私の写真が冊子の表紙になったお話です。
教育委員会が指導事例集という冊子を作ったそうです。私が管理をしている(このブログとは別の)ブログがあって、そこに載せている画像が使われました。教育委員会に勤めている知り合いがいて、ずっと以前、彼に、こんなブログを持っているとアドレスを教えたことがありました。それから何年もたって、彼は覚えてくれていたんでしょう、彼がその中から画像を選んで使ってくれたような格好です。彼から、完成版の指導事例集とやらが届きました。学校の先生が授業をする、そのヒント集のようなものらしい。
彼には、写真は自由に使ってもらってよい、撮影者の名前なんぞ記さなくてよいと伝えたのですが、完成版の表紙裏には、「写真 ○○」と私の名前が記されていました。それに、撮影したままのそっけない写真が、それなりに修飾されて「おすまし」して収まっています。憧れのカメラマンになった気分です。
私が自分の写真を「壁紙画像」として、ブログで公開し始めたのは2006年のことでした。「ブログ」というものが急速に普及し始めたのは2005年頃のことだったと思います。さまざまな環境の変化で、多くの人たちがブログを開設し、サイズの大きな写真(撮ったままリサイズもせずに掲載してある)も公開するようになりました。ブログ登場以前のWebでは、今ほど写真があふれていませんでした。さらに、その写真の多くには、「著作権が…」だの、「無断使用を禁ず」だのと書かれていました。技術的には簡単にダウンロードできるのに、使ってはいけないという。使われたくないのなら公開しなければよいのにと思ったことが、自分のブログで壁紙画像を公開する理由のひとつでもありました。
だから、私の画像は、(こんなものでよければ)自由に使ってもらってよいのです。勿体をつけるほど値打ちがあるとも思いません。どこかで誰かが使ってくれるなら、写真としても幸せでしょう。
そのブログはこちらです。現在1280×800ピクセルの画像を載せています。御用とお急ぎのない方は、覗いてみてください。
なお、今回の記事で使っている冊子の写真はいくつか文字を消してあります。そのせいで写真部分にボカシが入っていたり、不自然になっていたりします。現物はこんなではありませんので念のため。
素晴らしい。きすけぐみさんが掲載されている写真、特に風景写真の美しさにはいつも感心させられていました。
今回、きすけぐみさんの画像を使われた方も良い表紙になって喜ばれたんじゃないでしょうか。
お堅い冊子をちょっと和ませるのに、ふうせんかずらの画像はちょうどいい雰囲気だと思います。
写真の世界は、デジタルの手軽さと機器の進歩でプロカメラマンは逆に生き残りが大変でしょうね。
あのblogspotのブログ、いつもほとんど閲覧がないのですよ。どなたかのお役に立てたわけですから、うれしく思います。
何年も昔の写真ですから、相当ページを遡らなければあま画像に出会えないはず。彼も随分探して、くれたんでしょうね。感謝しなければなりません。