国道1号線で宇治川、木津川を越えて帰ります。図らずも出会ったのが、通称流れ橋(正式な名称は上津屋橋=こうづやばし)。ご存知のように大水が流れると、橋げたが流れるというタイプの橋です。流れてもロープで結わえてある橋げたを手繰り寄せればまた使えるという便利な橋。「峠に行く」というテーマには合いませんが、峠が2点間を結ぶものであるとしたら、橋もまた同じ。おまけか番外に入れてやってください。
さて、2009年8月に近鉄京都線の久津川駅から歩いてこの橋を見に来たことがあります。ウィキペディアによると、その年の10月、2011年、2012年、2013年、2014年に流れているそうです。2014年8月に流れたこの橋が元通りになったのは、2016年3月。「手繰り寄せれば」と先ほど書きましたが、手繰り寄せるためには時間も経費も相当にかかるようです。いやいや、橋も人も手繰り寄せるのは易しくないものですね。2009年に訪れたときの写真と比べると、橋脚5本のうち、内側の3本が金属製になっていることが伺えます。昔ながらの橋が同じようにずっとあるように見えますが、実は少しずつ進化しているようです。またウィキペディアによれば、流されにくくするためにもとより75cmかさ上げされているようです。
それにしても橋の南側の砂場の広いこと。ふだんは広い広い川幅の北側に水の流れがあるだけです。ビーチバレーなら何面取れるだろう。あるいは、火星の大地(自分の目で見たことはありません)のような場所が必要なロケに使えるのではないかと思うほどです。
夕方5時が近いというのに、この橋を見る、あるいは渡るのが目的の人もたくさんいる様子です。それに気づくと橋の周辺も7年前から比べると整備されているように思われます。時代劇のロケに使った橋。私もそんなシーンを見た記憶がありますが、7年前より背景に建物が見えやすくなったような気もします。時代劇がそんなに作られなくなった現在でも、多くの人が橋を見にくる。うれしいことですね。
といっている間に夕方の5時。観光客向けに開放されていた無料駐車場の閉鎖時間です。私のバイクを置いたまま閉鎖されてしまうところでした。クルマやバイクで訪れた方はご注意。
こちらに上空からの流れ橋の写真があります。
この日の峠
この日の走行距離 206km
自宅を出てから帰宅するまでの時間 9時間14分
燃費 約45km/L
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