだけどな。
そして、そのお値段見てビックリ!
880円ですと~!?
高っ!
こんなの、500円が限度だよね~と、
ケチな私は思った。(笑)
当然、買わない。
清算の時、レジの人に、
「ハットストラップは、
よろしかったですか?」と聞かれ、
さすがに「高いから・・・」とは言えず、
「ハットストラップは持ってるから」
咄嗟に、そう言っちゃった。
嘘ではない。
今まで被っていた帽子のを使えばいい。
コレ・・・👇
真っ黒クロスケの地味~なの。
別に、オバサンのハットストラップが、
地味~だろうが、カラフルだろうが、
誰も見ちゃぁいないさ。
でもね・・・
気に入らない色のモノを、
身に着けていることほど、
気分の悪いことはない。
翌日、新しい帽子に、
あの地味~な黒のストラップを付けて、
近所の散歩に出掛けた。
その時、手にしたデジカメを見て、
ふと思い出した。
春に左手首を骨折して、
デジカメを持つのにも難儀して、
万が一、デジカメを落下させたら大変と、
手作りしたストラップを付けていた。
100均で購入した紐に、
金具を付けただけの簡単なモノ。
あ、そうか・・・
ハットストラップも、
好みの色の紐で作ればいいんだけや~ん!
早速、100均へGo!
ほ~ら、あるじゃないかっ!
イメージ通りの色の紐!
あと、小さなナスカンを購入。
4個で良かったけど、5個入り。
ま、100均の製品だもん、
壊れることもあるだろうから、
予備にちょうどいいか・・・
ストッパーは、自宅にあったものを使う。
着なくなった衣料品などを処分する時、
こういうモノだけは、
外して取っておく癖がある。
いざ、作製!
ハットストラップには、60cmは必要。
100均の紐は2.5mあるので、
4分の1しか必要ない。
測ることもなく、4等分してチョキン。
ストッパーを通して、
ナスカンを取り付けて、
あっという間に完成!
ストッパーは、穴二つタイプがあったので、
紐のすっぽ抜け防止の必要はないだろう。
ナスカンへの取り付けは、
なにか金具なりを探したけれど、
ちょうど良いものが見つからず、
チクチクと糸で縫い留めた。
あまりにも雑な出来栄えに、
アップの写真は自粛。
まあ、見えない部分だから、いっか~と・・・
紐は4分の1使用で、27.5円。
ナスカンは、2個利用で44円。
ストッパーはタダだから、
ストラップ1本あたり、71.5円!
帽子本体と同系色のハットストラップ。
やっぱり、コレが、
私には1番しっくり来る。
もし、あの時、モンベルに、
アースカラーのストラップがあったら、
880円を高いと思いつつも、
買ったかもしれない。
でも、無かったんだもん。
気に入らない色のストラップに、
880円は出せない。
モンベルの商品と比べちゃなんだけれど、
手作りしたら1本100円以下で出来た!
ある意味、あの時、
気に入った色のモノがなくて良かった。
私、ケチなので・・・
昨日の昼下がり、
仕事場の外を飛ぶ黒っぽいものに、
目が釘付けになった。
黒の中に、白が見える。
チラッと、赤・・・
ナガサキアゲハのメスかな~?
それにしては、サイズが小さい。
えっ、青も~!
生垣の中に舞い降りたので、
気になって見に行った。
え、ええ~っ!?
これって、もしや・・・
慌てて、カメラを取りに戻る。
お願いだから、
そこから動かないでね~!と祈りつつ・・・
良かった!
まだ、いてくれた~!
コレは、アレだ、アレ!
サツマニシキ~!
日本一美しい(南方系の)蛾
と、言われている。
ホント錦と言う名に恥じない美しさ。
宝石を散りばめたようだ。
サツマニシキは、マダラガ科の蛾。
本州(紀伊半島あたり)から、
南西諸島まで分布。
成虫は、日中活動し、
樹の花の蜜にやって来る。
幼虫はヤマモガシの葉のみを食べる。
そのため、ヤマモガシの減少と共に、
数を減らしているらしい。
山口県では絶滅危惧種に指定されている。
こんな所で、お目にかかれるとは、
私って、ラッキー!
あ~、カメラ間に合って良かった~。
それにしても、最近、
虫神様、気前がいい。
気前が良すぎて、怖いぐらい。
何か、企んでいらっしゃるのでは・・・