ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

長沢芦雪展

2023-12-31 17:01:32 | カメラのこと

 11月のことですが、忘れないようにに記しておこう。

 長澤芦雪という江戸時代の絵描きが、ちょっとしたブームになっているらしい。ちょうど生誕120年目にあたるそうです。たまたま、私は串本の無量寺で、芦雪というひとを知りましたが、昔から知っていたわけではありません。素人目に見ても同じ人の作品とは思えないくらい、「作風」をたくさん持っている人。面白い絵を描く人だと思っています。

 秋に長沢芦雪展があるということは知っていました。展示作品が多いとはいえ、入場券もなかなかいい値です。よぅ行かんかなと思っている間に、この度の入院。

 ところが、退院の前日だったかに病院の売店で買った「サライ12月号」の別冊付録に「辰年カレンダー」がついていて、龍の絵が毎月載せられています。8月分が芦雪の「龍図襖(昇龍図)」となっていて、松江市の西光寺というお寺にあるそうな。芦雪にこんな作品があったんだ。ベッドの上で、一生懸命眺めたり…串本の無量寺のように寺までたどり着ければレプリカであれなんであれ、昇龍図がみせてもらえるのかと思って検索をかけても、西光寺を訪ねてこんな絵を見たという記事は見つかりません。どうやら本物は松江市美術館で保管されているらしい。しかしこちらの美術館に行っても見せてもらえるものではないらしい。ということは、今回の芦雪展に行かなきゃ見られない?ところが、この芦雪展は前期と後期で展示物の入れ替えがあって、目当ての昇龍図はすでに展示を終えている。あらーっと思っても、入院中だったのは仕方がありません。

 退院して10日ほどたったある日、ご主人様が芦雪展に連れて行ってくれたのでした。電車に乗るには少々頼りない足元。クルマで大阪中之島美術館の駐車場まで運んでくれたのでした。結構な人気。美術館に足を運べるというのは平和な証拠ですね。おかげで、おそらく見ることはできないだろうと思っていた芦雪展に行くことが出来ました。それにレプリカではありましたが、目的の昇龍図を見ることができました。


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