やっぱりダンスミュージックはいいね。
歌詞にも独自の世界観があって。
"You Don't Even Know Me"
「♪ 最近もまだ悪夢とか見てるの?
ほら、よく私が出てくるって言ってたでしょ?
・・・
どうせこっちが悪者なんだし、
そうやって私のこと知らない人を見るような目で見たよね
(デスボイス)あ゛あ゛あ゛あ゛~~ なんとかかんとか Go!」
最高だ。
最高だが、悪魔?悪魔の人たち?
きっと黒いミニスカートを着た小悪魔的な人なんだろうな。
声がかすれているところも尚いい。
これは女の人が歌ってるからいいのであって、男性ボーカルだったらストーカー気質でコワイ。
こういう音がグルグル回るジャンルは何と言うんだろう。
wikipedia 英語版によると、南カリフォルニアの良からぬものを売ってる店で鳴っているような曲だそうだ。
まあそんな店で最高に明るい曲が流れててもそれはそれで気になるだろうけども。
ドラムにくっついてるシンバルをシャンシャンやる音が、特有の浮遊感を醸し出しているのでは。
どうも最初に聞いた時に、実家の母屋の台所の棚が落ちてナベが全部ひっくり返ったような印象を受けたから、当たらずとも遠からずと言ったところか。
その次に Gryffin を知り、Kygo(けいご?)の Dancing on the Broken Glass も良かった。
20年前に Underworld や Chemical Brothers を発見した時以来の充実感だ。
大満足した夏の終わりに、なんだろうこの曲。
夜のドラッグストアで鳴っていた。湘南の風みたいな柄の悪い若者数人が歌ってるような威勢のいい歌。Boss のCMソングとかかな。
何かをなくした後でわかるとか、全般的に感謝しているような内容だが、いかんせん最初の一行を聞いてないので、何をなくしたのかわからないまま雑然とした売り場をさまよう。その間もこまやかな内面の葛藤について歌っていた。そしてレジのところに来た時に全員で叫ぶ、
(歌)「♪ 貧乏くじ野郎ー!!」
??
何が?ああいう店で使ってる曲は最近のだろうから、最近の歌?
メロディアスな曲だとは思わなかったが、何についての歌か気になったので調べてみる。
男の貧乏くじという題名の歌が、本当に3週間前に出ていた。
結局歌詞の内容も漠然とした心情をつづっているだけなので、何をなくした後でどうわかったのかは不明のまま。
映像も海辺で楽しそうに遊んでいるので、失って困るのは「仲間」だろうか。
2番に来ると今度は車から降りてきた人に挨拶をしている。若者ではなかったのか。
「メンツ」?
(きの)「貧乏くじ王!?」 正解は「貧乏くじをぉぉ~~」だった。
任侠映画の役者たちのグループが歌っているのか。へー。珍しくて面白い。
なぜ最初から自分たちだけが貧乏くじを引いたと思ったのか。その心境が気になる。
なぜなら全員が貧乏ならそれは貧乏くじではないからだ。
自分たちだけが。
その自分「達」とは誰を指すのか。
もしも紅白にこの歌と、広瀬香美の運命の神様の曲と、Alan Walkerの 「Faded(静かに消えていく)」が次々と流れたら、聞いている人は人間の心の奥深さに感嘆するに違いない。
などとニヤニヤ考えながら眠る。