ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

14年ぶりにオープンしたスキー場 峰山高原リゾート(2)

2018-12-22 18:52:03 | PiTaPaより遠くへ

 では、峰山高原リゾートのレポート。訪問は今年2月下旬です。

 神河町上小田。JR播但線の駅がある寺前からここまで約10kmは、登りというほどの斜度もありません。道路も広い。道路沿いに集落がいくつもあります。上小田という集落を過ぎると、約6kmの登り道になるのですが、「凍結注意」の看板の割には道路わきに雪もありません。9時過ぎに標高900mの峰山高原に到着。気温は4℃。まったくラクチンのうちに到着。

 

 この峰山高原。こんなにラクチンに行けるようになったのは峰山高原かんぽ総合レクセンター(簡保センター)ができた1970年代中ごろのことではないかと思います。簡保センターができる前に、ここでキャンプをしたことがあります。中学校時代、学校行事として夏にキャンプをするわけですが、トイレすら穴を掘って板を渡して…という時代でした。気圧が低いので、飯盒には石を載せて…。大きな荷物は先生がトラックで運んでくれましたが、私たち生徒は帆布の大きなリュックを背負い、麓の上小田から黒岩の滝を経由して高原まで登山をするというハードさ(優雅さ?)。当時から峰山高原の入り口あたりには会社の保養所があったように記憶しますが、高原には建物らしい建物もなかった。

 センターハウスで運転免許証を見せてリフト券を買うと、スタッフのお姉さんは、「あら、お誕生日が近いですね」とお愛想。シニア券なるものがあって55歳以上がその対象。私は平日4時間の時間券を買いました。なんと、1200円也(シニアですから)。リフト券の補償金を含めて1700円を支払います。私がよく行く滋賀県のスキー場(このブログの読者はよく御存じのはず)の半日券は3000円ですから、その安さに申し訳ないような気持ちになります。

 スキー場の基本的な情報です。リフトはたった2本。コースもたった3本。

コース名

コース長

リフト名

リフト長

サウスコース

862m

フォレストライン

698m

センターコース

1170m

マウンテンライン

758m

ウエストコース

937m

 標高差は140m(1070m-930m)。(https://www.popsnow-net.com/による)

 数値を記してみるとほんに小さい。 

 さっそく板をつけて、フォレストライン(リフト)に乗る。もしかして、今日一番の客かしらん。私が近づくとリフトが動き始めました。乗り場の兄ぃは、「おはようございます」とリフトの搬器を自分の手で止めて、客の足が痛くないようにしてくれる。「初めて寄せてもらった」と言うと、兄ぃは丁寧に礼を言い、「もう雪がヘタってきていますから気をつけて」と送ってくれる。好印象です。開業後初シーズンとしてはラッキーなことに、かなりの雪にも恵まれたそうですが、ここしばらくは積雪がなく雪質が悪いと言ってくれているのです。

 リフト降り場の兄ぃは私が降り場に近づくと、わざわざ小屋から出てきて頭を下げました。こんな丁重な扱いをされたスキー場を私は知りません。

 こちらサウスコースは、そりを持った人もレフトに乗れるようになっています。孫連れのじぃじ・ばぁばがターゲットですから、他のスキー場のように「板をつけていない人は乗車禁止」というわけにはいかないでしょう。

 続いてマウンテンライン(リフト)に乗ります。乗り場の年配のおじさんは私が何度このリフトに乗っても、安全バーを下すように必ず言葉をかけます。これから、みんなに愛されるスキー場を作ろうという気合が感じられてとても気持ちがいい。応援したくなります。

 

 キャンプと野営。訳せば同じもののはずですが、私の記憶の中では中学校時代に峰山高原で泊まったのはキャンプではなく野営だったと思います(3年間で3回)。峰山高原でキャンプをしたのはさらに高校時代、友達と一度泊まった記憶があります。この時には簡保センターが営業しており、キャンプ場としても快適な水場やトイレが作られていました。お風呂は簡保センターで入ったような気がします。私の中学生時代と高校時代とまったく環境が変わったわけですね。そういや、簡保センターにも泊まったことがありました。高校時代には生徒会執行部のメンバーでもありましたので、役員の引継ぎだか研修だかで泊まったことを、この原稿を書きながら思い出しました。

 簡保センター。今はなくなってしまい、同じ場所にホテルリラクシアが営業しています。映画「ノルウェイの森」の撮影のときには、役者さんたちが泊まったという話です。

 

 スキー場に来たのは9時台なので人も少なかったのですが、昼ごろには平日としてはそこそこの入りになりました。子連れもグループもいるけれど、やはり高齢者の率が他のスキー場より多いようにも思えます。かつては神鍋とかハチ北とか、あるいは夜行バスで信州まで行って遊んだ経験のある人たちなのでしょう。

 

(つづく)

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 14年ぶりにオープンしたスキ... | トップ | 14年ぶりにオープンしたスキ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

PiTaPaより遠くへ」カテゴリの最新記事