石垣島で生まれた泡盛です。この銘柄にはこれまで何度か記事を書いてきましたが、また久しぶりに白百合を購入しました。
前にも記しましたが98年のサインがある白百合を沖縄の友人からもらいました。その印象は土臭さはそのままでだけど、カドが取れて丸くなったイメージと記したように思います。
今回は、その98年と昨年秋に瓶詰めされた新酒とを比べてみようという企画です。
白百合は飲み手本家である沖縄の人でさえ、好き嫌いが分かれるらしい。まして本州の人なら。実は、今回白百合を購入した際に、泡盛好きだという会社の先輩にも、白百合を一本買ってもらったのでした。彼は最初は抵抗があったけれど、だんだん慣れてきて、いい感じだと言ってくれました。なにより、ある会合で泡盛の話になり、「今、白百合を飲んでいる」というと、泡盛好きから賞賛を得たという、社交のツールともなっている白百合です。
私は、ストレート、湯割、水割りで新旧白百合を飲み比べてみました。どの飲み方でも土臭さというかカビ臭さというか、コンクリート臭さというか(これらのどれも味わったことがないのであくまで印象としてですが)はほとんど同じように感じます。カドが取れているという印象も同じ。今回の発見は、香りというかアルコール性の感じが98年のほうが1オクターブほど高いというイメージです。
人間はどんなことにも慣れてしまうもの。一升瓶の封を切ったときには、強い印象があるものの、翌日からはふつうのお酒になってしまいます。新酒白百合は10日ほどでただの空き瓶になってしまったのでした。
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