
奈良県御所市の千代酒造のお酒。「篠峯」というラベルのつくお酒が実はどれくらいたくさんの種類作られていることか。そのたくさんのシリーズの中で最初に飲んだのが、篠峯 ろくまる 雄町-純米吟醸 うすにごり 生酒-でした。
ラベルによると、発酵を強めに進め、甘みを減らした純米の一回火入れ原酒で、旨みを残しつつキレのよい辛口のお酒。山田錦がすべて。精米歩合は麹米が60%、掛米が70%だそう。度数が17度という説明。
インプレッションを書こうにも、やはり能力の限界というものがありますから、先に取り上げた「雪彦山」と比べることで、味を感じてみようと思います。比較の上で言えば、雪彦山はにごり酒のイメージが強いというか米の味がする気がします。米のしずくを飲んでいるような気分。18度は結構ガツンときます。でも、味がまぁるくて優しい感じ。これはこれでもちろんおいしい。一方のこちら「篠峯」のほうは、香りも強し、キレといえばいいのか、ピントがピタッと合った感じ。実はこの「篠峯」は友人がくれたものですが、友人いわく「料理の味を邪魔しないのがいい」というのです。そう考えれば、上等のおいしい料理に、ちょっと気取って背筋を伸ばして飲むのにいいのがこの、「篠峯 山田錦 純米 超辛一火原酒」かも知れません。
いつもおいしいお酒をありがとう。
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