紅葉の季節が終わると、次は光り物、イルミネーションの季節です。日曜日の午後から、電車に乗って京都に行きました。
まず目指すのは、北山通。イルミがステキな教会があるらしい。地下鉄烏丸線の松ヶ崎駅で降りて地上に出る。おそらくかつては京野菜を栽培する畑ばかりだったであろうところに、広い道路が通っていて洒落たお店が並んでいます。が、まだ畑もポツポツ見られる田舎です。光り物が輝きだすにはまだ少し時間があるので、その通りを歩いてみました。東には比叡山が見えます。歩いていくと京都工芸繊維大学。大学の前で折り返して西へ歩くと、京都ノートルダム女子大学。ふたつの大学の間は約1km。学校だらけという印象。その間に北山ウェディングストリートと呼ばれるエリアがあるらしい。比較的新しいと思われる教会がふたつとレストランがいくつか。結婚式用の衣装を扱うお店もいくつかあって、今風の結婚式を挙げて、パーティーがこのエリアでできてしまうということなのでしょう。その日、二組のウェディングパーティが道路からも見えました。北山通の全通が1985年といいますから、平安京1200年の歴史から考えれば湯気の立っているような新しさです(私より若い!)。教会といっても新しいに違いありません。
暗くなってきて、まず京都ノーザンチャーチ北山教会。小さな教会の前庭にイルミネーションがしつらえてあります。日曜日だというのに、時折カップルが訪れる、昔お嬢さんだった女性グループが訪れるくらいでとても静かなイルミです。
もうひとつは、北山ル・アンジェ教会。こちらはチャペルがどこにあるのかよくわからないままだったのですが、ここも控えめなイルミです。季節側、道路に面した入り口で、でっかいサンタさんが飾られていましたが、これが安っぽいイメージを作っています。ちょっと残念なところ。レストランが併設されているようで、お庭の入口ではレストランのスタッフの兄ぃが立っています。「おじゃまします」と声をかけて写真を撮らせてもらいました。
教会はふたつとも小さなエリアなので、はやばやと切り上げて、地下鉄で京都駅まで戻ります。ついでバスに乗って、ローム本社のイルミネーション、「ローム イルミネーション2014」を見に行きます。私は2009年にこのローム本社のイルミを見に来ています。2011年には、東北大震災の影響でこのイベントがなくなって、今年4年ぶりだかの復活だそうな。それじゃ、何年かぶりに行ってみようと思ったわけです。
北山の教会とは規模が違う。そして、訪れる人の数が違います。ローム1社でやっていることですが、警備員を何人も配置して、おまけにクルマでやってきた見物客には会社の駐車場を開放するというなんともありがたい会社です。バスでやってくる人、クルマで乗りつける人、タクシーでやってくる人、自転車や徒歩でやってくる人、たくさんやってきます。通り過ぎるクルマの中から歓声が上がるイルミ。2009年と同じように、メインで使われている電球は白熱球。さわってみるとほんのり温かい。発光ダイオードは消費電力は少なくていいですが、熱を出さない分だけ冷たくよそよそしい。光が尖って見えます。ロームは白熱球のぬくもりを感じられるローム本社周辺です。もっといたかったのですが、京の冬の寒さに、そしてかじかむ右手に耐えられず、ほどほどに帰ることにしました。
(つづく)
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