
いよいよ浜松市街。
浜松って、空襲回数が日本一だという、悲しい記録があるそうです。「ぼくがしらべた戦災/空襲があった街・浜松」という総務省のWebページによれば、「あわせて27回」の空襲があったと書かれています(公式記録だけで34回という別の記事もありました)。なんで浜松が?と思いますがWikipediaによれば、理由を4点を挙げています。
- 軍施設が数多くあった。
- 軍需工場が数多くあった。
- 東海道の要に当たり、また、鉄道省浜松工機部があった。
- 東京・名古屋を空襲するB-29爆撃機の往復ルートに当たっていた。空襲後、基地に帰る部隊は残った爆弾を浜松に捨てて帰るように命じられていた。
やはり戦争は恐ろしいと思うのは4点目。爆弾をゴミと同じように捨てて帰るというわけですね(ゴミも捨てたらアカンけど)。戦って、きっとこういうものなんだろうと想像が働きます。
市域が、高山市に次いで、2番目に広いのが浜松市だそうです。浜松市の人口は県庁所在地以外では4番目に多い78万人強。浜松市全体の61%を天竜区が占めているのに、人口でいえば天竜区は0.3%の25509人しか住んでいない。合併によって北部の過疎地が浜松市に加わったということですね。前述のようにローランドも浜松市にやってきて、ヤマハやカワイなどの楽器の町、自動車のスズキ、JRの浜松工場。いろいろありますね。
出世の町というのも、初めて知りました。浜松城で17年間を過ごした家康をはじめ、浜松城主の多くが江戸幕府の要職に登用されたことから、浜松城は「出世城」と呼ばれるようになったということ。ではいつから、「出世の町」になったのかというと2007年に浜松市が仕掛けたようです。
そして、来年の大河ドラマ。「どうする家康」。浜松城辺りでは準備に余念がないという印象でした。駐車場からスタバの横を抜けて上がっていけば天守閣に至るのですが、その途中に元城小学校がかつてあり、その跡地に大河ドラマ館ができるそうです。
天守閣は昭和33年に作られたコンクリート製ですが、その前には天守台までロープウェイがあったというから驚きです。石垣は野面積み。去年金沢城で勉強しました。天守閣は現在、外装の工事中で、天守閣から外の景色を眺めることはできませんでした。
(つづく)
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