社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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大地震

2011-03-12 22:04:00 | ノンジャンル
まずはこのたびの大地震で亡くなられた方々にお悔やみを、被災された方々にお見舞いを申し上げます。

うちの家族は皆無事です。電車がストップしたため、奥さんは職場に、長男は学校行事で行っていた慶応大学湘南キャンパスに泊まって、朝帰ってきました。私も外出していましたが、5駅分、50分ほど歩いて自宅に戻りました。住まいがマンションの14階のため、かなり揺れが強かったようで、居間ではリビングボードが倒れ、本とBDとDVDと掛け時計と金魚鉢からあふれた水と金魚1匹が床上でシャッフル。ベランダでは二段積みにしていたエアコン室外機が倒れ、各部屋の本棚の中身はほとんど落下していました。

部屋を眺めて呆然としていると、インターホンのチャイムが。次男の小学校の先生で、「お子さんを学校に引き取りに来て下さい」との連絡でした。電話が繋がらないので、直接各家庭を訪問しているとのこと。学校に行ってみると、たくさんの子供たちが保護者の引き取りを待っていました。いつもより力を入れて次男の手を握り、一緒に帰りました。

奥さんからは直接メールで、長男は学校からの回覧メールで無事な事を確認。音声電話がダメだったので、メールのありがたみを痛感しました。その後は徹夜で部屋の片づけと掃除。倒れたリビングボードを一人で戻した時は、これまでの人生で最大の力を出したような気がします。「奥さんと長男が帰ってくるまでには、部屋を(ほぼ)元通りにしたい」という気持ちでした。

4月1日以降、大災害が発生した際は、次男の先生と同じく、私も「生徒たちの安全を確保し、保護者に連絡をする立場」になります。もちろん全力を尽くして頑張りますが、その時は今回のように次男を迎えに行くことはできません。もうこんなことは起きてほしくはありませんが、先生とも相談し、「次回に」備えようと思います。

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2 コメント

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Unknown (かがり)
2011-03-13 21:34:18
先日はコメントのご返信をありがとうございました。お礼を申し上げる前にこのような事態になってしまいましたが、たき様もご家族もご無事で何よりです。
私は、地震が起きた日、そのまま電車が動かず帰れない生徒たちと一緒に学校に宿泊しました。修学旅行の引率とは違い、このような危機管理を実際に行う事は初めてで、とにかく保護者との連絡や非常食・布団の確保に夢中でした。
慶応のイベント、何もなければ翌日、私の学校の生徒も参加する予定だったんです。私はまだ子どもはおりませんが、たき様はさぞご心配だったろうと思います。夜中に何時間もかけて学校に生徒を引き取りに来られた保護者の方は、皆泣かれていました。あらためて、生徒の命と将来を預かっているという責任を痛感しました。また、親兄弟が東北にいる・小さな子どもを家に残してきたという同僚の先生方は、皆心配でしょうに気丈に生徒対応をされていました。
色々な意味で、当たり前の生活にいかに感謝すべきか、今後教師としてどのような心構えで危機管理を行うか、生徒に教えていくかを考えさせられます。本当に、一事が万事、なんですね。

とにかく、ご無事で何よりです。安心しました。
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Unknown (たき)
2011-03-14 10:10:15
かがりさま、宿泊対応たいへんお疲れ様でした。
このコメントを書いている最中も余震がありました。
未曽有の災害、皆で力を合わせ、安全に気を付けて頑張りましょう。
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