一般酒と古酒、同じ銘柄で飲み比べてみようという企画です。
銘柄は糸満市にある上原酒造が作る「神泉」。片方は沖縄から送ってもらった一般酒の一升瓶。もう一方は近所の量販店で買った720ml。5年ものの古酒が60%使われているそうです。瓶詰めが2011年4月と書かれていますから、さらに2年近く眠っていたということになります。
「神泉」の飲みやすさは私達の仲間の間でも定評があります。「お酒は嫌いじゃないが、泡盛をあんまりよく知らない」という人へのプレゼントや、宴会に一本持参するなら「神泉」か「時雨」だろうと考えています。
両方の瓶の封を切ってグラスを二つ並べて注ぐ。香りは当然のことながら、若々しい香りと熟した丸い感じの差があります。ストレートはどうか。比べると一般酒のほうが辛口に思え、古酒はカドがない味わいです。そのグラスに両方とも水を注いで水割り。一般酒はそれが泡盛であることを主張しますが、古酒はどちらかというと水のように抵抗なく喉を通過していきます。むしろ物足りないくらいでもあります。両方のグラスが空になったので、今度はお湯割り。香りが立つのは古酒のほう。でも不思議なことに味はあまり差がないような気がします。ストレートや水割りのときほど違いが感じられません。
片や1800ml、片や720ml。ですが、私が購入した価格はほぼ同じ。記憶が正しければ200円くらいの差だと思います。香りとまろやかさの古酒、オールラウンド選手の一般酒といった感じでしょうか。
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