“きみのや”のマンプク日記

ここは赤ちょうちん“きみのや”。
あなたの心にポッと温かい火が灯りますように。
そんな私の、日々のあれこれ綴ります。

私にできること。

2013-09-23 10:57:19 | 雑記

私たちのまわりには、年下の困った子たちが何人もいます。

そしてみんなに共通していることは、

自分で自分がわからない、なにを悩むのかさえわからない、

人のことが信じられない、頼ったことも甘えたこともなくて、

まるで自分ではない、もう一人の自分を作ってぎりぎりの境界線で生きているような。

その不自然さに気がついて、原因を探ったり何かを知ろうとするエネルギーがあればよいのですが、

まだその状態にすらなっていない子たちが多いのです。

親に安心感を持てなかったり、恐怖や怯えを伴う辛い経験を繰り返したこどもは、歳を重ねても小さい子どものまま。

仕事や恋愛がうまくいかないのは、そんな原体験がいつも影響してる。

こんな子たちを間近で見ていると、そのこころの仕組みが私には手に取るようにわかります。

まわりにいる人たちにできることは、

個人を認めてあげる、ほめる、よかったね、えらかったね、がんばったね、と言ってあげること。

それから一緒にごはんを食べて、たくさんあるからゆっくり食べていいよ、安心してゆっくり食べていいよ、

と言ってあげること。食べ物やお酒をひとつひとつ“味わう”楽しみを教えてあげること。

そして、時には叱ってあげること。

なのだなと思います。

自分の経験でわかったこと、感じたことを、まるで自分の子どものような彼らに、

そろそろ伝えられる時期に入ってきたのかな。

そんな人生のあれこれ話を、大人たちで語った昨夜のメニューは、

おでん、ポテトサラダ、いかなごの天ぷら、ツルムラサキの卵とじ、キャベツのツナ煮、あなご飯。

近江の美味しい純米酒とともに。

 

 

 

 

 

 


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