2月19日の月は、今年でいたばん大きなスーパームーンだったらしいです。そのでっかい月を見てやろうと仕事用の手帳(19日のページ)にまで記していたのですが、19日は朝から雨。降ったりやんだりを続けているものの、青空なんか見えそうな気配もありません。
今日はだめだなと思っていた夕方、東のほうがぼんやり黄色くなって、やがてくっきりはっきりとスーパームーンが顔を見せてくれました。クルマを停め、しばらく撮影に興じたことです。
地球と月との距離は約38万km、地球と太陽との距離は1億5000万km、太陽の光が地球に届くまでの時間は8分19秒と、この年になっても言える。学研の「学習こども百科」という子ども向けの百科事典からの知識ではないかと思っています。私が小学校低学年の頃、両親はこの事典を買ってくれました。10巻のシリーズで1巻1000円。両親はずいぶん高価な出費をしたものだと今なら思いますが、当時の小学生にそんな財布勘定ができるはずもなく、毎月1冊届くたびに紺色の大判を広げて、隅々まで眺めたものです。
私の中では、38万kmと固定されていた知識ですが、スーパームーンという言葉が聞こえてくるようになって、どうやら地球と月との距離は変化するものらしいということがわかってきました。
光学12倍
国立天文台のサイトによれば、今年一番月が地球に近づくのが、19日の18:03で約35万7000km、一番地球から遠くなる満月が、9月14日で約40万6000kmだそうです。最大の満月は最小のそれの14%増しの大きさ、明るさは30%増しだということです。でっかい満月とちんまい満月を比較できるようイラストで記してあるページもあるのでので、わかりやすい。ただし、19日の18:03の時点では満月ではないらしいですが、シロウトには難しいことはよくわかりません。
テレコン2倍(24倍相当)
いつも持ち歩いているコンパクトデジカメです。光学12倍、テレコンで2倍(24倍相当)、デジタルズーム4倍(48倍相当)の写真です。メーカーのサイトで確認したら、35mmフィルム換算で28mm~336 mm。ということは2倍のデジタルテレコンを使うと672mm相当、デジタルズーム4倍だと、1344mm相当ということになります。
デジタルズーム4倍(48倍相当)
各写真はトリミングしていません。かれこれ10年に手が届こうとするこのカメラ。月って手持ちでもこんなに簡単に撮れるものなんだと改めて思います。
それもほんの10分ほどのことで、また雲に遮られ、雨が降り始めました。雲はかなりの速さで東に流れていきます。いいタイミングで写真を撮ることができました。
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