気の広場

気の世界あれこれ・・・
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母 ・・・180. : 家庭をととのえる心 ・・・ 和服の心

2011-01-06 09:20:28 | Weblog
最近 和服も満足に着られない母が多いとのことです。

「きもの教室」は どこでも満員とか ・・・


いくら忙しい世の中で

  娘時代に着物を着る機会がなかったとはいえ

  ・・・ これでは 色と柄も分かりっこありません。


しかし それでも

和服を着ようという人が増えたことは結構なことです。



活動的な洋服でかけずり回るより

和服でデンと安居する母のほうが地域社会には必要です。



着物を着られるようになったら ・・・

おしゃれよりも

  和服のもつ伝統と安定の美と心を学び

  ・・・ それを子どもに伝えて欲しいものですね。




* 2010.11  東ブータンで






母 ・・・179. : 家庭をととのえる心 ・・・ 自然な心

2011-01-06 07:50:46 | Weblog
母は 自分の自然な心の延長として

  ・・・ 家庭をもとうとします。


だから その家庭を守ることは

  自然な人間の営みをまもる心に通じます。



合理化 人工化 物質化する家庭をもっとも憎み

  反自然的ないまの世の中に反発するのは

  ・・・ 母心として当然のことです。


「自然を破壊するな!」と

  市民運動に飛び込む母心の底には

  ・・・ 家庭愛と自然愛が一致しています。



母の家庭観 家庭管理とは

  「人間を守る」こと

  「人間の自然な喜びや悲しみを育てる」心に

  ・・・ しっかりと支えられたものでなくてはなりません。


目を 外よりも内へ注ぐ心 ・・・ です。




* 2010.11  東ブータンで






母 ・・・178. : 家庭をととのえる心 ・・・ 家庭の死 

2011-01-06 06:17:53 | Weblog
荒涼たる現代の風浪に 家庭はもまれつづけています。


家族も押し流されようとしています。



結婚し 家庭をもつということは ・・・

この非人間的な嵐から

  二人だけが肩を寄せあって 闘いぬこうという心のあらわれ

  ・・・ といってもよいでしょうね。



結婚生活とは 歪んだ現実と人間らしさとの闘いです。


もともと

  家庭は 幼い人間を外的から守るために生まれたものです。

愛しあう大人二人が共に生き

  子を保護しようとして発生したものです。



家庭のなかが 環境という外敵によって

  人間の自然さが奪われ

  機械化し 人工化してしまうということは

           ・・・ 家庭そのものの生命の死です。




* 2010.11  東ブータンで





母 ・・・177. : 家庭をととのえる心 ・・・ 防衛する人

2011-01-06 05:46:09 | Weblog
いまの社会は「物」の社会です。


人間ひとりひとりに

  落着いた精神の個室を与えてくれないほど

  ・・・ 物が氾濫している世の中です。


自動車が売れるのは

  スリルやスピードや便利さもあるが

  あの個室のなかに閉じこもる自由感が嬉しいからだ

  ・・・ という説もあるくらいです。

いわゆる 人工カプセル論です。



そうした喧騒な 大量の物と刺激が渦巻いている社会で

人間に精神の個室を与えてくれるのは ・・・ 家庭だけです。


母は その家庭を懸命に守っている。


やりくりと堅実さは

  「現代の救いの象徴」といってもよいでしょうね。



母は 家庭の力で

 人間の心の内面的秩序を防衛しようとしている人です。




* 2010.11  東ブータンで





母 ・・・176. : 家庭をととのえる心 ・・・ つつましい艶やかさ

2011-01-06 05:45:26 | Weblog
ふつうのお母さんは

豪華なレストランや一流料亭に何回もつれてゆかれると

  ・・・ もういやだといいます。


形式と虚飾が 食べものをまずくしてしまうという。

不自然なつくりものをみているような気持になる。



母は 岩清水がかすかな音をたてて滴(したた)るような

・・・ つつましく艶やかさを愛してゆきたいのでしょう。


ワンコース二万円の料理よりも

  おいしいサケ一切れのほうが

      ・・・ 満喫感を与えてくれるのでしょうね。




* 2010.11  東ブータンで