ぶろぐのおけいこ

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青春18きっぷ 2014夏 2日目(1) 京都-東舞鶴

2014-08-18 22:50:15 | PiTaPaより遠くへ

 京都駅31番ホーム。園部行きの221系8両編成。平日の朝でもあり、結構な混みようです。山陰本線というなんとなくのんびりしていそうなイメージとは反対です。空いている車両を探してホームを歩いているうちに先頭車両まで行ってしまいました。改札口から一番遠い先頭車両といえども立っている人が相当います。
 出発。嵯峨野線(通称。本名は山陰本線)線路は高架になっていて、都会の交通という先進的な様相。梅小路では新しい交通科学博物館が建設中です。ほどなく丹波口。なんと先頭車両のあらかたの人は降りてしまいました。ここからゆったり座れます。高架をずっと走りますが、新しい駅がいくつか。円町(2000年開業)、太秦(1989年開業)、嵯峨嵐山(1994年に「嵐山」から改称)、高架は京都盆地でおしまいです。保津峡ではハイキング客が降りていきました。保津峡も新線になって、かつての趣はなくなってしまいました。亀岡を過ぎ、京都から45分ほどで園部に到着。ここまでは複線で快速に走ります。


 ここで次の列車まで20分のインターバル。改札口を出てみます。8両編成から吐き出された客は町の雰囲気に似合わないくらい多くて、それも若い世代の人たちが一定の方向へ結構早足に歩いています。中には図面を納める筒を持っている人もいます。彼らが歩く先を眺めると京都美術工芸大学と書かれています。そこの学生さんがこの列車に乗っていたわけですね。納得。京都駅を中心に考えると、園部は奈良や大阪と同じくらいの時間で行けるエリアなのです。その園部駅。駅構内にはリーズナブルという屋号のビジネスホテルがありました。このネーミングにびっくり。


 福知山行きの2両編成に乗ります。223系5500番台というらしい。ワンマン運転のはずですが車掌は乗っていました。園部から先は単線になって、一気に速度が落ちるような気がします。列車同士の交換のための待ち合わせが長い。鍼灸大学前という駅にも停車しますが、現在学校名が明治国際医療大学に改称されているので、駅名とその根拠が一致しない状態。やがて駅名も明治国際医療大学前に変わるんでしょう。列車は山あいに入り、深い谷をなぞるように走っていきます。私の隣の席には4人組のマダムたちが乗っていますが、彼女らは若い車掌に何かと絡んでいます。冷房の温度がどうのと言っていると思ったら、天井の蛍光灯に蜘蛛の巣が張っているという指摘もしています。蜘蛛の巣があったところで、彼女らに何の被害もないはずなのですが。一旦その場を立ち去った車掌氏、今度は割り箸の先にティッシュを巻き付けてやってきました。車掌は何でもできなければならないのですね。ご苦労様。


 園部から約1時間で綾部に到着。福知山までは駅があと3つというところです。次の舞鶴線の列車まで30分ほどインターバルがあるので、また改札口を出てうろうろしてみます。駅前をみる限りそんな大きな町ではないように思えるのに、駅前にホテルが3軒。ビジネス客対応用だと思われます。駅の北側にはグンゼ研究所というのがある。かつては繊維工場で潤っていたのかなと想像してみましたが、グンゼの発祥の地がこの綾部だというからびっくりです。現地までやってきてひとつ賢くなりました。駅の隣には入浴施設がどーん。


 また2両編成の東舞鶴行きが入ってきました。これも223系5500番台だそうな。幼稚園児がいっぱい乗っている。遠足でしょうか。園部から舞鶴に向かうには峠を越えるはずなのですが、列車はあまり喘ぐ気配を見せません。傾斜がそんなに急ではないのでしょうか。それとも電車はディーゼルカーと違い、涼しい顔をして坂を上るのでしょうか。時速80kmで進んで行きますが、ロングレールでないのでガタンガタンの音が懐かしい。軽く走って西舞鶴に到着しました。西舞鶴は北近畿タンゴ鉄道との接続駅。JRとは違う車両がみられて楽しい。西舞鶴を出て五老岳の麓を走ると東舞鶴です。

(つづく)


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