気の広場

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4444 ・・・ おめでとうございます!★ 正月のうんちく番外編 その1

2011-01-01 07:31:50 | Weblog
明けまして おめでとうございます。

  今年も「気の広場」を よろしくお願いいたします。



昨日(31日)のアクセス・ランキングをみて驚きました。


  順位: 4,444位 / 1,515,314ブログ中


4が四つ ・・・
 

4は不吉な数? ・・・ いえいえ とんでもございません。



そこで 正月のうんちく番外編を ・・・



「四段の重箱」


正式なおせち料理は 重箱を四段に重ねます。



四は 完全をあらわす「三」の上に

  さらにアンコールとして もう一段加える数です。


等級で 二級・一級・特級の上に超特級があるのも

  ・・・ 同じ発想によるものです。

三級を加えるのでは ・・・ 悲しい。



一の重 (一番上)

  「祝い肴」といって 三つ肴をならべます。

* 正月のうんちく★ お正月料理☆ おせち料理 1.を
  ご覧願います。


二の重

  これはいわば オードブル(「口取り」)。

  きんとん(金団) 柚子玉 伊達巻 などを入れます。


三の重

  海老 あわび(鮑) 鯛 など「海の幸」を入れます。

 
与の重 (四段目)

  八つ頭 蓮 くわい(慈姑) 里芋 など

    「山の幸」の煮物が中心となります。


お重に入れる品数は 奇数がよいとされています。



4が四つ ・・・ 超特級 × 四 で

     ・・・ 今年も 佳い年になりそうです。



  * エジプトで


  


正月のうんちく★ お正月料理☆ おせち料理 2.

2011-01-01 05:27:02 | Weblog
おせち料理の代表 「三つ肴(みつざかな)」 ・・・



まずは「黒豆」

「マメ(元気)に暮らせるように」との縁起かつぎだといわれますが

もともと「黒」という色は

  道教では邪除け(邪気をはらう)の色として尊重されています。


語呂合わせであるが

  マメ(元気)に暮らせるようにとの願いがこめられています。



黒豆のなかに

  節のたくさんある蚕に似たようなチョロギが赤くまざっている。


チョロギは 草意思蚕 または 朝露葱と書くが

  ・・・ 千代老木 長老貴などの字を当てることも多い。


まさに 正月の縁起物としてふさわしい。


チョロギは 中国原産で

  日本には江戸時代に入ってきたもの。


韓国語で みみずのことをチーロンイというが

  それがなまってチョロギになったといわれています。

みみずには 多くの節があり

  チョロギがミミズに似ているので

  ・・・ その名を頂戴したというわけです。


チョロギは その形から米俵を表し

  色合も含めて黒豆のなかに入れるのです。



腎臓は その形状から「マメ」ともいわれます。

つまり 黒豆は

  邪気をはらい 腎臓を養う食べ物なのです。




* 2010.11  東ブータンで





正月のうんちく★ お正月料理☆ おせち料理 1.

2011-01-01 05:26:02 | Weblog
 最近は おせち(お節)といっても特に関心をもつ人は少なく、デパートなどで安直に買ってすませる家庭が多くなっている。古いしきたりが必ずしも良いとは思わないが、歴史に洗われた祖先の尊い足跡がそこにあると思えば、私たちとて祖先と同じように明日への活力をそこに見出し得るのではないだろうか。



正月元旦の膳
 
年神様を迎えて神とともに祝い

  ・・・ 神に幸いを祈る膳がおせち料理です。



おせち料理で 何より欠かせないのは

  「三つ肴(みつざかな)」(または祝い肴)。


「三」は 完全を意味して

  全体を一つにまとめる働きをしています。



三つ肴とは

  関東では 黒豆 数の子 五万米(ごまめ 田作り) をいい

  関西では 黒豆 数の子 たたきごぼう(敲き牛蒡) をいいます。



(さて 個別の料理のうんちくは ・・・ おせち料理 2.につづく)




* 2010.11  東ブータンで




 

正月のうんちく★ お正月料理☆ 雑煮(ぞうに) 

2011-01-01 05:24:38 | Weblog
正月の食事は雑煮からはじまります。


元旦の朝 雑煮を食べる習慣は

  現在 どこの家庭でも行われているようです。


一年中 何となく餅がある時代になって

  餅にさほどの関心がなくなった現在でも

  ・・・ 正月の餅は欠かせない。


「餅代」という言葉が

  暮れのボーナスの代弁をしていることからみても

  ・・・ 明らかでしょうね。


正月の飾りつけなどしない家庭でも

  雑煮の餅で ・・・ 正月を迎えます。



年神様にお供えしたものを

  年神様とともに食べ 年神様の力をいただく食べ物です。


雑多に具を入れるので ・・・ 「雑煮」。


餅のほかに 青菜を加えるのが特徴です。

  ・・・ 「名を上げる」に通ずるからですね。



雑煮(他の正月料理も)を食べるときは

  柳の白木で少し太めにつくった「柳箸」を使います。

* 我が家でも そうですが ・・・


柳は 枝が水につかっているので

  水の霊気に清められているというわけで

  ・・・ 聖木とされています。

水面に反射した光が柳の木下から照らすので

  葉が その光の方を向いて枝が垂れ下がるわけです。


また

「家内喜(やなぎ)」にかけて ・・・ 「めでたい」といいます。


聖なる柳箸によって邪を払い ・・・ 一年の息災を祝うのです。




* 2010.11  東ブータンで