スタバへ行ってダーク・ローストのコーヒー豆を買おうと思い立った。
スターバックスには、大好きなフレンチ・ローストや
イタリアン・ローストなどの超深煎り豆が売っている。
土日に行くと、他県から来た観光客が大行列なので平日を狙う。
だがそれでも少し並んでいた。
(店員A)「お先にメニューをどうぞ。新商品はこちらで・・・」
(きの)「いいえ。結構」 コーヒーを買うだけだからね。
(B)「どうぞ」 (きの)「いえ。結構」
(前の客)「耳ぴくっ」 こちらを気にしてるご様子。
まぁこの人、スタバのマナーを知らないのねといいたげな。
かたくなに拒否するので賢い(店員C)「ご注文をお伺いしましょうか」
何で列の真ん中の一人だけ。まぁいいか
(きの)「カフェ・ベローナとコモド・ドラゴンを・・・200gずつ(ボソボソ)」
(C)「えぇっコモド・ドラゴン!?コモド・ドラゴンを200!!」
カウンターの中の(店員)「うぇーい。コモド・ドラゴン!ドラゴン一丁」
黙って売ってくれよ。
(前の客)「・・・。」 目を見開いて見ている。
イグアナを買いにきた客ではありません。
(C)「ドラゴンはひきますか?ベローナは?
落とし方はマシーンで?それともネル?」
(きの)「カミの方で。粗めにひいといてください」
難解な専門用語で、もはや呪文の応酬。
カードを見せると前の購入履歴が(C)「グラインドは今回も7ですね!?」
(レジ)「7!!」
この人の驚き口調が良くないのでは。
前の客は、何だかわからないけど変な常連だと思って見逃がしてくれた。
帰って薄めに淹れて、ミルクと砂糖たっぷりで飲んでみると
(きの)「っあ~♪ 至福の時」 フルーティーな香りがする。
新宿のおばあちゃんちの2階に住んでたオシャレなミチコおばちゃんは、
コーヒーが好きだった。
幼稚園生だったきのたんは、その魔法の飲料が飲んでみたくて聞いてみたところ
「お母さんがいいって言ったらね」というお返事。
ちょうど1階に母が来ていたので、
「ミチコおばちゃんがコーヒーを淹れてくれるって。
向こうはミルクと砂糖をたくさん入れるって言ってる」などとうまいこと言って
了解を得て、高速で階段を上がって行き、なんとかお茶の時間に間に合っていた。
そのせいか、未だにコーヒーにはミルクと砂糖をたくさん入れるものだと
思っているが、よく考えたら自分はもう大人だ。
ブラックだって、エスプレッソだって飲み放題だ。
そんなもの簡単に・・・ってこんな苦いもん飲めるかい!
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