「北の山・じろう」日記

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欧州サッカー>欧州スーパーリーグ構想のその後<2024.2.6

2024-02-06 13:17:21 | サッカー

欧州スーパーリーグ、早ければ来季からスタート バルサ会長
2024年2月3日 16:03 発信地:バルセロナ/スペイン
https://www.afpbb.com/articles/-/3503520?cx_part=top_latest

なんだか外部の人間には、分かりにくい話ですが・・
現在のサッカー界は上部団体として国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)があります。
国際サッカー連盟(FIFA)がピラミッド構造の最上位の団体です。
欧州サッカー連盟(UEFA)は形式的には、その下部団体です。
国際サッカー連盟
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E9%80%A3%E7%9B%9F
傘下には、以下の6つの大陸競技連盟
アジアサッカー連盟(AFC)
アフリカサッカー連盟(CAF)
欧州サッカー連盟(UEFA)
オセアニアサッカー連盟(OFC)
北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)
南米サッカー連盟(CONMEBOL)
『UEFAに所属するイギリスの本土4協会(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各協会)は、競技としてのサッカーの成立過程およびFIFAへの加盟に関わる歴史的背景から、特権的な地位が与えられている。
・・・・・・
サッカーのルールや重要事項に関しては、FIFAとこのイギリス本土4協会で構成する国際サッカー評議会が決定することになっている。』

まあ、色いろありますがサッカーが世界に普及し世界で愛されるようになったのは、FIFAの長年の努力の結果であることは確かです。

しかし、サッカー競技団体がFIFAに所属しなければならない決まりはありません。FIFAに所属しないとFIFAの主催する大会には出られないだけです。

現実問題、FIFAや各大陸連盟の主催する大会がサッカーの大きな主要な大会です。
妥協の産物でオリンピックにサッカー競技がありますが、あくまで「開催前年の12月31日時点で、満23歳以下である。」というルールがあり、若手の大会になっています。

一番収益の多い世界大会は、FIFAが主催するワールドカップだけです。他には6つの大陸競技連盟がそれぞれ各大会を主催します。

それとは別に大陸競技連盟がそのエリア内に国別ではなくクラブ別の大会を組織しています。その最大のものが、欧州サッカー連盟(UEFA)が主催するヨーロッパ地区のチャンピオンリーグやその下のカテゴリーのヨーロッパリーグなどです。

※やっと本題になりますが、このレベルで独自のリーグを作ろうというのが、「欧州スーパーリーグ構想」です。
しかし、それをやられるとUEFAが主催するヨーロッパ地区
のクラブ別大会ともろに重なりますのでFIFAとUEFAが参加クラブを排除すると決めました。
参加するクラブは、完全に別の組織で運営しなければなりませんし、UEFA主催の大会には出場できません。

※そこで「欧州スーパーリーグ構想」を企画する側が欧州司法裁判所に「欧州スーパーリーグ構想の阻止は欧州連合(EU)の競争法に違反する」と訴えました。判決は、FIFAとUEFA側の敗訴でした。

※こうして再び「欧州スーパーリーグ構想」が継続することになりました。それ自体には違法性も阻害要因もありません。

※しかし、「欧州スーパーリーグ構想」に参加するクラブは現実には、「UEFA主催の大会」との二者択一になります。時間的にも選手のマンパワー的にも両方の大会に出ることは不可能だからです。

「欧州スーパーリーグ構想」に参加するクラブには巨額の参加料が支払われることになっています。
しかし、それが永遠に続くわけではありません。
「欧州スーパーリーグ構想」で開催される大会が現実にそれに見合う収益を上げられるかどうかです。収益がなければ事業は頓挫して、ナシ!になります。

※「UEFA主催の大会」を捨ててまで参加するメリットがクラブにあるかどうか❓です。
各クラブのファンからは、大反対の声が上がっています。

今、金欠で困っているFCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長は開催に向けて非常に熱心です。
しかし、ドイツのクラブは最初から参加していませんしプレミアのビッグ・クラブもファンの猛反対に会い参加は取り止めました。
即日、ローマとインテル、マルセイユが参加への関心を否定したようです。

「金欠で困っているFCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長」は、まだやる気のようですが❓
他のクラブは❓

もう終わっている話のような❓

※要は、UEFAの儲けを「欧州スーパーリーグ構想」に参加するクラブが分捕って分け合おうという話です。しかし、「欧州スーパーリーグ構想」に参加するクラブが少なければ儲かる話にはなりません。どっちに乗ろうか❓という二択の話です。

※長い話でしたね。ここまで読んだ人は本当に気の長い人だと思います。


※関連記事目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e1c3411cc4e400cbb1f90e45064e8d35



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