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前回ブログ記事でご紹介しました
登録有形文化財になっている会場、
愛知県一宮市、墨会館でのピアノコンサート
印刷物が出来上がりました。
ピンクの花柄、春らしいデザインです。
市販のテンプレートを使った手作りです。
だれでも簡単に作れるそうです。
出来上がった印刷物、関係者にお配りしています。
3月も土曜日の午後からの小さな会場での
ミニコンサート開催しています。
次に出演するコンサートは3月20日
土曜日の午後4時15分から30分間です。
3人の出演者がロマン派のピアノ作品を演奏。
そのうち一人はショパン、もう一人はリスト、
そして私がシューマンの作品を演奏します。
司会者さんと当日の打ち合わせをしました。
お客さまには小学生もいるので、
小学生にもわかる解説をしたいとのこと…。
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会場近くのケーキやさんで打ち合わせ
「”愛の夢”、”献呈”を演奏されるAさん、
この曲作ったリストっていう作曲家、
一言で言ってどんな人ですか?」
「そうですね。リストってピアノの達人、
超難しい曲を自作自演、楽々と弾きこなし、
それをみんなにアピールしていました。」
「”俺のピアノ、すごいだろ~!”
”俺って天才かも…!”」って印象に
思われがち…。実際、本人も
そう思っていたかもしれないよね。」
「そんな一面もあるのですが、
晩年は、宗教の世界に入り、神学を修め
派手なパフォーマンスとは無縁の曲も…。
宗教曲もたくさん作っています。」
そんな言葉がありました。
「シューマンの作品を演奏される
歴女ピアニストさん、シューマンって、
一言で言って、どんな印象ですか…?」
「一言で言って…。
私はシューマンはかなり”変人”だと思います。」
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「ではどんなところが”変人”…?」
「ピアノ上達のため、弱い指をトレーニングしようと
自分で工夫して、変な器具を作っちゃった。」
「それでかえって手を痛め、結果的に
ピアニストの夢を絶たれてしまった…。
普通の人は、こんなことはしないでしょ。」
「今度演奏するシューマンの作品、謝肉祭の中にも
シューマンの変人的要素、いっぱいあります。」
「題名だけあって、実際は演奏しない
”スフィンクス”という曲もあります。
普通の人はそんなことしないです。」
「また普通、”ドイツ風ワルツ”と訳される
”ワルツ・アルマンド”という曲なのですが、
”アルマンド”という曲は、古くからある舞曲で
4拍子のものなのです。」
「3拍子のアルマンドなんて…!
”ワルツ・アルマンド”なんてありえない…!
シューマンがイメージで作り上げた、
まったく架空のシロモノです。
私の先生が力説していました。」
「そして極め付きは…!
クライマックスの行進曲です。
3拍子の行進曲なんてありえない…!
どうやって行進するのだろうか…?」
「これらはシューマンの心の中だけにある
架空のものです。シューマン、変人です。
でも、その”変人”ぶり、面白いです。」
さて、”変人”シューマンの魅力を
どうやって上手に皆様にお伝えするか…!
コンサートまで追求していきたいです。
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