ぶろぐのおけいこ

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青春18きっぷ 2015夏 1日目 姫路のお菊さん(1) 

2015-09-27 15:19:03 | PiTaPaより遠くへ

 この時期になって夏の思い出を記しておきます。

 今年の夏は「青春18きっぷ」は買わないつもりでした。一冊買って5日分を消化しなければならないのはきつい。使わなかった分を金券屋に売るというのも気が引ける。だから買わない!ところが、会社の仲良したちが、姫路城に行きたいと言い出しました。じゃ行くかとやっぱり「青春18きっぷ」。

1 姫路の『皿屋敷』
 行くなら、テーマを決めようぜと出てきたのが「皿屋敷」。お菊さんが皿を数えていくアレですね。というわけで、何の因果か一年で一番暑いであろう、8月上旬の平日に一行は出かけたのでした。
 平成の大合併を経て、53万人を抱えることになった姫路市の表玄関、JR姫路駅から大手前通ごしに姫路城の天守閣が見えます。今回の姫路駅の高架化、駅ビルの改築で駅のホームからも見えるようになりました。
 播州で子ども時代を過ごした者にとっては、「お菊さん」は播州の人です。姫路城にお菊井戸があり、お菊さんは疑いもせず”播州人”だと思っていました。ところが大人になるにつれ、江戸にも「お菊さん」がいたらしいことに気づきます。

2 あなご


 姫路の名物にあなごが挙げられるなんてことを私が知ったのは、残念ながらそんなに古いことではありません。インターネットが使えるようになるほうが早かった。いつ頃からあなごが名物になったのかもよくは知りません。何度かは姫路であなごを食したことがあるのですが、今回みんなで挑戦したのは、小溝筋(おみぞすじ)にある「やま義」さん。ディープなという形容が一番しっくりくるように思います。
 場末の居酒屋さんのような(失礼!)お店。テーブルが4つ。全部の椅子を埋めても10何席くらいの小さい店です。11時開店の30分前から私たちは店の前で並んで待ちました。聞くところによると、結構な並びができる店らしい。通りからはあなごを焼いているのがガラス越しに見えます。開店の11時。平日だったからか、結局は並んで待ったの私たちだけでした。薄暗い店内。あなごを焼く煙が充満して、狭い店内がかすんでいます。こういう店、好きです。やま義定食をみんなで食べました。蒸しあなごが乗ったあなごめしと、焼きあなごのセット。このお店の定番だそうですが、とってもおいしかった。味がどうこうというモノサシとは別に、ディープな店に入ったというモノサシもあるように思われ、きっとこのお店に入ったことはメンバー全員忘れられないでしょう。

3お菊神社


 食後はテーマに沿って、お菊神社を訪ねました。姫路市十二所前町に十二所神社があり、その境内にお菊神社があります。北側の国道沿いには、「播州皿屋敷 お菊物語 お菊神社」と大きな看板が掲げられており、祭神は菊姫命だそうです。大切な皿を割ったとされるお菊さんを祭ったらしい。お菊さんは十二所神社へよく参拝したのだそうです。現在では奉納用のお皿まであります。皿に願いを書いて奉納すると霊験があるという話です。皿にちなんで、飲食店関係の人々に需要があるとか。お菊神社は十二所前線(姫路市街では国道2号線は上下線が分かれ、それぞれ一方通行になります。正確には国道2号線は上り【東行】の一方通行で、下り【西行】は姫路市道十二所前線と呼ばれます)沿いにあり、子どものころから何度も横を通っているはずなのに気づきませんでした。

(つづく)


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