先に紹介した「グーグルが日本をつぶす」の一歩先へ論点をもってきたような内容です。つまり、「マスメディアとマーケティングの未来を本質的なメカニズムまで遡って腰を据えて考え」(本文から)る本です。
理系の書物のように図やグラフが多く使われており、学問に疎い私なんぞはちょっと身構えてしまいますが、大丈夫!。一般人が読んでもわかるように記されています。
興味深い話題をふたつ。
理系の書物のように図やグラフが多く使われており、学問に疎い私なんぞはちょっと身構えてしまいますが、大丈夫!。一般人が読んでもわかるように記されています。
興味深い話題をふたつ。
- メディアに使える時間の総量は一人当たり5時間×1.2億人しかない。それをラジオやテレビや新聞やインターネットやゲームが奪い合う構図であり、また、メディアやコンテンツビジネスは「過去」と競合するビジネスであるということ。どこの家庭でも1本や2本は大切に残しておきたい映画ソフトやテレビ番組を録画したDVD(またはビデオテープ)があると思いますが、そんな「お宝」と競合するのがこのてのビジネスだというわけです。時がたてばたつほど、各家庭での「お宝」は増えるわけですし、いい映画やテレビ番組が多く作られるほど、それが新しく作られるコンテンツと競合するというわけです。過去の名作と張り合えるコンテンツを作らなければ見てもらえないのが宿命。興味深い指摘です。
- 次に、私たちの誰もが便利に使っているウィキペディアについてです。今、この文を読んでいる人で、無料で誰でも利用できるweb上の百科事典をしらない人はいないと思います。ウィキペディア日本語版(?)は近頃50万項目を超えたそうです。ふつうの事典には載っていない、例えば、自分の母校の話題とか、映画の話題とかもあるのがうれしいものです。ウィキペディアには、従来の事典に載っていたような項目、つまり学術的根拠の必要なものと、学術的というより情報の集約的な項目との、ふたつの傾向が混在している事典だと、私は認識しています。もちろん事典の原稿を書くのもユーザーです。 その原稿のネタ(例えば科学用語の解説)はそれなりの対価が発生した結果としてのネタであるはずであり、フリーで使えるウィキペディアの信頼性が高くなり、使われれば使われるほど、誰も代金を払って事典を買わなくなる。事典が売れない→研究成果が巷間に届かなくなったり、研究そのものの費用に事欠く。そうすると、ウィキペディアがネタ枯れを起こして自滅してしまうかも知れないという話題。これって真実性がありますよね。
もちろん睡眠時間を削ってまでゲームやってるうちの息子みたいなのもいますが(^^;)
でもグーグル、今度はWebブラウザのChromeを出しましたね。
こればかりは、弱ってもまだまだIEの強い領域ですし、会社のグループウェアがIEに連動していることが多いのでどこまで広がるか注目度高いです。
ちょうどコメントをいただいた日にchromeの話題を知ったのです。こちらは「火ぎつね」を主に使っていて、先日バージョンアップをしたところです。「火ぎつね」は気に入っています。そんなわけですから、まだ不安定という話もあるchromeはもうしばらく様子見でしょうね。
おっしゃるように、webブラウザは変更できてもwin自身がエクスプローラーを選ぶわけで、IEと完全さよならは考えられません。が私はIEはあまり好きになれないでいます。