認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

伊東市富戸の海側、県道沿いにある、あの異空間「J-Garden」を訪ねてみよう(その2)

2015-06-25 | 自分なりのテーマを日々楽しむ脳の活性化

○ そこは、まるで浮世離れした異空間

国道136号から少し離れた東側、海辺に沿った県道を走っていると、突如こんな風な異空間が出現するのです。道路に面した白壁の小さな建物は、売店です。ここで音楽を聴きながら喫茶を楽しみ、気に入ったシダの鉢を買って帰ることが出来ます。その右奥の階段を上がっていくと、これまでにあなたが出会ったことが無い異空間が、まるでタイム・トラベルをして時空間移動したかのように、忽然と出現するのです。勿論この異空間でも、音楽と喫茶を楽しむことが出来ます(ここを「クリック」してください)。

駐車場は、売店であるこの白い建物の西側に沿って上って行くと、10台分位の広い自前のスペースがあり、そこに駐車できるようになっています。駐車場の北側の広い空間が目的の場所、「異空間」です。

          


○ ここは何処、何の世界なの。まるで、地中海の小島にトランス・ポートされたみたい

 元は、親から相続した単なるミカン畑だったのです。それを手作りで、然も、独力でこんな風に変えたのです。広いだけのどこにでもあるミカン畑で、天才の右脳が見ていた世界は、こんな風だったのね!

    

    

    

 

○ 残された第二の人生を、あなたらしく楽しみながら、もっと積極的に生きよう

時間が有り余るほど有るのに、することが無い毎日。趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標もない、ナイナイ尽くしの「単調な生活」が日々続いていると、働く出番が極端に少ないことに起因した廃用性の機能低下が進んできます。その結果、私たちの意識的な世界を支配しコントロールしている「前頭葉」の機能が異常なレベルに衰えてきて、「アルツハイマー型認知症」の最初の段階、私たちの区分で言う軽度認知症(小ボケ)の段階が始まるのです。

「小ボケ」の段階では、何事にも感動することが無くなってくるのが特徴なのです。意欲、注意の集中力及び注意の分配力と言う「前頭葉」の三本柱の機能が異常なレベルに衰えてきていることが直接の原因となり、興味や関心や好奇心と言った「前頭葉」の個別機能の発揮度が衰えてきているからなのです。

    


○ 砂漠で暮らしているあなたに、直ぐ近くにオアシスがあることを知ってもらいたいの

四方八方家が立ち並ぶ東京砂漠で今日もまた、これと言った「テーマ」もなく暇を持て余しているあなた。静岡県伊東市富戸の異空間「J-Garden」を訪ねて見られては、いかがでしょう。あふれる刺激にあなたの「前頭葉」が反応し、活性化してきて、あなたの脳を活性化するための自分なりの「テーマ」を思いつく意欲が湧いてくることになるかもしれませんよ。「前頭葉」は、使えば使うほど活性化されて機能レベルが上がり、使わないままで放置していると廃用性の機能低下をきたしてくることになるのです。

「J-Garden」のオーナーは、日本の古代史についても一家言のある方。中国の動乱が朝鮮半島にも及び、その結果朝鮮半島を追われた人達が南下したその果てに海を渡って、この地、特に、当時の飛鳥地方に移住してきて、その人達がやがてはこの地で我が国の古代国家を形成していったという古代史観を語っていただくことでも、あなたの脳は更に活性化されることになるかもしれませんよ。この空間が気に入ったなら、二三日泊って行ってください。第二の人生をどう生きるのか、あなたの脳が活性化されるようなあなたなりの「テーマ」を追求していく積極的な生き方によって、やがては大半の日本人のお年寄り達がたどり着くことになる「アルツハイマー型認知症」発病の時期を先送りすることが出来る事始めになるかもしれないのです。

あなたの脳が活性化されるような日常生活、あなたなりに今を楽しむ生き方、脳の使い方としての生活習慣を構築し維持してさえいれば、「アルツハイマー型認知症」の発病を心配することは無用となるのです。脳全体の司令塔の役割を担っている「前頭葉」が正常な機能レベルを保っている限り、「アルツハイマー型認知症」を発病することはないからです。

    

    

 

○ 左脳は知らず。凡才の右脳は、かくの如し

 比較にならない程の格差に吾れながら唖然としているのですが、Tadが構想した我が家の庭です。

無い袖は、振れないものなのよね。

    

    

注) 本著作物(このブログに記載され表現された内容)に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。   

   エイジングライフ研究所のHP左の部分を「クリック」してください)

    脳機能から見た認知症(具体例をベースとしたもう一つのブログです)

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静岡県伊東市富戸の県道沿いに、異空間「J-Garden」が出現しました(その1)

2015-06-24 | 脳を活性化させる自分なりのテーマを

○ 異空間「J-Garden」(所在地等については、ここを「クリック」してください)

プロの石井さんのようにはいかないのだけど、私なりにこの異空間を写真に写しとってみたのです。

    

    


○ お泊りも出来るのだけど、音楽を聴きながら、1000円を払って、お飲物(コーヒー、紅茶、又はウーロン茶)とケーキをいただきながら、この異空間を心行くまで楽しんでいただきたいのです(入場料は、無料なの!)。

バベルの塔は、屋上露天風呂(自井の、100%天然、且つかけ流し)になっていて、海側に向かって扇形に開いた出口、東に向いたその床面にはオーナー作、自慢の青龍が埋め込んであります。ちなみに玄武は、オーナーが2014年東京ドームで開催された家具の展覧会で招待作家として出品した、モロッコの風と題する大テーブルの下に描かれています。

    

    


○ この異空間全体が、石井さんが10年もの歳月をかけて、独力で手作りしたものなのです。

    

    


○ アイアン作家として一家をなす石井さんは、シダの大家でもあるのです

  外国産も含め珍しいシダを集めて育成し、小さな鉢に植え付けて、下の売店で売っています。一鉢買って帰って、窓辺に飾って楽しんでみてはいかがでしょう。

    

    

    

    

    

    

    

    

    


○ こちらは、伊豆高原の我が家の庭の今年のブーゲンビリアです。アディオス!!

    

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臨時掲載:このブログ記事の過去Noの閲覧(その2:B01~B48まで)

2015-06-23 | アルツハイマー型認知症に対する正しい知識

 

    

(B-01) アルツハイマー型認知症の早期診断による回復と発病の予防(クリック

(B-02) 認知症の予防と脳を活性化する生活習慣「一芸を極める」(クリック

(B-03) アルツハイマー型認知症の治療と予防を可能にする薬の開発の可能性(クリック

(B-04) 脳の老化現象とアルツハイマー型認知症の初期症状との差異(クリック

(B-05) アルツハイマー型認知症の症状が進行する原因とその特徴(クリック

(B-06) アルツハイマー型認知症の回復が可能な本当の意味での初期症状とその正体(クリック

(Bー07) 東日本大震災の被災地の高齢者とアルツハイマー型認知症の発病との関係(クリック

(B-08) 「前頭葉」の異常な機能低下とアルツハイマー型認知症の初期症状(クリック

(B-09) アルツハイマー型認知症の発病原因から見た意識の枠組みとの関係(クリック

(B-10) アルツハイマー型認知症の発病原因から見る意識の枠組みーⅠ(クリック

 

(B-11) アルツハイマー型認知症の発病原因から見る意識の枠組みーⅡ(クリック

(B-12) アルツハイマー型認知症の発病原因から見る意識の枠組みーⅢ(クリック

(B-13) アルツハイマー型認知症は、防げる治せる(クリック

(B-14) アルツハイマー型認知症の予防と脳を活性化させる生活習慣の構築ーⅠ(クリック

(B-15) 脳を活性化させる「生活習慣」の構築ーⅡ(クリック

(B-16) 脳を活性化させる「生活習慣」の構築ーⅢ(クリック

           (臨時掲載)情報発信基地としての伊豆高原の我が家(クリック)

(B-17) 脳を活性化させる「生活習慣」の構築ーⅣ(クリック

(B-18) 脳を活性化させる「生活習慣」の構築ーⅤ(クリック

(B-19) アルツハイマー型認知症の初期症状から見た発病のメカニズム(クリック

(B-20) 脳の働き方とアルツハイマー型認知症との関係(クリック

    

(B-21) アルツハイマー型認知症の「中ボケ」の症状と記憶障害との関係&2(クリック

(B-22) アルツハイマー型認知症の症状と記憶障害との関係&3(クリック

(B-23) アルツハイマー型認知症の症状と記憶障害との関係&4(クリック

(B-24) 学者や研究者は、何時まで、「迷路」をさ迷い歩くのかクリック

(B-25) アルツハイマー型認知症の発病と脳の老化の問題クリック

(B-26) 脳が活性化される生活とは、例えばどんなことなのか(クリック

(B-27)  認知症の)90%以上がアルツハイマー型認知症なのです(クリック

(Bー28) アルツハイマー型認知症に関する検索のための一覧表-クリック

(B-29) 不活発病と名付けられている症状は、実は認知症の症状なのですクリック

(B-30) アルツハイマー型認知症の治療法は、脳のリハビリだけクリック

 

 

(B-31) アルツハイマー型認知症の予防と脳を活性化させる生活習慣クリック 

(B-32) 回復可能なアルツハイマー型認知症の初期の症状とその特徴ーその1クリック 

(B-33) 回復可能なアルツハイマー型認知症の初期の症状とその特徴-その2クリック )

(B-34) 重度認知症(「大ボケ」)の段階にまで衰えた脳の機能が意味するものクリック )

(B-35) 「脳の活性化」。 特別なことは必要なくて、この程度のことで十分なのです (クリック )

(B-36) アルツハイマー型認知症の発病と記憶障害の原因との関係クリック )     

(B-37) アルツハイマー型認知症に対する「正しい知識」の発信基地 クリック )

(B-38)  忙中に閑ありクリック (クリック)

(B-39) アルツハイマー型認知症は発病を防げるし、早期の段階であれば治せる(クリック)

 (B-40) アルツハイマー型認知症の正体と症状が発現し、重症化する仕組み(クリック)

 (B-41) これって、なに? 性格なの、それとも? (クリック)

 (B-42) アルツハイマー型認知症は、高齢者ならだれでも発病の可能性がある(クリック)

 (B-43) アルツハイマー型認知症の予防と脳が活性化する「生活習慣」の構築(クリック)

 (B-44)   アルツハイマー型認知症の発病の予防と早期診断とを国民的な課題に(クリック)

 (Bー45) 脳が活性化するメカニズムと脳の使い方としての生活習慣(クリック)

 (B-46) 自分らしさをテーマにした「小さな旅」を楽しんでみよう(クリック)

 (B-47) アルツハイマー型認知症の発病者の寿命(クリック)

 (B-48)   アルツハイマー型認知症の予防を国民的な課題に(クリック) 

 注)本著作物(このブログに記載され表現された内容)に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。

       エイジングライフ研究所のHPここを「クリック」してください。

       機能からみた認知症の見わけ方(IEでないとうまく表示されません)


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臨時掲載:このブログ記事の過去Noの閲覧(その1:A01~A99まで)

2015-06-23 | アルツハイマー型認知症に対する正しい知識

    

   :(「クリック」)をクリックすると、そのNoのテーマの記事に跳びます。


(A-01) 認知症の解説は、どのブログも誤りだらけ(クリック

(A-02) (全体テーマの構想タイトルなので省略)

(A-03) 脳機能のレベルと認知症の症状とのリンク(クリック

(A-04) 主な認知症の種類と全体に占める比率(クリック

(A-05) 器質的変化ではなくて廃用性の機能退化が本質(クリック

(A-06) アルツハイマー型認知症の対象は高齢者だけ(クリック

(A-07) 脳を活性化させる魔法の散歩(クリック

(A-08) 精神科医は、回復可能な「軽い段階」を見落としている(クリック

(A-09) 末期段階の症状が認知症との誤解が世間の常識に(クリック

(A-10) 脳血管性認知症と因果関係の確認(クリック

 

(A-11) 脳血管性認知症に対する問題の提起(クリック

(A-12) 不活発病の正体と回復方法(クリック

(A-13) 脳の働きで見つける認知症と症状の3段階(クリック

(A-14) 認知症の重症度別の人数の実態(クリック

(A-15) アルツハイマー型認知症は、治せる防げる(クリック

(A-16) 軽度認知症(小ボケ)と脳の働き具合(クリック

(A-17) 軽度認知症(小ボケ)に特有の症状(クリック

(A-18) 中等度認知症(中ボケ)と脳の働き具合(クリック

(A-19) 中等度認知症(中ボケ)に特有の症状(クリック

(A-20) 重度認知症(大ボケ)と脳の働き具合(クリック

 

(A-21) 重度認知症(大ボケ)に特有の症状(クリック

(A-22) アルツハイマー型認知症の回復と予防を国民的なテーマに(クリック

(A-23) 老化の物忘れと認知症の記憶障害(クリック

(A-24) 意識的な行為と脳の働き方(クリック

(A-25) 認知症の専門家は、「前頭葉」の働きを無視している(クリック

(A-26) 認知症の年齢別発症頻度とその意味(クリック

(A-27) 年齢別の発症頻度の高さと日本人の価値観(クリック

(A-28) 「かくしゃく老人」と生活の楽しみ方(クリック

(A-29) アルツハイマー型認知症になる「お年寄り」の特徴(クリック

(A-30) アルツハイマー型認知症発病のメカニズム(クリック

 

(A-31) アルツハイマー型認知症の早期診断と回復並びに予防(クリック

(A-32) ナイナイ尽くしの「単調な生活」が始まるキッカケ(クリック

(A-33) 単調な生活が始まる「キッカケ」となる生活状況の事例(クリック

(A-34) 症状の継続期間と「脳の老化のスピード差」をもたらす要因(クリック

(A-35) 東日本大震災の被災地における「地域予防活動」が重要(クリック

(A-36) アルツハイマー型認知症の治療法は、脳のリハビリ(クリック

(A-37) アルツハイマー型認知症を予防するための「五カ条」(クリック

(A-38) アルツハイマー型認知症の脳の衰え方の特徴(クリック

(A-39) MMS下位項目の衰え方とその規則性(クリック

(A-40) アルツハイマー型認知症の早期診断と「二段階方式」(クリック

 

(A-41) 個別・集団別のデータとその時系列管理(クリック

(A-42) 「二段階方式」の活用とアルツハイマー型認知症の予防活動(クリック

(A-43) 市町村による地域予防活動の展開(クリック

(A-44) 認知症の主な種類とその比率 Q/A Room(クリック

(A-45) アルツハイマー型認知症の診断と基準 Q/A Room(クリック

(A-46) 物忘れは認知症の始まりなのか Q/A Room(クリック

(A-47) 介護及び予防活動は、何を基準に考えるのか Q/A Room(クリック

(A-48) アルツハイマー型認知症の脳の働きと症状との関係 Q/A Room(クリック

(A-49) アルツハイマー型認知症のチェックリスト(小ボケ)Q/A Room(クリック

(A-50) アルツハイマー型認知症のチェックリスト(中ボケ)Q/A Room(クリック

 

(A-51) アルツハイマー型認知症のチェックリスト(大ボケ)Q/A Room(クリック

(A-52) アルツハイマー型認知症の段階的症状(総集編)Q/A Room(クリック

(A-53) アルツハイマー型認知症の早期発見とその方法 Q/A Room(クリック

(A-54) アルツハイマー型認知症を予防する脳の活性化方法 Q/A Room(クリック

(A-55) 地域予防活動と保健師さんに期待される役割 Q/A Room(クリック

(A-56) 認知症の地域予防と脳を活性化する生活習慣の指導 Q/A Room(クリック

(A-57) 認知症の地域予防活動と展開上の基本的な骨格 Q/A Room(クリック

(A-58) アルツハイマー型認知症の発病と単調な生活習慣 Q/A Room(クリック

(A-59) アルツハイマー型認知症とその治療薬の開発 Q/A Room(クリック

(A-60) アルツハイマー型認知症の原因と予防法(脳の使い方)Q/A Room(クリック

 

(A-61) アルツハイマー型認知症の予防を国民的な課題に Q/A Room(クリック

(A-62) アルツハイマー型認知症の最初の段階と不活発病 Q/A Room(クリック

(A-63) アルツハイマー型認知症と脳の機能レベルとの関係 Q/A Room(クリック

(A-64) アルツハイマー型認知症からの回復と治療薬 Q/A Room(クリック

(A-65) アルツハイマー型認知症の発病とそのキッカケ Q/A Room(クリック

(A-66) アルツハイマー型認知症の発病と単調な生活が始まるキッカケ(クリック

(A-67) アルツハイマー型認知症の症状の進行と段階的症状の各期間(クリック

(A-68) 単調な生活が始まるキッカケとなる生活状況(クリック

(A-69) 単調な生活が始まるキッカケとなる生活状況とその経過(クリック

(A-70) 保健師さんが核になるアルツハイマー型認知症の地域予防活動(1)(クリック

 

(A-71) 保健師さんが核になるアルツハイマー型認知症の地域予防活動(2)(クリック

(A-72) アルツハイマー型認知症専門ブログ(発病の原因、回復と予防)(クリック

(A-73) アルツハイマー型認知症の正体は、生活習慣病なのです(クリック

(A-74) 脳血管性認知症の診断に関わる種々の問題の指摘と国民的課題提起(クリック

(A-75) アルツハイマー型認知症の症状は、こんな風に段階的に現れるもの(クリック

(A-76) アルツハイマー型認知症を発症する脳の機能レベルと症状との関係(クリック

(A-77) アルツハイマー型認知症の発病原因を知る鍵と脳の働き方メカニズム(クリック

(A-78) アルツハイマー型認知症の発病原因と生き方(日本人の価値観)(クリック

(A-79) アルツハイマー型認知症の発病原因と生き方(その2)(クリック

(A-80) 発病の引き金となる「単調な生活」の開始とそのキッカケ(クリック

 

(A-81) ナイナイ尽くしの単調な生活が始まるキッカケとその類型(クリック

(A-82) アルツハイマー型認知症の予防と脳を活性化させる生活習慣(クリック

(A-83) アルツハイマー型認知症の進行、段階的症状と治療の可能性(クリック

(A-84) アルツハイマー型認知症の治療と回復に係る問題点(クリック

(A-85) アルツハイマー型認知症の治療-小ボケからの回復(クリック

(A-86) アルツハイマー型認知症の治療-中ボケからの回復(クリック

(A-87) アルツハイマー型認知症の発病原因と症状の進行の特徴(クリック

(A-88) アルツハイマー型認知症の進行とその過程及び特徴(クリック

(A-89) アルツハイマー型認知症の発病及び進行と前駆的症状との関係(クリック

(A-90) アルツハイマー型認知症は治らないとされる本当の理由(クリック

 

(A-91) 物忘れの多発は、アルツハイマー型認知症の前駆症状なのか(クリック

(A-92) アルツハイマー型認知症の発病とあなたのリスク度を考える(クリック

(A-93) アルツハイマー型認知症の発病予防に効果がある5つの秘策(クリック

(A-94) 家族介護から市町村と地域とが協同展開する地域予防活動へ(クリック

(A-95) 家族介護の負担を劇的に軽減させる地域予防活動の創成(クリック

(A-96) 脳が活性化されたハワイ旅行の楽しい日々の想い出写真(クリック

(A-97) アルツハイマー型認知症発病のキッカケとなる転倒のメカニズム(クリック

(A-98) アルツハイマー型認知症の症状、症状の進行及び治療の方法(クリック

(A-99) それとは知れず密かに忍び寄るボケがアルツハイマー型認知症(クリック

(A-100) 臨時掲載:このブログ記事の過去Noの閲覧(その1:A01~A99まで)クリック

 

注)本著作物(このブログに記載され表現された内容)に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。

       エイジングライフ研究所のHPここを「クリック」してください。

       機能からみた認知症の見わけ方(IEでないとうまく表示されません)


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忙中に閑あり (Bー38)

2015-06-15 | 脳を活性化させる「テーマ」を探して

   脳活に さあ出かけよう 今日もまた 

            備えが有れば 憂いは無しよ    By kinukototadao

  

○ 或る、雨の日の出来事

今日は雨の一日、小雨が朝方からしとしとと降り続いています。訪ねて見えるお客さんもいなければ、処理を急ぐべき特別な用事もない状況なのです。我が家の庭には今、バラの花たちが真っ盛りの状態です。上の庭のブーゲンビリアは咲き出す準備中で、花は未だ少ししかついていません。ブーゲンビリアの花は盛りの時期がとても長くて、年を越して3月頃まで目を楽しませてくれるのです。

 下の庭と上の庭との境いをなす斜面一杯を覆って咲く、その紫がかった色が私は好きなのですが、TadがJガーデンの石井さんから茜色と言うか緋色に近い赤い色のブーゲンビリアを一株いただいてきて、上の庭の西の隅に植え付けたのです。盛りの時期になったら、こちらのブーゲンビリアの花たちも、このブログでお目にかけたいと思います。

 (下の庭のブーゲンビリア)(真っ盛り:38歳)

    

  

 (上の庭のブーゲンビリア)(咲き始めたばかり:3歳児)

          

もう随分と前のことになるのだけど、或る雨の日の昼下がり、霧が忍び寄るかのようにひっそりと降ってくる小雨に濡れながら、我が家の下の庭に咲くバラの花たちをぼんやりとした意識の状態下で見ているその時、ハッと気づくことがあったのです。

(小雨に濡れたバラの花たち)

    

 

 ○ 「前頭葉」の個別認知機能の機能発揮と「二重構造」の発見

 既に「高齢者」の域に入っていて、「正常な老化」の過程にあるとは言え、その機能レベルが相当程度に衰えているはずの私の「前頭葉」の「注意の集中力」の機能が焦点を当てたカナリーヤシの樹の下のバラの花、「その花ビラだけが、突出したように、輪郭だけでなくて細部までもが、見事に私の目に映りはっきりと見えていた」ことに気づいたのです。

 そのことに気づいて、「意欲と意識の集中度」とを高めたり低めたり(或いは、上げたり下げたり)すると言う風に、「前頭葉」の三本柱の機能の発揮度の意識的な変動をともなう脳機能の操作を繰り返していると、まるで写真機の焦点を遠くに合わせたり近くに合わせたりするのと同じような世界が、そこには、あったのです。あなたも、是非、試してみてください。「前頭葉」の各種個別機能の発揮度自体は、意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能という「三本柱」の機能に下支えされているという「二重構造の問題」があり、且つそのことに気づくことが、私たちが「アルツハイマー型認知症」発病のメカニズム並びに早期段階での脳リハビリによる回復と言う発見へとつながっていった、そもそもの事始めだったのです。

        


○ この齢で始めた「二重生活」の新鮮さ

伊豆高原でと南箱根ダイヤランドでと言う「二重の生活」と言う新しい生活が始まりました。面白いもので、ダイヤランドに来ていると伊豆高原での居住が新鮮に感じられ、伊豆高原に来ているとダイヤランドでの居住が新鮮に感じられるのです。私とTadが行動と生活を共にすることもあれば、二人が別々に暮らすこともあって、そのことが新鮮さを倍加しているのかもしれないのだけど。

☆ 伊豆高原での活動とその拠点(エイジングライフ研究所)

    

☆ ダイヤランドでの活動とその拠点(脳活性化研究所)

     


○ 忙中に閑あり

幸いなことに私たちには追求すべき大きな「テーマ」があります。Tadはすでに古希を迎えていて、この私も古希を目前とはいえ、日々老けていくというか、年を取ってなんかいられないのです。そのための情熱を保ち続けるためには、息抜きが不可欠。と言うことで、14日から山中湖方面と蓼科方面とをお友達夫婦と一緒に小旅行して楽しんでいるのです。まさしく、「忙中閑あり」、と言ったところなのです。

  我こそ晴れ女と名乗るお友達(「雨男?」の異名をとるご主人も一緒なの)を誘って、山中湖方面から蓼科方面へとめぐる2泊3日の小旅行をすることにしたのです。蓼科方面へは、紅葉を訪ねて毎年秋に出かけているのだけど、今年は、「青葉を訪ねて」、この6月に出かけることにしたのです。

5月にここ伊豆高原で開催されていたフェスティバルの最中に、銀座で画廊を経営されている方の別荘で、球体に描かれたアクリル絵の具による風景画(普通の町中の「建物」と「通り」とを中心にして、まるで写真かと見紛う程にリアルに描かれた絵)を見させていただいた折、薬師寺の元貫主さんで「千日回峰」という修行を二度もなさった偉いお坊さんが住職をされている蓼科にある聖光寺を是非訪ねてみたらと勧められたのがこの小旅行のそもそもの「キッカケ」なのです。

  蓼科方面の往復だけではもったいないというTadの誘いに易々と乗り、且つ、ダイヤランドの家のリビングから真正面に見える富士山をもっと間近にみるという名目で、最初に山中湖に行き、ついで蓼科を回ってくることにしたのです。お宿は、1日はエクシブの山中湖に、もう1日はエクシブの蓼科に泊まることにしました。エクシブの蓼科にしたのは、Tadが中華レストラン「翆陽」の中華懐石が大好きだからなのです。


    

     

 

○ 変えてよかったの !

今回も私が一人で全行程を運転したのです。 これまでにベンツはC200、C55AMGと乗り換えてきたのだけど、顔が良いわりに中身があまり気に入らなかったのです。ところが今回のGLA250は、顔が良い上に中身もとっても良いのです。D1~D7の間で自動変速してくれるので、運転がとても楽な上に乗り心地がとても良いと皆さんからお褒めの言葉をいただいたのです。変えられるものは変えてみるものなのよね。

     


○ 鳳が玄関前で皆さんをお出迎えします

伊豆高原に忽然と出現した話題の異空間「Jガーデン」(ここを「クリック」してください)のオーナーは、刀鍛冶の伝統技術を受け継ぐ日本でもトップクラスのアイアン作家でもあるのですが、建屋のリフォームと脳活性化研究所の立ち上げのお祝いに、こんなに素敵な作品を作ってくださったのです。まるであのダイヤモンドヘッドの最後の上りを思わせるかのような曲がりが何度も繰り返される43段の階段を喘ぎながら昇ってきたその玄関前で、この鳳が、皆さんをお出迎えしてくれるはずです。この鳳実は、富士山に向かって羽ばたこうとしているのです。アルツハイマー型認知症の予防活動に従事してきたエイジングライフ研究所が、脳活性化研究所を立ち上げて、発病を予防する脳の使い方としての「生活習慣」の構築と言うテーマを世の中に問題提起して行こうと言う私たちの熱い想いを、この姿は代弁してくれてもいるのです。

    


注)本著作物(このブログB-38に記載され表現された内容)に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。   

       エイジングライフ研究所のHP左の部分を「クリック」してください)

        脳機能から見た認知症(具体例をベースとしたもう一つのブログです)


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アルツハイマー型認知症に対する「正しい知識」の発信基地 (B-37)

2015-06-01 | アルツハイマー型認知症に対する正しい知識

 

為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは、人の為さぬなりけり                      By 上杉鷹山

          

○  南箱根ダイヤランド内の新しい仕事場

南箱根ダイヤランドは、地図上で言うと、熱海と沼津とを結んだ直線のちょうど中間の地点の少し南の辺り、函南町平井の地にあります。2000戸を超える戸数の 大規模な別荘地なのです。気分転換を兼ねたTadの新しい仕事場の建屋の「全面的なリフォーム=大幅な整形手術と厚化粧(屋根をふき替え、壁も全面的に塗りなおし、地下室も整備)」が、やっと完成したのです。

近隣には大規模な別荘地が数多くあるのですが、それらはまるで大都会の中にあるかのように樹木が少なく、家ばかりが立ち並んでいて、周囲を山に囲まれた環境の片田舎で生まれたTadが嫌がり、この別荘地を選んだのです。ところが、この別荘地は財閥系の著名な大商社が開発したものなのにも拘らず、(当時の担当者にとっては)、経験不足と言うか情報不足と言うか各戸に駐車場を置くような発想自体が「前頭葉」から湧いてこなかったようなのです。(町に寄付した関係で今は公道になってしまった)下の道路に面した狭い階段口に新たに駐車場を設置したので、正面からの景色も大幅に変わってしまいました。別荘地自体はとても広く、樹木も多く、全体が富士山に向かってスタジアム型の地形をしていて、夫々の家では、リビングやお風呂から富士山を仰げるように建てられています。

別荘地の中の道路の総延長が42Kmもあり、様々なコースの散策路(ウオーキング路)が設けられています。階段の上り下りだけでなくて、この散策路を毎朝散歩することにより、「前頭葉」の意欲を引き出し、TadとKinukoが様々な交遊体験をする中で、脳全体が活性化する「生活習慣」についての脳機能データの集積や有効なテーマとその実践内容等について、パターン化を図っていきたいと考えているのです。勿論その成果については、折々、このブログで皆さんにご紹介する予定です。

下の広い道路に面した狭い階段口を掘り崩して新たに駐車場を設置した為に、Tadが気に入っていた正面玄関から下の道路に通じるまでの風景が一変してしまいました。形ちの良い樹形を見せていた姫沙羅と百日紅の木も、少しばかり時代めいた雰囲気を醸していたおしゃれな外園灯も取り除かれてしまい、石積みの階段とコンクリで出来た駐車場の壁面とが中心の姿に変わってしまったのです。様変わりの、この予期せざる結果に、人であれ物であれ何かと「外観を重視」するTad自身がとても戸惑っているのです。人生って、こんなことがよく起きるものですねえ。

  外観をTadが気に入って購入。

 ○  建屋内は全面リフォームして、まるで新築のような雰囲気(年齢で言えば、38歳くらい)

 二階のリビングからも、中二階にあるお風呂からも、真正面に富士山が見えるのですが、景色の邪魔になるとTadが言って、友達の「空師」さんに頼んで上から1/3程の部分を切り払って貰った結果、ご覧の写真のように、切り過ぎてしまったのです。1~2年もすれば、切り過ぎた杉の木の先が新芽で伸びてきて、枝ぶり全体としては綺麗な恰好にはなると周りから慰められているのですが。

日々の生活の本拠ではなくて仕事場なので、当初は、大幅なリフォームはしない予定だったのです。ところが、何度かダイヤランドに足を運んでいる内に、何事にも「外観」にこだわりを持つ性癖のあるTadが、「80歳代の老婆」と暮らすのは嫌だと言い出したのです。「前頭葉」が周りの環境から「負の刺激」を受け続けていると、老化が加速してしまうと言い張るのです。何しろこの建物ときたら、築20年の代物なのです。せめて「40歳代の若い人」と暮らしたいと言い張り、結果的には、38歳くらいにはなったと本人が嬉しそうに語る程全面的なリフォームとなってしまったのです。20歳代のように光り輝いているとは言えないまでも、未だ光を余韻として残している雰囲気の38歳くらいにはなったその姿の一部を、この後、お目にかけたいと思います。

  左前方には、駿河湾

  ○ 格子戸による「リビングの分割」は、実は、私Tadの発想なのです

元々はリビング部分とダイニング部分とが一緒になっていて、そこだけで 130㎡もあって、まるで小学校の教室に居るみたいな雰囲気。広すぎたのです。私Tadの案で格子戸を入れて、二つの空間に分割したのです。自画自賛する訳ではないのだけど、結果には大満足しているのです。後でうかがい知ったことなのですが、この部分の工事を担当された3人の大工さんたち自身が、余りにも素晴らしい成果を出したその変化に驚かれていたそうなのです。格子戸は4枚あり、そのうちの外側にある1枚を固定してあり、内側の3枚だけが動く仕掛けにしてあるのです。リビング部分は程よい広さとなって落ち着いた雰囲気があり、少し広めのダイニング部分は壁面を板張りにしたこともあり、お茶屋風の雰囲気を醸し出しています。天井に取り付けたダウン・ライトも私Tadの発案なのです。

     リビングからの夕景

  左前方は駿河湾と沼津市街              

 格子戸で区分けされたダイニング 

○ 「前頭葉の活性化」を図る為の「脳の使い方」としての『生活習慣』の構築は、他者との交流による「交遊」が不可欠となる:

 第二の人生を送っている私達高齢者にとっては、仕事と言うテーマが無いので、どうしても交流する対象の人達の数自体が少なくなり、且つ固定されたものになりがちです。伊豆高原と南箱根のダイヤランドの二重の生活を継続する中で、交流の対象となる人達の幅を広げ、何をどのように構築し実践することが『前頭葉』(前頭前野に局在する「前頭葉の三本柱の機能」【意欲、注意の集中力及び注意の分配力のことを言います】、「評価の物差しの機能」【意識の首座=自我】及び「実行機能」【Executive  Functionn】により構築される複合機能体とTadは理解しているのです。以下、同じ)を含む脳全体の「活性化」につながるのか体験的に追及してみたいと考えているのです。

 他者との交流の幅と機会とを増やし、特定の「テーマ」の実践を目的とした交遊を生活習慣化して、「前頭葉」の活性化に極めて有効であったと考えられる体験については、折々に、このブログでも報告したいと考えているのです。

伊豆高原に定住されお付き合いをしているお友達が、それ以前は、このダイヤランド内に住んでおられたので、何人かをまず紹介して頂いて、その上で、囲碁クラブやマージャンクラブや散歩の会やゴルフサークルなどにも顔を出し、お付き合いをして頂く友達の輪を、連鎖的に広げていきたいと考えているのです。ダイヤランド内に定住されている方々、別荘通いをされている方々、よろしくお願いします。

       (自宅の樹木)

 建物は、駐車場から玄関までの階段が43段もあって(6度歩く向きが変わる)、家の中の階段が「中二階」部分のそれも合わせると20段もあるのです。片道だけで63段にもなるのです。その階段を日々の生活の中で上り下りするだけでも、私たちが推奨している「速足での散歩」30分に相当するような脳の活性化による「意欲、注意集中力及び注意分配力」の機能の向上が見込めるものと、捕らぬ狸の皮算用をしているところなのです

    

 (写真は、本宅の庭のバラ群の一部です)

○ 高く跳ばんと欲するものは、先ずその膝を深く屈せよ:

中二階のトイレは、部屋がかなり広い空間になっているのです。そこに私がお気に入りの某メーカー製の小型のコンポを持ち込んだのです。新聞などを読むのではなくて、音楽を聴こうというのです。心の底が洗われるような曲を選んで聞いて、そこから次なるテーマを実行する強力な意欲を引き出し行動する中で、「脳」が活性化する「テーマ」とその組み立ての基礎となる行動要素としての「アイデア」を生み出そうという目算をしているのです。但し、場所が場所だけに「この部屋」の写真をこのブログには載せられないのが残念なのですが。

      (本宅も階段が多いのです)

 ○  伊豆高原とダイヤランドとの往復は、「伊豆スカイライン」

道中、富士山の綺麗な姿を見られる「scenery point」が何か所もあり、時折谷になった合間からは、「伊豆大島」の姿までもが見える上に両サイドの樹林の景色もよく、運転していて気持ちがとてもなごむのです。通行する車の数が極めて少ない状況にあるので、途中何か所かにある「イノシシの飛び出しに注意」の看板を除けば、まるで私Tadの通行のためにこの道を開発してくれたのかと、 通行するたびに感謝し、勝手に悦に入っているところなのです。

  韮山峠を抜けて

○   「二段階方式」の普及活動を続けることの目的とその将来像

 リビングから西の方を見ると、駿河湾と沼津の市街地を望め、灯りがともるころになるとそちらの景色もなかなか乙なものなのです。

このリビングに移動式の小さなデスクを持ち込んで、富士山や駿河湾や沼津の景色を眺めつつ、自身の脳をも活性化させながら、「二段階方式」の活用を基礎としたシステムをさらに改善させて、「アルツハイマー型認知症」についての正しい知識と情報とを世の中に提供していきたいと考えているのです。

日本だけでなく、世界中の認知症の専門家とされる人達や機関までもが、「発病の原因」なのではなくて発病の「単なる副産物」だとは考えもしないで、アミロイドベータの蓄積であるとか、タウ蛋白の蓄積であるとか、或いは脳の萎縮の進行であるとかの「因果関係」の存在が未だに実証されていない単なる「仮説としての発病の原因なるもの」を追い続けているのです。

その結果、「アルツハイマー型認知症は、発病の原因もわからないし、治すことも予防することも出来ない病気」と言う誤解が我が国を含め世界の隅々にまで流布し浸透しているのです。

そうした現在の状況を変革させて、「アルツハイマー型認知症は、発病を予防することも出来るし、早期の段階で見つければ、脳のリハビリによって治すことも出来る病気であり、「仕事とは無縁の生活」となる第二の人生を送っている60歳を超える年齢の高齢者だけを対象として発病する廃用症候群に属する老化廃用型の単なる生活習慣病である」という私たちの主張が理解されて、少なくとも我が国の隅々にまで浸透していき、市町村による発病の予防を目的とする「地域予防活動」並びに高齢者が家にこもる生活から抜け出て親しく交遊出来る「交流の駅」の設営による早期診断と脳リハビリの指導による回復及び症状の進行の抑制が、『第二の人生』を送っている「高齢者」を対象とし、且つ、全国的及び国民的な規模で実践される日が、出来るだけ早期に実現されることを信じて(わが天命を信じて)、身と心とを鍛えておこうと思っているのです。


       目的地はもうすぐ!!

「アルツハイマー型認知症」の発病の真の、直接の原因の発見、それは「コロンブスの卵」と後世の人々から揶揄されてもおかしくないほどの単純なものなのです。

「アルツハイマー型認知症」の発病で苦しんでいる人達やナイナイ尽くしの「単調な生活」習慣の下で発病の予備軍となっている高齢者達の為にも、権威ある人達や機関が、私たち「二段階方式」の上述の主張内容が正しいことに、一年でも速く、一日でも速く、気づいて欲しいと切に願うのです。

米国精神医学会が策定した「アルツハイマー型認知症」の診断規定である『DSM-Ⅳ』の第二要件が確認を要求する失語や失認や失行(紛い)の症状と言った末期の段階の症状の中でも『極めて重度の症状』が出てくるようになるのを待つのではなくて、「前頭葉」の機能障害の症状に焦点を当ててほしいのです。そうすれば、もっと軽い段階、本当の意味での「初期症状」、すなわち「回復させることが可能な段階」(私たち「二段階方式」の区分で言う「小ボケ」及び「中ボケ」の段階)があることを理解することが出来るのです。   

     

   

(バラの季節の自宅の庭=”バラの館”と呼ばれることも)

 その為には、何時までラットやアルツハイマーマウスとかを追い掛け回すのではなくて、私たち人間に特有な機能であって、私達の意識的な世界を支配し、コントロールしている「前頭葉」と言う脳機能についての研究を進めて知識を蓄積する必要があるのです。
「アルツハイマー型認知症」の症状の程度及び態様は様々な形態で発現してきて、「脳のリハビリ」による回復の可能性と言う視点で私たちが区分する段階の「段階的な症状」(回復させることが容易である「小ボケ」の段階、回復させることが未だ可能である「中ボケ」の段階及び回復させることが困難な「大ボケ」の段階)となるのですが、その核心となるのが私たち人間だけに特有な「意識」の機能構造及び複合機能体である『前頭葉』(前頭葉の三本柱、評価の物差し及び実行機能)の機能レベルなのです。

 意識的(目的的)に何等かの「テーマ」を発想し実行しようとする場面で、期待されるそれなりのレベルでの実行(思考、言動、行為、行動、判断、意思決定等)が、(器質的な原因病変は存在していなくて、『前頭葉』を含む脳全体の廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行が原因となり)出来なくなってくる病気、それが『アルツハイマー型認知症』と言うタイプの認知症なのです(「アルツハイマー型認知症」は、「意識が関わる」タイプの認知症なのです)。
社会生活面」で支障が出てくるのが「小ボケ」の段階であり、 家庭生活面」でも支障が出てくるのが「中ボケ」の段階であり、セルフケア」の面でも支障が出て来て『介護』が必要になるのが「大ボケ」の段階なのです。

      
(リビングから見下ろす道路は、サクラ並木の通りとなっています。桜の季節には、お友達をお呼びし、リビングから階下の桜を愛でながら、団子を楽しみます。
桜のあとは、バラを楽しんで、バラのあとは、ブーゲンビリアを楽しみます)。

その核心となる本当の意味での初期段階での中核となる症状とは、世に言われているような(認知症の専門家とされる人達や機関が主張しているような)「記憶障害」に起因した症状ではなく「前頭葉」の機能障害に起因した症状なのです

アルツハイマー型認知症』の発病の最初は、「小ボケ」の段階で、『前頭葉』の機能障害起因した症状だけが発現してくるのです(『MMSEで』判定される左脳と右脳は、正常な機能レベルに在るのが特徴)。『前頭葉』(「前頭葉の三本柱」の機能、評価の物差しの機能及び実行機能により構成される複合機能体)は、意識的な世界に於ける脳全体の「司令塔の役割」を担っている機能なのです。従って、⓵左脳、右脳及び運動の脳が正常な機能レベルに在ろうとも、②前頭葉』の機能が廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行に因り、異常なレベルに衰えて来た「小ボケ」の段階での「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルのアウト・プットは、異常なものとなるのであり、『アルツハイマー型認知症』の発病と考えるべきものなのです(=社会生活面に支障。脳全体の機能レベルで、生活している)。
このことを分かりやすい表現で置き換えると、『意識的な世界(目的的な世界)は、左脳、右脳及び運動の脳が牽引する「三頭立ての馬車」を運行する世界であり、馬車の運行を支配し、管理しているのが「御者」であり、御者が居眠りし始めたら、馬車の目的に沿った的確な運航は困難となるでしょう』
意識的な世界』(目的的な世界)に於ける脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』の機能が、廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行に因り、異常なレベルに機能が衰えてきたその時(その段階=「小ボケ」の段階)から、『アルツハイマー型認知症』の発病の段階が始まっていると考えるべきなのです。

次いで、『前頭葉』を含む脳全体の機能が、異常なレベルに衰えが進行してくる「中ボケ」(=家庭生活面にも支障)の段階が有り、最後に、末期の段階である「大ボケ」(=セルフケアの面にも支障=介護)の段階となるのです。
世界中の権威達は、「DSM -Ⅳ」の第一要件及び第二要件の規定内容が重大な誤りであることに気付かないで、両者の規定内容が正しいものとして受け入れているのです。その結果、『重度の物忘れの症状』及び失語、失認又は失行(紛い)の症状の発現が確認されて初めて、アルツハイマー型認知症の発病と判定(診断)する過ちを犯しているのです。

その結果、『MCI』(軽度認知障害)とかの意味不明であいまいで、主観的な基準を持ち出して来て、「小ボケ」及び「中ボケ」の段階を『不活発病とか、発病の前駆的状態』とか説明していて、「小ボケ」及び「中ボケ」の段階を、『アルツハイマー型認知症の発病』とは考えていなくて、『見落としている』のです。『アミロイドβ仮説』と『MCI の基準』という間違った誤りの主張権威達から提示され支持されている結果、厚労省が市町村に「作成と措置の実施」を指示した『認知症ケアパス作成の手引き』の中でも、基本の考え方として、提示されているのです。

そもそも「意識」自体について言えば、有史以来この方今日に至るまで、心理学者や脳科学者たちが、「意識」なるものの機能の発現のメカニズムについて未だに、誰一人として、理解できていないし定義できていないままで居るのです(今日現在もなお、専門家たちの間で、『意識は、人類最大の難問』とされているのです⇒ Tadが提示する『意識の機能構造図とその説明』については、Gブログの【G-02】を参照して下さい)。

いづれにしろ、私たちが集積し保持している情報や知識や脳機能データ程度のものは、専門家とされる人達が集まっている著名な独立行政法人には持っていただきたいのです。組織も大きく、人材も豊富で資金も豊かな上に、私たちの血税が投入されてもいるのですから。
 世界で最も権威があり医師や研究者達から無条件に信望されているあの米国精神医学会の診断規定であるDSM-Ⅳの規定と同じように、「アルツハイマー型認知症」の発病を判定する(初期症状を確認する)第一の要件が「記憶の障害」であるなどと誤解したままで居たのでは、何時まで経っても「目的地」に辿り着くことは出来ない相談なのです。

アミロイド・ベータ蓄積老人斑)を阻害し及び脳内から除去する方法(薬)が開発されようとも、そのことにより、「アルツハイマー型認知症」の発病を予防したり/症状を治したり/症状の進行を抑制できることには、繋がらないのです。
アミロイドベータの蓄積と「アルツハイマー型認知症」の発病との間には因果関係が存在していないからです。このことを明確に指摘しておきたいのです。
アミロイドベータ仮説の主張内容が誤りであること』について、完璧に実証できる脳機能データ』(二段階方式の手技を活用して集積した極めて精緻で極めて多数で、世界に誇れるレベルのものであり、前頭葉を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした類型的症状とがリンクしたもの)を4種類も、私たち「二段階方式」は集積していて、その解析結果をこのブログ上で公開してきているのです(「論文」としては、何処にも提出していないので、世の中には知られていないだけ)。

※ 『仮説』【世界的に通説の地位にあるのが、アミロイドβ仮説】を仮説の儘で、何時までも語り続けるのは、世の中を惑わすだけなのです。発病との間の因果関係実証できないのであれば、潔く、間違いであることを認めるべきなのです。

注) 本著作物(このブログB-37に記載され表現された内容)に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。   

   エイジングライフ研究所のHP左の部分を「クリック」してください)

    脳機能から見た認知症(具体例をベースとしたもう一つのブログです)    


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