歳月は人を待たず(還暦を迎えたのがこの間の事のように思えるのに、もう古希を過ぎてしまった?!)
脳の老化は時を選ばず(些細な事にも、我慢出来ない程に腹が立ち抑制が効かないんです!)
日々に物忘れが増えていくだけ(出てくる言葉は、アレョ、アレばかり)
政府が、認知症対策(その大多数、90%以上を占めているのが、今日のこのブログのテーマであるアルツハイマー型認知症というタイプの認知症なのです)を強化する為の新大綱を6月18日に決定しました。『認知症の人』が暮らしやすい社会の実現を目指す従来の『共生』に加えて、発病や症状の重症化が進行することを遅らせる『予防』に初めて重点を置いた施策という触れ込みなのです。ところがその中身を子細に検討してみると、様々な問題点が潜んでいることが分かるのです。それらの問題点を指摘するだけでなくて、正しい知識の提供やあるべき対応策について提言したいと考えるのです(前回の提言である「D-05」&1~&3の続きです)。
&4「アルツハイマー型認知症」こそ、”治すことが出来る”タイプの認知症なのです:
(1) 最初に取り上げる問題は、新たに追加された『予防』というテーマが抱える問題点の指摘と正しい知識とあるべき対応策の提言です。
大綱では、『予防』について、「病気一般」について使われる場合のものとは異なった説明が「注釈」として付け加えられています。この大綱に言う『予防』とは、「アルツハイマー型認知症」にならない(発病自体の予防)という意味ではなくて、認知症になるのを遅らせる、症状が進行するのを緩やかにするという意味であるとの注釈がつけられているのです。通常の場合と比較して、極めて不自然な用語の使用である「この注釈」が付加されている意味、背景、目的はどこにあるのか。専門家達が集って、有識者会議を開催し、大綱を提言した割には、『アルツハイマー型認知症』の発病のメカニズムについて具体的体験に乏しい、即ち、『発病を予防したり、症状を治したり、介護の予防に役立つ治療を指導した一定数/規模での具体的な体験が乏しい』人達が召集されていた、に違いないのです。
(2)更に、有識者会議のメンバー達が、『「アルツハイマー型認知症」は、治すことが出来ないタイプの認知症であると考えている』と推測されるのです。その理由は、二つ考えられるのです。一つは、彼らが発病の初期症状と考えているのは、米国精神医学会が策定した「アルツハイマー型認知症」の診断規定である『DSM4』の「第二要件」が、失語や失認や失行(紛い)の症状が「初期症状」であると規定している(実際には極めて重度の症状を、「初期症状」と誤解して規定している)、その規定内容を疑うことなく、正しいものと考えていると推測できるのです。『脳の機能面』という物差しを使う視点さえも無く、単純に、発現した外観的な症状だけを捉えて、然も、末期の段階でしか発現が確認されない(極めて重度の症状であるとの認識さえも欠いている)米国精神医学会が策定した規定である『DSM-4』の策定に参加したメンバー達の権威に押し倒されて、その考えを踏襲し、誤解していると考えられるのです。
私たちが独自に開発した『二段階方式』の手技を活用して集積した『アルツハイマー型認知』」の発病患者(「小ボケ」、「中ボケ」及び「大ボケ」の全ての段階の症例である14689例)に対し実施したMMSEの得点の解析結果が示唆する『MMSE下位項目の項目困難度』の存在を知らないからなのです。前回のブログで詳細を説明したように、「アルツハイマー型認知症」の発病者達について、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルを精緻に判定し、且つ、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした症状という基準を適用し分類すると、「小ボケ」、「中ボケ」及び「大ボケ」の「三つの段階」に区分されることが分かるのです。その基準を適用してみると、「失語」や「失認」や「失行」の症状(紛いの症状)が発現してくるのは、末期の「大ボケ」の段階の後半になってから、『11の「下位項目」により構成されていて30点が満点であるMMSEの総得点が「一桁になって初めて確認される」症状、極めて重度の症状であることが分かる』のです。猶、失語、失認、失行(紛いの症状)が発現してくるのは、記憶障害ではなくて(間違いの想定)、注意の分配力の機能が廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行の結果、殆ど働かないことが原因で発現してくる失語、失行、失認(紛いの症状)であることに注意。
私たち「二段階方式」の考え方、基準による場合も、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルが、廃用性の加速度的で異常な機能低下を進行させてきた段階、「末期の段階」である「大ボケ」の段階の症状が発現してきたお年寄りの場合には、最早治すことが出来ないと考えているのです。治すには、早期の対応が不可欠。『アルツハイマー型認知症』も、一般の病気と同じこと、早期診断・早期治療が不可欠なのです!
『アルツハイマー型認知症』の場合も、本当の意味での早期の段階、私たちの区分で言う「小ボケ」及び「中ボケ」の段階で見つけること(早期診断による早期の段階での発見)及び早期治療(「脳のリハビリ」の実践)が不可欠となるのです。「大ボケ」の段階で見つけていたのでは、せっかく見つけても手遅れ。『前頭葉』を含む脳全体の機能が、廃用性の加速度的で異常な機能低下をそこまで進行させていることが原因で、当の本人自身が『脳のリハビリ』の目的や意味を理解することができないし、継続して実践することができないし、治療の効果も出ては来ない『脳の機能レベル』に在るのです。
もう一つの理由は、大綱を策定した有識者会議の有力メンバーが、『アルツハイマー型認知症』の発病原因について、未だに発病との間の因果関係を立証できてもいない単なる仮説とはいえ、世界的に通説とされている『アミロイドベータ説』の権威に押されて、当該仮説の主張内容が正しいものと妄信している為と推測されるのです。アミロイドベータ説の考えに依拠しているのでは、「症状を治すこと」など想像することさえ困難と想像できるのです(情報を連絡する役割を担う神経細胞に「アミロイドベータ」が沈着してできた「老人斑」の有する毒性が神経細胞の「大量死」を惹き起こすことに因り発病すると主張する「仮説」を正しいものと信じている)。『アミロイドベータ説の考えを支持』していながら、大綱で彼等は、『家の外に出て行き、交遊を楽しんだり、運動する』ことの効果として、『認知症になるのを遅らせる、症状の進行を緩やかにする』ことが出来るとの「提言」を行っているのです。⇒こうしたバックグラウンドがあるからこそ、大綱では、「アルツハイマー型認知症」を治すこと(私たちが提言している『早期診断による早期回復』というテーマ)が、今回の目標テーマからは、除外されていると推測するのです。
&5 「アルツハイマー型認知症」の治療と「介護の予防」の為の正しい方法
(1) お年寄りが、歩く機会が極端に少ない「生活習慣」を続けていると、膝の筋肉が廃用性の筋萎縮による機能低下を起こしてきて、歩行が困難となります。ところが、再び歩く生活を取り戻し、その生活習慣を続けると、普通に歩くことが出来るようになります(廃用症候群)。
(2) 何か(世間に対する強い恥ずかしさや、本人の心の重い負担となる辛さや、或いは、以前の自分なりのテーマを追求出来ていた生活状況の回復の困難を伴う出来事の発生とその継続)を「キッカケ」として、心が折れてしまい、何事に対しても「意欲」を喪失して、立ち上がり、這い上がっていくことが出来なくて、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものも無い単調な暮らし方の継続、『「前頭葉」の出番が極端に少ない「生活習慣」であるナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」を継続させていると、『前頭葉』を含む脳全体の機能について、使われる機会が極端に少ないことが原因である廃用性の異常な機能低下が進行していくことになる』のです(廃用性の異常な機能低下に因る発病と症状の進行=廃用症候群)。
関連するニューロンのレベルにまで掘り下げた場合のメカニズムは異なると考えるのですが、筋肉の場合に起きてくる場合と、機序としては、同じ構造に属すると考えているのです。すなわち、治療の方法として使ってやれば、再び、元の正常な機能レベルに回復させることが出来るという意味なのです。但し、それには条件があり、「小ボケ」及び「中ボケ」までの早期の段階であることが必須の条件であり、末期の「大ボケ」の段階にまで機能低下が進行している場合は、回復の可能性はなくなるということに注意が必要です(とは言っても、認知症の専門家とか専門医とか言いながら、世界中の権威ある機関が発病の初期段階と誤解しているが本当は末期の段階である「大ボケ」の症状しか知らないのです。「小ボケ」や「中ボケ」の段階があることさえ知らないでいるのです)。
(3) 症状自体を治す方法及び症状の進行を抑制し(遅らせ)、介護の予防の方法(介護が不可欠となる「大ボケ」の段階にまで症状が進行するのを抑制する/遅らせる)は、両者共に、『脳のリハビリ』という方法が、「唯一の効果的な方法」となるのです。アルツハイマー型認知症の本態が、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病(脳の使い方としての生活習慣であることに注意する)であることに鑑みて、症状を治す効能を有する薬は存在し得ないし、症状の進行を遅らせる効能を有する薬は存在し得ないのです(未来永劫、治療薬が開発されることは、ありえない事と断言できるのです)。
(4) 私たちが開発した『脳のリハビリ』とは、脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』を含む脳全体の機能が活性化する「脳の使い方」としての『生活習慣の改善』を言います。脳の機能面から言うと、私たちが「前頭葉の三本柱の機能」と呼ぶ「意欲」、「注意の集中力」及び「注意の分配力」、中でも、『注意の分配力』の機能の出番が出来るだけ多くなるような「生活習慣」の継続が必要不可欠の条件なのです。『注意の分配力』の機能を一言で表現すると、『異なる複数の「テーマ」を同時に並行して処理する機能』と言うことになります。例えば、自分が置かれている状況を分析し、理解するにも、状況判断に沿った「テーマ」を発想するにも、テーマの実行内容を計画するにも、実行結果の洞察、推理及びシミュレーションを行なうにも、シミュレーション結果に基づいて評価し、比較し、最終的な実行内容を選択するにも、異なるテーマを同時に並行して処理することが要求されているので、『注意の分配力』の機能の出番が要求されることになるという訳なのです。
これこそが、「私達人間だけに特有な世界である、『意識的な世界』における、『前頭葉』が働くメカニズム」なのです。脳全体の働きで言うと、意識的な世界とは、左脳、右脳及び運動の脳という三頭の馬が牽引する三頭立ての馬車の『御者』が、前頭葉の三本柱の機能、評価の物差し(意識の首座=自我)及び実行機能から構成されている複合機能体である『前頭葉』という脳機能の役割なのです。その『前頭葉』の個別認知機能群である実行機能(Executive Function)の機能の発揮を左右し/下支えている機能が、注意の分配力の機能を核心的機能とする『三本柱の機能』なのです。その意味で、『注意の分配力』の機能の機能構造の深い理解なしには、『アルツハイマー型認知症』発病のメカニズムを理解することは出来ないと言っても過言ではないのです(アミロイドベータ仮説の我が国での牙城の一つである理研ーMIT研究室が研究の対象にしている「マウス」(アミロイドβを注入したADマウスが自慢)には、『意識』という世界も存在しなければ、『注意の分配力』の機能も備わってはいないのです)。
注)14689例にも及ぶ生きた人間の意識的な世界、私たちが独自に開発した『二段階方式』の手技を活用して集積した精緻な「脳機能データ」の解析を基礎とした私たち独自の定義で言うと、『注意の分配力』の機能とは、①覚醒の度合いがそれぞれに異なる複数の「意識」を同時に並行してあ操り、管理し、コントロールしている機能であり並びに過去、現在及び/又は未来に直接及び間接的に関わる『テーマ』であり、異なる複数の錯綜する「テーマ」について(浮かんでは消え、更には再復活して来ることもある種々で多岐に亘る)各々の「テーマ」を記銘度の差のままに保持しつつ(或いは、それまで、意識度の低いところで単に保持していただけのテーマを喫緊の課題として意識度を顕在化させて来ることもある)、同時に並行して、且つ、重層的に(処理の対象となる各項目の次元が平面的でなく、交差し、立体的に)処理している脳機能であり、その発揮には、意欲及び注意の集中力の機能が、その基礎として常に関わっている「脳機能」なのです。人間だけに特有な機能である「意識」を構築し、統合し、統括する上で、不可欠の機能なのです。DNAの98%が人間と同一とされる『チンパンジー』にさえ存在し得ない世界であり、私たち人間だけに特有な、『意識的な世界』(「意識的」に何かのテーマを発想し、実行に移す世界)は、『注意の分配力』の機能の働きなしには、存在し得ないのです。『アルツハイマー型認知症』の発病を語る上で最も核心的な要因、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』が継続する生活状況下で、最初に、最も早い段階から、機能が異常なレベルに衰えて行く脳機能、それが、『注意の分配力』という脳機能なのです。『アルツハイマー型認知症』の発病の真の原因は、「DSM-4」の第一要件が、科学的な根拠も無く、単なる憶測による想定だけを基にして規定する「記憶障害」が原因ではないのです。「記憶障害」自体が、以下にメカニズムについて詳細を説明する『前頭葉の機能障害』に起因して惹起されることに気づいていないのです。『実行機能(『前頭葉』の個別認知機能の総称)が、廃用性の機能低下の進行により徐々に働かなくなることが発病の真の原因なのです。意識的に何かのテーマを発想し、実行に移す世界、『意識的な世界』を構築する不可欠の要素である『実行機能』の機能群、観察、分析、理解、想像、予測、判断、発想、企画、計画、創意、工夫、創造、洞察、推理、シミュレーション、比較、評価、選択、決定、決断、統合、統括、管理、コントロール、感動、抑制等の機能の発揮度を左右し、下支えている機能である意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能自体が、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものも無い単調な暮らし方の日々、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』が継続する状況の下で、廃用性の加速度的で異常な機能低下を進行させていくことに厳密にリンクして、三段階に区分される『認知症の症状』が発現してくる真の原因は、一つは、『加齢』に起因して進行する機能低下という要因であり、もう一つ別の「加重される要因」が、脳の使い方としての『生活習慣』、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続に起因して進行する廃用性の機能低下という要因なのです(私たちが世界で初めて解明し、私たちの主張内容が正しいことを、住民参加型の『地域予防活動』の実践指導として、疫学的方法により実証してきたのです)。⇒『アルツハイマー型認知症』と言うタイプの認知症は、「仕事とは無縁となる『第二の人生』での生き方、脳の使い方としての生活習慣が問われることになる認知症」なのです。自分なりの夢も希望も無い、目標となるものも無い日々の暮らし方が、『発病の危険因子』なのです。自分なりの興味が持てる何等かの「テーマ」(趣味や遊びや人付き合いや地域活動等)を見つけて、自分なりの喜びや生き甲斐を感じられる時間が有り、自分なりの目標が持て、小さくても良い、自分なりの希望や夢が持てる脳の使い方としての『生活習慣』の継続的な実践が、「意欲」が湧き、「注意の集中力」が継続でき、『注意の分配力』の出番が多くなる日々の暮らし方の構築となり、必然の結果として、『実行機能』の廃用性の加速度的で異常な機能低下を防止することとなり、『アルツハイマー型認知症』の発病の予防につながるのです。
(5) 世界中の認知症研究の専門家達から原因不明で治らないタイプの認知症であるとされ、発病の原因については『4つの仮説』が提起されてはいるものの、それらの全てが発病との間の因果関係を未だに立証することが出来ない儘でいるアルツハイマー型認知症というタイプの認知症は、一つには、『加齢』に起因した脳の老化の進行という要素(『第二の人生を送っている60歳を超える年齢の高齢者』が発病の「第一要件」であると私たちは主張)が存在し、もう一つは、何等かの具体的な「キッカケ」の発生と継続に因り、心が折れてしまい、立ち上がり、這い上がる「意欲」を喪失して、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の開始と継続という要因(私たちが規定する発病の「第二要件」)が存在し、異なるこの二つの要因が同時に存在し、充足される『生活状況』下で前頭葉を含む脳全体の廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行していくことが原因で、発病し及び症状の重症化が進行していくというのが私たちの主張であり、『アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病に過ぎない』と主張しているのです(ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」が継続することに因り、『前頭葉』の機能が廃用性の機能低下の進行により機能障害を惹き起していくことが、『アルツハイマー型認知症』の発病を決定づける核心的要因なのです)。※『注意の分配力』の機能を制する者は、『意識』の機能構造を制し、更には、『アルツハイマー型認知症』の発病のメカニズムの解明を制することになるのです!!
(6) 上述した発病及び症状の重症化が進行するメカニズムに鑑みて、治す方法及び症状の重症化の進行を抑制する(緩やかにする)方法は、『脳のリハビリ』(「前頭葉」を含む脳全体が活性化する生活習慣、脳の使い方としての『生活習慣』の改善)と実践の継続が、唯一効果的な方法となるのです。「二段階方式」の手技の活用により、『前頭葉』の機能レベル及び左脳と右脳の機能レベルを精緻に判定し、且つ、その機能レベルに厳密にリンクした症状の類型化による区分により、本当の意味での「早期の段階」である「小ボケ」又は「中ボケ」と判定されたお年寄りに対し、脳の機能レベルをベースとして、本人の生活歴の聞き取り結果(脳の使い方としての「生活習慣」の具体的な中身)を斟酌した、前頭葉を含む脳全体が活性化する「テーマ」の実践を継続する(「生活習慣」となる)よう実践を指導しつつ、同時に、定期的に「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルの変化を精緻に、客観的な基準により『判定』(改善、維持、低下に区分)して、『低下』と判定されたお年寄りに対しては、『生活習慣』(但し、食生活は、無関係)の改善指導を行うべきなのです。
&6 「アルツハイマー型認知症」の発病自体を予防する為の正しい方法
(1) NHKの人気番組『チコちゃんに叱られる』で使われたデータであり、『加齢』に起因して、機能の老化が進行していくことを示している「前頭葉」の老化曲線のカーブは、『二段階方式』の手技を活用して集積した私たちの脳機能データなのです。「正常老化の曲線」と私たちが呼ぶこの曲線は、重要な意味を持っています。その意味するところは、『加齢』という要因だけでは、「前頭葉」の機能低下は、異常なレベルにまでは進行しないということなのです。100歳までのカーブが示すのは、「前頭葉」の機能が正常な機能レベルを保っている限りは、『物忘れの症状』が進行しようとも、「アルツハイマー型認知症」を発病することは、絶対に起きては来ないということなのです。
『アルツハイマー型認知症』を発病し及び症状の重症化が進行する要因は、『加齢』に起因した脳機能の低下という要因に対して、更に加重されるもう一つ別の要因の継続的な存在が必要なのです。それこそが、私たちが発病の「第二要件」として定義するナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続という要因なのです。この加重要因が付加されることが無ければ、「アルツハイマー型認知症」の発病という事態は起きてはこないということなのです。
(2)上述の説明でお分かりのように、『アルツハイマー型認知症』の発病自体を予防する方法は、『前頭葉』を含む脳全体を正常な機能レベルに保つことであり、その具体的な対策方法としては、『前頭葉』が廃用性の機能低下を開始する条件を回避すること、即ち、『生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものも無い単調な暮らし方、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続を回避すること』に尽きるのです。言い換えると、あなたの、『前頭葉』が活性化する「生活習慣」を構築し、継続的に実践することが、唯一の対策方法となるのです。
※1私たちの「脳機能データ」の解析結果によると、加齢に起因した脳機能の低下の際も、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続に起因した廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行の際も、最初に衰えを開始していくのが、『注意の分配力』の機能なのです(11の下位項目で構成されるMMSEのデータでは『想起』の項目が、必ず最初に衰えていく)。このことからも明確なように、アミロイドβの蓄積により生成された老人斑がもつ毒性に因り情報を連絡する神経細胞の大量死が惹き起こされてその領域が拡大していくことが原因で記憶障害が生じてきて発病し、重症化が進行して行くと想定した憶測が主体のアミロイドβ仮説は、誤りであり、破綻しているのです。
※2様々な程度及び態様により形成され、保持されている種々の各「テーマ」に対して、配分の度合いが異なる「注意を分配」し、更にその上で、それらの「テーマ」を統合し、統括し及び同時に並行して処理する(している)脳機能なのです。『第二の人生』を送っている60歳を超える年齢の「高齢者」(「アルツハイマー型認知症」を発病する潜在的な可能性が有る唯一の対象群なのです)が、上述の特徴を有する『注意の分配力』の機能を発揮させ得る場及び機会を、いかにして、どのように確保するのか、どのように出来るだけ多くの機会を確保するのかが、「アルツハイマー型認知症」を発病するか/しないかを区分ける分岐点となるのです(創意、工夫が問われる)。
(3) 『注意の分配力』の機能は、「異なる複数のテーマを同時に並行して処理する為の機能」なのです。この『注意の分配力』の機能の出番が出来るだけ多い「テーマ」を実践する「生活習慣」の継続が、日々の生活面で、『前頭葉』の出番を増やすこととなり、発病を予防する上で最も効果的な『生活習慣』となるのです。
自分なりに興味や関心が持てて、実行の計画や、実行計画の遂行が、意欲を湧き起こさせ、注意の集中力の継続的な発揮に繋がり、あーしたらどうなる、こうしたらどうなるという風に、洞察し、推理し、シミュレーションして、創意や工夫を凝らすことにより、『注意の分配力』の機能が発揮される場面や機会が多くなる生活、自分なりの「喜び」や「生き甲斐」を得ることが出来る『生活習慣』を楽しみつつ、日々継続して実践する『第二の人生』を送るのです。その際に、一人で取り組むのではなくて、出来るだけ仲間と一緒に実践することが、『社会生活』(他人と交わり、共通の「テーマ」の設定や「目標」を実行する場)を不可避的に、体験することが出来るので、より効果的ということなのです。※ 継続は、力なり。長期に亘って継続できて、『生活習慣』となる為には、『自分なりに楽しめる』という要素が要求されるのです。
(4)(「正常老化の性質」と私たちが呼ぶ要因、『加齢』に起因した脳の老化が進行してきている『第二の人生』を送っている60歳を超える年齢の『高齢者』が、これといった趣味もない、遊びも楽しまない、友達づきあいもしない、運動もしない、達成すべき目標もない生活、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』を日々続けていると、運動の脳、左脳、右脳と協働する場面が大幅に減ってきて、あーしたらどうなる、こうしたらどうなる等の検索やシミュレーションをした上で、何をどうするのかを決める「脳の司令塔」としての『前頭葉』の出番が、極端に少ない単調な「生活習慣」の継続により、『前頭葉』を含む脳全体の機能が、廃用性の加速度的で異常な機能低下を進行させていくこととなり、間違いなく『アルツハイマー型認知症』を発病することになるのです。『アルツハイマー型認知症』は、廃用症候群に属する老化・廃用型の「生活習慣病」に過ぎないのです。
(5)「左脳中心」、仕事偏重だった「第一の人生」とは生き方を変え、仕事とは無縁となる『第二の人生』では右脳中心の生き方への転換を図り、周囲の目を気にせず、『自分らしさ』を前面に出せるような生き方をして、毎日の生活の中に、実践の過程や目標達成の結果に『自分なりに』「楽しみ」を感じ、「喜び」や「生き甲斐」が得られるような『テーマ』を選択し、『目標』を設定し、自分がイキイキとしていると感じられる『脳の使い方』としての『生活習慣』を打ち立てて、継続することが必要不可欠の条件となるのです。
(6)「趣味や遊びや人付き合いや運動や、地域活動」等を中心とした生活の中に、自分なりの『喜び』や『生き甲斐』が得られるような『目標』の設定と実行、生活上の張りのある『生き方』を見つけて、自分らしい『生活の楽しみ方』をして、何かに挑戦する『意欲』が湧いてきて、『注意の集中力』が長続きして、『注意の分配力』の出番が出来るだけ多くなるような脳の使い方としての『生活習慣』を組み立て、構築し、実践するのです。
① 時間が経つのも忘れるような、熱中し、夢中になれる、趣味や遊びの機会を出来るだけ多く持ち;
② 趣味や遊びを通じて、できるだけ多くの友達と交わり;
③ 趣味や遊びや人付き合いや地域活動に、自分なりの生き甲斐や目標や喜びを見つけて;
④ 精神的な張りと緊張感のある毎日を過ごしながら;
⑤ 速足の散歩やラジオ体操など、毎日、『運動』するのです。
&7 住民参加型の『地域予防活動』の実践(国策化)が喫緊の課題(アルツハイマー型認知症に対する正しい対策の必要性)
(1) 私たちが内閣府に対して『提言書』の郵送により提案している『アルツハイマー型認知症』の早期診断による『回復』及び『介護の予防』並びに『発病自体の予防』を明確な目的とした住民参加型の『地域予防活動』の国策化こそが、『喫緊の課題』であると考えているのです。対策を実施せず、現状のまま放置していたのでは、際限なく膨れ上がる社会保障費(CT、MRI、SPECTやPET等の高額の診療費を稼げるものの、回復させることが可能である早期診断には無用の長物の使用に因る末期の段階での発病の有無の診断、治療効果が全く認められない単なる対症療法薬でしかない薬の使用、末期の段階にまで症状の重症化が進行した結果、「セルフケア」にも様々な支障が出てきて介護が不可欠となっている『大ボケ』の段階の「お年寄り」の介護の為の費用)の総額が、年々増加の一途を辿っていて、今や、単年度で、20兆円を超えるという天文学的な規模にまで、膨れ上がっているのです(一般会計と特別会計の合計額)。
(2) その上、老々介護とか、認認介護とか、果ては、『介護離職』が重大な社会問題になっていながら、発病自体の予防、早期診断による回復、更には、介護の予防という「テーマ」に対する何等の施策が実施されていない状況で、国民の関心が薄い現状に対し、具体的で実施可能な方策を提起しつつ、警鐘を鳴らしたいと考えるのです。
(3) 『二段階方式』の使用許諾契約(対価は有償とし、有償の期間限定はしない)の新規の締結先市町村に対し(指導能力から考え、私たちの「対応能力」に鑑みて、累計総数300に限定)、徹底的に『成果』を追求する活動によって、私たちの主張内容が正しい(「アルツハイマー型認知症」は、廃用症候群に属する単なる「生活習慣病」が本態なのであり、早期診断により治せるし、介護の予防も発病自体の予防も、脳の使い方としての生活習慣、「前頭葉」を含む脳全体が活性化する生活習慣の構築と継続的な実践が、唯一で効果的な方法である)ことを実証して見せること、実証に注力した活動を、来年度から再開する考えなのです。導入先の数の多さではなく、導入先の数を限定し、早期診断による回復及び介護の予防について、実施品質の確保と具体的で顕著な成果の獲得を指導する考えなのです。その成果が、発病自体の予防についての、地域住民に対する極めて効果的な情報発信になると考えるからなのです。
(4) 住民参加型の『地域予防活動』の指導に際しては、『早期診断による回復と介護の予防』を最重要課題とする考えなのです。『アルツハイマー型認知症』の早期診断による回復、介護の予防及び発病自体の予防に対する首長の関心が高い市町村であって、脳の機能と言う物差しを活用する住民参加型の「地域予防活動」の実践に対して、自らの関与の使命感を覚えていて、意欲にあふれる保健師さんがいる市町村だけを対象として、指導したいのです。私たちの側の対応としては、過去の活動に際して指導力の発揮が不十分であったとの猛省から、指導に携わる『女性の専門職』を或る規模で養成する考えなのです。
『アルツハイマー型認知症』の発病について、『脳のリハビリ』の実施により『回復』させることが可能な本当の意味での『早期の段階』(私たちの区分で言う小ボケ及び中ボケの段階)で発病を見つけること及び早期診断と早期治療(『脳のリハビリ』の実践指導)による『回復』を達成した数の多さ、更には、末期の段階である大ボケの段階にまで症状が進行するのを抑制することに因る『介護の予防』の達成の率の高さについて、『二段階方式』の考え方及び『二段階方式』の手技の実施品質の高さの証明による情報発信が、『アルツハイマー型認知症』の発病自体の『予防』という「テーマ」に対する、国民的な関心を惹き起こす上で、最も効果的な手段となる(情報の発信力となる)と考えるからなのです。
(5) 我が国の医療の現場では、「DSM-4」の第一要件が発病の原因と規定し確認を要求している『記憶障害』という要素と第二要件が発病の『初期症状』と規定し確認を要求している失語、失認、又は、失行の症状(紛いの症状)という要素を確認する作業が不可欠の診断業務とされているのです。その結果、極めて重度の記憶障害の症状の発現の確認を基礎として、加えて、末期の段階である「大ボケ」の段階の後半になって初めて発現してくる『極めて重度の症状』である「失語や失認や失行(紛いの)の症状」の確認を待って、「アルツハイマー型認知症」の発病とする診断がまかり通っているのです。その結果、本当の意味での早期の段階、脳のリハビリにより症状を治すことが可能である(「前頭葉」を含む脳全体の機能を正常な機能レベルに引き戻すことが可能である)小ボケ及び中ボケの段階は見落とされているのです。「小ボケ」、又は、「中ボケ」の段階で確認される類型的な症状がいくつも出てきて、家族がどうも変と思って、病院へ本人を連れて行き、受診させても、「何でもないと診断される」のです。頻度や程度が通常のお年寄りに比較してやや重い程度の『物忘れ』の症状が確認されると、MCI(Mild Cognitive Impairment『軽度認知障害』)とかの専門用語を使って(正常でも異常でもなくて、発病の先駆的状態とかの意味不明な説明)説明し、ケースによっては、半年から1年程度、症状の進行を遅らせることが期待されるとか言いながら、効きもしない薬(「治療効果」は無くて、介護する側の労役の緩和程度の単なる「対症療法薬」=症状の発現の仕方や程度を速成し、又は、昂進させるだけの効果だけ)に過ぎないのです。エーザイのアリセプトを含む「4種の薬」の内の1種類を処方している場合が多いのです。
注1)医療の現場では、意識的な世界、『意識的に何かを発想し、実行に移す世界』が、「アルツハイマー型認知症」の発病のメカニズムと密接不可分の関係にあるという発想自体が無いのです。『左脳、右脳及び運動の脳という三頭の馬が牽引する三頭立ての馬車が運行する世界が、意識的な世界であるという認識も無い』のです。その為、三頭立ての馬車の御者、脳全体の司令塔の役割を担っている前頭葉という脳機能についても無関心なのです。医療機関が、診断の際に実施するのは、MMSE テストだけなのです(「長谷川式」、を実施するところもあるようですが、長谷川式には欠陥が多いのです)。MMSEテストでは、左脳と右脳、馬の機能レベルしか判定できないのです。肝心の前頭葉の機能レベルは判定できないのです。良く使用されるCTやMRIでは、「脳の形」しか測定できないのです。脳の機能を測定する為に使用するf-MRIやPETで判定すると言っても、『前頭葉』の機能レベル、就中、「意欲」、「注意の集中力」及び『注意の分配力』の機能レベルを精緻に判定することは出来ないのです。『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルを精緻に判定することが出来る手技を持たないこともあって、末期の段階でしか発病の有無を判定することが出来ていないのが実態なのです(結果として、脳のリハビリにより正常な機能レベルに回復させることが可能である「小ボケ」及び「中ボケ」の段階の症状が発現しているお年寄りは見落とされていて、アルツハイマー型認知症は発病していないと診断(誤診)されるのが一般的なのです。
注2)認知症研究の専門家達の脳が、『DSM-4』の束縛からどうしても逃れられないというのなら、第一要件を『前頭葉の機能障害』(cognitive disturbances in executive functioning)と読み替え、第二要件を『前頭葉の機能障害のみに起因した症状を初期症状とする』と読み替えることを提案します。
(6) 脳全体の機能レベルと症状とのリンクが「二段階方式」の特徴
『二段階方式』の手技では、『アルツハイマー型認知症』の発病の有無を「三つの側面」から判定し、鑑別します(概要を記します)。
ⅰ)二つの神経心理機能テストによる『前頭葉を含む脳全体の脳機能レベル』の判定(以下、「A」と言う)。同時に、MMSE下位項目の低下順の通りであるか否かの判定が必須の作業となります。
ⅱ)「30項目問診票」による『生活実態』(具体的な症状の確認及び三段階に区分される症状の段階区分)の確認と把握(以下、「B」)
ⅲ)予測される「キッカケ」の発生時期以降についての過去数年間に亘る脳の使い方としての『生活習慣』という視点からの『生活歴』(「キッカケ」の発生の確認作業及びその後の単調な「生活習慣」の継続の確認)の聞き取り(以下、「C」)という「三つの側面」を厳密にリンクさせ、総合的に判定、鑑別することが、特徴なのです。
※脳の機能レベルAと生活実態Bとが一致して、更にそれを説明でき得る生活歴の存在Cの確認ができた場合のみ、アルツハイマー型認知症の発病と判定することになり、初めて個別生活改善(脳リハビリ)指導の対象となります(割合は、90%を超える:認知症の発病を疑われる場合、殆どのケースが、「アルツハイマー型認知症」)。
ⅳ)『二段階方式』の手技を使うということは、依拠する多数の症例により集積された脳機能データに基づいて、A・B・Cの各々が意味するところが、相互に一致するかどうかを「確認していく」作業であるともいえます(「判定の手順」がパターン化されている)。
⇒『二段階方式』の手技は、判定マニュアルのA、B及びC並びに「判定マニュアルの使用の手引き」により、実務化されています。
⇒ 現行マニュアルの内容の更なる進化とパターン化の改訂作業中!
※『アルツハイマー型認知症の発病であれば、必ずA=B=Cになる』のです!!。⇒『加齢』に起因した脳機能低下の進行(正常老化)とナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続に起因した廃用性の異常な機能低下の進行という異なる二つの要因が同時に並行して進行していく相剰効果に因り、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行していくことに厳密にリンクした症状(前頭葉を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした三段階に区分される類型的な症状)が発現してくるのが、他の種類の認知症とは全く異なる特徴である老化・廃用型の生活習慣病が本態であるアルツハイマー型認知症の場合は、且つ、その場合に限り、『A(「前頭葉」を含む脳全体の機能レベル)=B(「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした症状の発現=C(ナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続としての生活歴の確認)』という図式が成立するのです。このことに加えて、『MMSEの下位項目』について、14689例の症例が示す『項目困難度の指標』が示す通りの低下順であることが確認されることに因り、発病の有無の精緻な判定、他の種類の認知症との精緻な鑑別、更には、認知症と紛らわしい他の病気との精緻な鑑別が可能となるのです。
(7)『脳のリハビリ』(生活習慣改善)の実践のための指導の留意点
『アルツハイマー型認知症』の発病であり、「小ボケ」又は「中ボケ」のレベルであることが確認され、『生活歴』の聞き取りにより、意欲を喪失させることとなった『キッカケ』の発生時期及びその具体的な内容が確認され、「ナイナイ尽くし」の単調な『生活習慣』の継続が確認されたら、被検査者本人の脳の活性化を図る為の、『脳のリハビリ』の指導〈生活習慣の改善の為の指導〉を行います。
ⅰ)本人の現在の脳の使い方としての「生活習慣」の問題点を把握して、脳の活性化、即ち、『前頭葉』を含む脳全体の機能が活性化する『生活習慣』への改善の為に、出来るだけ具体的で、実施可能で脳の機能レベルに見合った「脳のリハビリの処方箋」を提示します。
ⅱ)『前頭葉』が活性化するテーマは、個々人によって異なります。『評価の物差し』が異なる上に、『人生体験』自体が異なるからです。第二の人生を送っていた発病前の本人の脳の使い方としての「生活習慣」の具体的な内容を聞き取り、本人なりに継続して実践することが出来、テーマを実践することに因り「意欲」が湧いてきて、「注意の集中力」が継続するようになり、「注意の分配力」の機能の出番が多くて、発想し、工夫し、洞察や推理する機能、『実行機能』と呼ばれる「前頭葉」の個別認知機能が活性化して良く働くような「テーマ」を見つけ実践の指導をすることが、必要不可欠となるのです。継続されて、『生活習慣』化することに因り始めて、本人の『前頭葉』を含む脳全体の機能の『活性化』と『改善』に繋がるのです。
本著作物「Dー06」に掲載され、記載され、表現された内容に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。このブログ中の内容の一部を引用する際は、必ず、著作権法の規定に則って引用してくださるようお願いします。
エイジングライフ研究所のHP(左の部分をクリックしてください) 脳機能から見た認知症(具体例をベースとしたもう一つのブログです)