だいたい、教養なんてまったく無縁な一同が、京都へ行こうと考えたのには理由があって、それが、「平安装束を体験してみよう」「そら面白そうや」ということだったのです。キョウヨウなんていえば、強要という字くらいしか思い浮かばないそんな楽しい仲間たちです。
嵐山に時雨殿という施設があるらしい。小倉百人一首についての展示館らしいのですが、平安装束の体験が無料でできるそうな。西大路四条からまたバスに乗って、嵐山公園で下車。
渡月橋を渡って左岸を小倉山方面に歩く。ほどなく時雨殿。
入館料500円也を払って、まずは2階へ。120畳の大広間になっていて、カルタ競技会ができるそうです。その隣の畳敷きの部屋で装束を着せてもらいます。男性の場合、指貫(袴のようなものです)を着けたあと狩衣を着て、頭には烏帽子を載せてもらいます。私たちのときには若い女性スタッフが二人いて着せてもらいます。家でもそんなことをしてもらったことがないのにねぇ。スタッフたちはボランティアなのだそうです。シャッターも押して下さるんですよ。でもこの装束結構暑い。風の通りが悪い。平安の昔は夏でももっと涼しかったのかな。
女性の場合は袿(うちぎ)というのでしょうか、羽織るだけですが結構サマになっています。子供用も装束もあるようですから、ご家族で京都に遊びに行く方は一度経験なさってください。
至れり尽くせりの体験でした。
常設展示室は、愛らしい百体の人形。歌の作者ですね。表は真夏の盆地、京都。涼みがてら、ゆっくり見学したのでした。
夏の思い出でした。
ちょっとハマりすぎなぐらい似合っていますね(^^)
これ、500円の入館料以外に装束体験はどれくらいかかるんですか。
まさかサービス?
今度京都に「帰郷」されたら訪れてみてください。着付けは、カルタ競技が開催されるときにはお休みになるそうです。私は事前に、この日は着付けをされているかと、電話で確認をしました。
入館料以外にはなにも要りません。持参したカメラで撮影までしてもらえます。ありがたいことです。
衣装の提供は井筒企画、着付けはボランティアスタッフで運営されているようです。
井筒企画のサイトはこちら。
http://www.iz2.co.jp/
装束について勉強できますよ。井筒企画といえば、風俗博物館。西本願寺の近くにありますが、いらっしゃったことはありますか。
ついでに。下から2枚目の写真で装束を着ているのがきすけぐみですよ。どうぞよろしく。