毎日、東北関東大震災がらみのテレビ番組を見て、ラジオを聞いて、新聞を読んで、現在の状況をよく知っているつもりになっていました。でも、自分が知っていることはすべてメディアを通しての情報だったということに気づいた話を。
21日。お彼岸の墓参りのために、雨の中をクルマで走っていました。道端でふと目に入ったのはイベント用のテントを立てて、被災地へ送る物資の受付をしているところでした。テントの中(下というべきか)では段ボール箱がいくつも積み上げられていました。何人かの人が作業をしていました。ボランティアの方々なんでしょうね。走っていたので一瞬しか見えませんでしたが、被災地のための行動を生で見たのは、駅頭の募金活動を除いては初めてでした。
それから中国自動車道の下り方面。赤色灯をつけながら走っていく赤いクルマ2台。1台は救助工作車(というのだろうか)大きな車。「レスキュー」(「RESCUE」だったかもしれない)と「大洲」の文字が、書かれています。少し小さい字で「EHIME」。もう1台は消防塗装ではあるけれどミニバンです。想像でしかないけれど、東北方面へ救助に行った帰りかなと思いました。でなきゃ、管轄外の道路、まして高速道路を走る必要はないはずでしょう。2台が連なって悠々と走る姿には大仕事をしたぞという、誇りが感じとれる気がしました。四国の西の端から、遠路はるばる救助活動お疲れ様でしたと頭を下げたい気持ちでした。自宅に帰って検索をかけると大洲地区広域消防事務組合という組織の2台なんです。そんなに大きな組織ではありません。なおさらに嬉しい気持ちになりました。ナンバープレートから写真の車両だったような気がするのです(大洲地区広域消防事務組合のサイトから画像の拝借をしました。こういう記事ですから消防事務組合関係者のみなさんお許しください)。
夜になって気づいたことがひとつ。どのコンビニも示し合わせたように(示し合わせたのでしょう)、店舗の周囲の照明を消しています。高いところに上がっているお店の看板は照明がついているのですが、屋根の側面の「LAWSON」だの「サークルK」だのといったなじみの色合いがない。私たちはむしろ、屋根の側面の図柄に引かれるようにしてお店に入るものですが、あれがないと正直なところ頼りない。そこにコンビニがあることを見過ごしてしまいそうな気がします。その雰囲気は半旗のような雰囲気もします。たぶん、ねらいは節電のなんでしょうね。
被災地へ差し伸べる「手」を今日はいくつか見ました。頼もしい、力強いものを感じました。
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