気の広場

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母 ・・・298. : 融和性 ・・・ 母の無私性 

2011-01-26 09:00:15 | Weblog
女性のすばらしさは「全相応」の性質にある といいます。


小さな個性を捨てて

  多くの人びとのなかに融けこみ 喜ばせる力のことです。


小ざかしい わがままな個性をひきたてることなく

  融通無碍に多様に 自ら投じうる能力が

  ・・・ 女性の情緒であり 愛である といいます。

父と子の喜びを 我がことのように喜ぶ

  広大で 弾力性のある精神性のことです。



化学方程式流にいうなら ・・・ ひとり遊離しない元素です。

別の元素と組みあわせ 融けあい 結びついて生きる元素です。

自分にとらわれない融合力をもち

  しかも 立派に元素としての役割と独自性を生かす。

  ・・・ それが 女性のまことの「個」の尊さです。



「自分ひとり」というような

けちくさい個性を破り捨てて 他の人びとへと投入しうる無私性

個と全体の境目をなくして悔いない人

  ・・・ それが女性であり 母です。



いまの社会は すべての人が自分を主張し

  自分の欲望の充足に熱中して 他人を省みません。

連帯感よりもバラバラの自我心を第一としている。

そこに社会的ストレスが生まれる。


その世の中に 母はあわせる必要はない。

  ・・・ 逆に 母の無私を実践してみせるのです。





* 2010.11  東ブータンで




 

母 ・・・297. : 融和性 ・・・ 意固地でない心境   

2011-01-26 06:03:57 | Weblog
たしかに 個の自覚は大切です。

自律性も個の自覚から育ちます。


だが 個とは 相手があってはじめて成り立つものでしょう。

自分をぶつける対象があってこそ「我」の存在が分かるのです。


絶海の孤島にひとりぼっちでいても 個は自覚されません。

「個」の尊さは 自分以外の人に 投げかけ映し出してみて

  ・・・ はっと分かるものなのです。



いいかえてみれば

自分を小さなセミの殻から抜け出させ

  父や子のふところへとびこませてみて

  ・・・ はじめて自分のいとしさや尊さが分かるのです。


それには 相手のなかに融けこみ 生きる喜びの心が必要です。


旧姓にしがみつこうという みじめでちっぽけな心を捨て去って

自然な心で夫と一体化しうる 意固地でない心境にならなくては

  ・・・ 真の自分は見出せないのです。

           (* 母 ・・・296.をお読みください)





* 2010.11  東ブータンで




 

母 ・・・296. : 融和性 ・・・ 精神力さえあれば  

2011-01-26 05:04:07 | Weblog
ストレスやノイローゼはイライラから起こります。


イライラとは 不安感です。

「置き去りの不安感」です。


この不安は異常な社会に適応しようとして

  適応しきれない焦りと疲労がつくりだします。


ですから

いまの社会でわめきたてられている女や母の在り方を拒絶すれば

  ・・・ 不安は解消します。

そのための精神力さえあればよいのです。


家族や子に「融けこむ心」もそのひとつです。



人々はいま 「個」を大切にしろとさかんに訴えています。

自分を捨てるなといいます。


ある女性評論家は

  結婚しても自分の旧姓を守れ

  それが女の独立心を支える ・・・ と書いています。

  夫と対等に自己主張をせよ ・・・ と唱えます。

  子に負けるな 母よ がんばれ ・・・ とはげましています。


すべては 「個」という自分を中心とする発想です。

そこにまた ・・・ イライラも生まれてきます。





* 2010.11  東ブータンで





母 ・・・295. : 融和性 ・・・ 母の姿勢を変える 

2011-01-26 05:03:04 | Weblog
つまるところ 「適応」や「逃避」は

  ・・・ 抵抗体とは無関係ということです。


抵抗体になるということは 今日の異常性に対し

何千年来人間が正しく生きるために培ってきた

  ・・・ 過去の伝統的な生活態度と精神性を頑固に守ることです。



そのために

  自然に実る食品を食し

  母乳を与え

  マスコミ情報に動かされず

  古い育児を学び

  金銭にとらわれず

  粗食し

  流行を追わず

ディスカバージャパンに引きずられないで生きることも

  ・・・ ひとつの方法でしょうね。



しかし もっと大切なことは

子どもの情緒障害を起こす外向き(現代的)母の姿勢を変え

  自然な そして「自分だけ」を守らない母となる

  ・・・ ことが一番肝心なことです。





* 2010.11  東ブータンで




 

母 ・・・294. : 融和性 ・・・ ストレス社会から逃避?

2011-01-26 05:02:03 | Weblog
「逃避」は 夫や子を捨て 妻や子を捨てて ・・・

「自分だけ」の欲を満たすエゴイズム精神と

  家出 蒸発 アル中にも平然となれる衝動的な行動力や

  ・・・ 愛の放棄力がなくては難しい。


いいかえれば

子殺しや子捨て 愛人ともバイバイ という母にでもならなければ

  現代の「逃避行」はできないし

自殺するか 家出して草庵にでもたてこもるか

  アンデス山脈に居を構えでもしなければ

            ・・・ まず 不可能なことでしょうね。





* 2010.11  東ブータンで