ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

VISON

2021-11-09 23:10:31 | PiTaPaより遠くへ

   今年二度目に志摩にやってきたのはクルマでした。帰りに伊勢道を走っていると、不思議なエリアが見えました。自動車道のすぐ左手の山の中になにかがある。帰ってGoogleマップで確かめるとVISONと書かれている。なにをするところかはよくわかりません。調べればすぐわかるのでしょうが、なかなかこんな時間もありません。

   この度の志摩の帰りに自動車道を下りて行ってみました。

   山の斜面にやったら広いエリアがありました。牧場にでもすればいいんでないのというような広さです。ホテルが2ブランドと商業施設が70店舗ほど入っているらしいです。それがむしろ点在するように配置されていて、空きスペースがたっぷり。それも開いた山のままあまり手を加えていないという様子で、アスファルト舗装されているのは自動車道だけで、後はグリ石というのでしょうか、土と砂利。樹木も植えたばかりで、ひょろっとしたのが整然と並べられている感じ。樹木と呼べるようになるにはまだ10年くらいはかかるのでしょうか。看板らしいものもなく、初心者は何を頼りに歩いていいかわかりません。なにしろ目的があっての訪問ではありませんから。エリアの最上部までクルマを走らせ、クルマを置いて徒歩で施設へ。随分と距離がありますが、上り下りは屋外型のエスカレータがあるので、登山の苦手な方も大丈夫。今のところ車いすを押すのはしんどいかなと思いました。気候がよい今くらいの季節はいいですが、暑い夏にここを歩くのは辛いなぁと思いました。また突然の大雨が降ったら?どこかで傘を調達しないと駐車場まで帰れないかも。お店とお店の間が広く、外を歩いて移動です。百貨店のように室内だけで移動ができない仕組みです。解放的といえば開放的。ホテルVISONを除けば、ほとんどは木造風の二階建て。二階部分は旅籠VISONになっているようです。

   Webページで見てみると、これは商業リゾート施設なのだそうです。どなたが思いつかれたのか、うまくできているなと思います。自然にあまり手を加えず、環境へのインパクトを抑えてある。伊勢道のすぐ脇にあって、通るクルマから「あれはなんだろう」と興味を持たせる。そして鳥羽や賢島などの志摩からの帰りに寄りやすいように、スマートICを作ってある。ETC2.0なら、寄り道をしても料金は通しでの計算になるらしい。「ほなら、帰りにちょっと寄ってみよか」となります。多気という地名は地図に割とよく載るのに、その割に存在感のなかったところ(関係者のみなさん、ごめんなさい)に新たな集客施設を上手に作ったものです。何十年か前に伊勢のおかげ横丁を見たときに、うまく作ってあるなぁと、素人ながらに感心したのを覚えていますが、その感動を思い出しました。うまく作ってあります。三重県の人はこういう集客物を作るのがうまいのかしら。

   ただし、店舗数は多いですが、買うべき商品が決まっている人はそれなりの旧来のお店で買ったほうがラクです。お店をぐるぐると巡って、「そうそう、こんなのがあったら買いたいと思ってたのよ」と偶然の買い物を期待する人にはいいでしょうが、徒歩での移動距離は半端ではないですからね。

   駐車料金だけでは半日ほど遊べる商業施設と考えるのが妥当かもしれません。リゾートというのは、なにもせずダラダラ過ごすことなのですから。

 

(いっぺん行って、わずかな滞在だけで書いているので情報が正確でないところもあるかもしれません)


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