Webの力で再会(4)

   こんなこともありましたよ。Web上である調べものをしていました。そうすると、偶然ある知り合いの名前に行き当たりました。

　大学の頃の遊び友達の女性（当時は女の子だったのですが…）。彼女の父親の後を継いで社長になっていました。当時の家族の構成を考えたら彼女が社長になるか、そうでなければ社長となるべく男性と結婚するかという想像はついていたのですが。結構、名前の知られている会社です。会ってない歴20年と少々でしょうか。これもWebの力。

　そこからが、私のアナログ的なところ。はがきを書きました。彼女の自宅の住所は古いアドレス帳を探せば出てくるとは思いますが、そこに今も住んでいるかどうかはわかりません。そこで宛名はその会社あて。住所と会社名を書いて、その後には肩書きなしのフルネーム。だって、社長の昔の友達といっても、会社を訪ねて、「社長いますか」とも言えず、いきなり電話をして、「社長の友達ですが…」もないでしょう。とすると、お手紙をしたためるしかありません。勤務先と、仕事上のメールアドレスを書いて、「社長になられたのですね」と、はがきを出しました。

　数日したらメールが届きました。何度かメールのやり取りをして。「またそのうちにいっぺん」と約束をしてから1年半ほどになるでしょうか。まだ会えていません。会いたい気持ちが半分と、会うのが怖い気持ちが半分と。だって会わなきゃ、お互い若い頃のイメージのままいられると思うとねぇ。