土の臭いのする家 そして母屋 母をとりまく兄妹 ・・・
都会をさすらう若者が求めているものは
そうした人並みの愛の喜びを享受させてくる
・・・ 感傷的な「母心」の居住地なのです。
母は 息子や娘を送り出すが 自分は動かずにいる。
母は よほどのことがない限り 駆け歩かない。
用事で外出していても
家のことを一刻も忘れることができず急いで帰ってくる。
都会に働きに出た子どもは
その母のいる母屋が故郷にあるのだと思うと
・・・ 安心して空しさに耐えられるのです。
母屋というのは母の居る 変らぬ 動かぬ住居のことをいいます。
動かない家と母。
その母が 野に山に 都会の街に
あるいは国の内そとに働いている父や成人した子どもらを
・・・ じいっと動かずにいつも同じところで見守っている。
そこに子どもらは母心を感じるのです。
寅さんにとっての母屋は
柴又の帝釈天の参道にある「草だんご屋」です。
その狭い古びた家があればこそ
・・・ 寅さんはフーテンでいられるわけでしょうね。
* 2010.11 東ブータンで
都会をさすらう若者が求めているものは
そうした人並みの愛の喜びを享受させてくる
・・・ 感傷的な「母心」の居住地なのです。
母は 息子や娘を送り出すが 自分は動かずにいる。
母は よほどのことがない限り 駆け歩かない。
用事で外出していても
家のことを一刻も忘れることができず急いで帰ってくる。
都会に働きに出た子どもは
その母のいる母屋が故郷にあるのだと思うと
・・・ 安心して空しさに耐えられるのです。
母屋というのは母の居る 変らぬ 動かぬ住居のことをいいます。
動かない家と母。
その母が 野に山に 都会の街に
あるいは国の内そとに働いている父や成人した子どもらを
・・・ じいっと動かずにいつも同じところで見守っている。
そこに子どもらは母心を感じるのです。
寅さんにとっての母屋は
柴又の帝釈天の参道にある「草だんご屋」です。
その狭い古びた家があればこそ
・・・ 寅さんはフーテンでいられるわけでしょうね。
* 2010.11 東ブータンで