元日の朝に、月に寄り添う木星を見たという記事を書きました。今回は月に寄り添う金星です。7日朝の撮影です。
この季節は明るくなるのが遅いので、朝の犬の散歩も暗い空を眺めながらのことになります。もともと天体に知識や興味があるほうではありません。星座は今でもオリオン座と北斗七星くらいしかわかりません。覚えても覚えても忘れてしまますから。太陽系の惑星も、「あれが土星」とかほとんど言えないままです。けれど、ここ何ヶ月か、きっかけがあって金星だとか木星だとかを確認できるようになりました。
こないだは月と木星、今回は月と金星が寄り添う。どうしてそんなに接近できるのだろうと考え始めました。広い天体で、ほぽ同じところで光っているって結構まれなことではないのか?毎朝、観察(というほど立派なものではないけれど)をしていると、月の軌道と金星や木星の軌道がだいたい似たようなところを通るのはなぜか?で、ふと思いついたんですね。太陽系って教科書のイラストで見るように、平べったいものだということではないのかな。惑星の動きを横(宇宙で横や縦という概念はないんでしょうけど)から観ると、太陽を中心にして横一直線の中で動いているということではないのかな?そして月もまた地球を中心に横一文字で廻っている。だから、空を見上げるとぐるっと360度あるように見えるけれども、地球を中心に考えると、太陽も月も、太陽系の惑星もほぼ同じ軌道上を動いている。だから時折寄り添ったりもするし、太陽面を金星が通過したとか、太陽を月が隠して日食になったり、逆に月食になったりする。そういうことではないのかな。
上の思いつきが仮に正しかったとして、私はこの年になってやっと気づいたということになります。やれやれ。
太陽系の惑星たちは、地球から見ると、太陽と同じ軌道上を通るのでそうです。それは上の推測(?)が正しいらしい。惑星たちは太陽のようには素直に東から西へは移動してくれないものの、軌道は太陽と同じらしい。でも、月の軌道は太陽系の惑星たちとは軸にズレがあるので、月は別物なんですって。月と太陽が同じ軌道を動いているなら、しょっちゅう、日食だの月食だのがあることになりますものね。
近頃の明け方の空は、天頂から少し西のほうに木星、東の空に金星、木星と金星の中間くらいに火星、火星と金星の間に土星が光っているそうな。さらに、金星より低い位置に水星なんだって。木星、金星はこれがそうだろうと思えますが、火星だの土星だのは、きっとこれなんじゃない?くらいです。自信はありません。
この頃の金星は上ってくる速度が速いです。