ゴールドタワーを後にして宇多津駅に戻り、高松まで電車に乗ります。
高松駅で改札口に向かって歩くと櫛形ホームの一番奥に連絡船うどんという立ち食いうどん屋さんがありました。かけうどん320円也を注文。つゆが薄口で上品にできています。讃岐は醤油の産地でもありますからね。我が家はカマダ醤油を愛用しています。麺は太くて少々ごわっとした感じ。かつて宇高連絡船で食べた味を思い出すこと(味が似ているかどうかはわかりません、30年近い昔のことですから)。麺の感じがよく似ているように思います。かまぼこ4枚がうれしい。
幼稚園のとき、宇高連絡船で高松に着いたあと、駅近くの食堂のようなところでオムライスを食べたような気がしています。叔父は私を列車や船に乗せることが目的だったようで、食事以外に何かした記憶がありません。帰りは連絡船ではなく、フェリーに乗って宇野へ帰りました。宇野からは湘南色の急行鷲羽で帰りました。駅の売店でみかんとゆで卵を買ってもらいました。フェリーに乗ったことがとてもうれしかったらしく、帰宅した幼稚園児は、画用紙にフェリーの絵を描きました。
改札口を出て駅前を少し歩いてみますが、かつて、船から降りた人たちが列車のホームを目指したという面影がどこにもありません。駅前から海の雰囲気がしない。カメラに収まりきれないくらいのノッポなビル。かつて「連絡船の着く港」だった感じがしません。岡山へ帰る「快速マリンライナー」は早くに入線していましたので、早々と列車に乗って寅ちゃんバッグで仕事。
気づいたら海の上。ウトウトしている間に岡山到着。
駅のホームにあるうどん屋さんは、宇高連絡船がなくなる直前に四国からの帰りに寄った記憶があります。でも今回は寄っている時間がありません。すでに、ホームには電車待ちの列ができています。
岡山から乗る電車は糸崎発相生行きの3両。岡山に到着した時点で満員。立ちんぼうで相生まで移動。相生あたりで前も見えないくらいの夕立。そして、相生からは草津行きの新快速8両。ゆったり座って余裕で仕事ができました。めでたしめでたし。
こうして、この夏の青春18きっぷは楽しく使いきってしまいました。富山と名古屋と高松と。たくさん電車に乗りました。
でもやっぱりうどんは讃岐ですね。
私も関西を離れた頃は、醤油の黒いうどんに最初は少し抵抗がありましたが、それも慣れればそれなりに美味しいものです。
今は関東でも讃岐うどんのノボリが、どこでも見られるのでうどんを食べる機会もまた増えました。
しかし、きすけぐみさんがえきそばのつゆに「エッジが効いてる」っていう今風?の表現をされているのにちょっと驚き(^^)、さすがです。
今風じゃないですよ。輪郭のはっきりしたという意味を、うまく言葉がみつからなったのでスキーになぞって書いてみただけです。今風でもなんでもないです。恥ずかしい!
その土地、その土地のものを味わいたいと思いますが、私はやはり関西人。関西や讃岐系統の味がいいです。
18きっぷ組さん、老若男女に関わらず人気のようです。また、次回も18組さんになって出かけたいと思っています。