海苔とワカメは筋肉の元?健康の元?<2023年7月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/7ed3d0537ec44cdb8230ae2d602b2f1e
※去年、こんな日記を書きました。知らない人が多いと思いますので、もう一度取り上げます。
「健康寿命を伸ばすなら海藻を食べよ」 医師が推奨、日本人特有の腸内細菌・酪酸菌は海藻から筋肉を増やせる
2023年6月30日(金)15時10分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2023/06/post-102050_1.php
江田 証(医学博士、江田クリニック院長)
まず、パプアニューギニア高地人を例に取り上げています。大体、筋肉質の逞しい人が多いです。
ところが❓
パプアニューギニア高地人は、ほとんど肉を食べません。
では、あの逞しい筋肉のもとは何なのか❓
それは、パプアニューギニア高地人が・・・・・
『 特殊な腸内細菌が多く存在している「窒素固定菌(ちっそこていきん)」という細菌などを持っている。
パプアニューギニア高地人がサツマイモを食べると、腸内で分解されて窒素が発生する。すると、窒素固定菌によってその窒素から筋肉の材料であるアミノ酸が生成される。そのアミノ酸から筋肉ができる――。そう考えられている。
彼らの筋肉は肉のたんぱく質ではなく、「腸内細菌が窒素からつくった独自のプロテイン」でできている』
このようなメカニズムにより主食の「サツマイモ」からタンパク質を吸収しているというわけです。
☆筆者は、日本人についても説明しています。
これが、今日の主題です。
『日本人の腸内細菌は世界的に見ても非常に特殊、日本人独特の腸内細菌を持っている。』
『日本人の腸内細菌は世界的に見ても非常に特殊
この特有の腸内細菌のおかげで、日本人は海藻に含まれる「ポルフィラン」という炭水化物を分解して栄養源(エネルギー)に変えることができる。民族によって腸内細菌は異なるため、栄養学も十把一絡げに論ずることはできないのだ。
実際、日本の長寿地域での研究では、筋肉量と肉などのたんぱく質摂取量とは相関関係がなかった。筋肉量と相関したのは、腸内で「酪酸」を作る「酪酸菌」(ラクノスピラ、ロゼブリア、コプロコッカス)だった。そして、腸内に酪酸菌が多い人が食べているものを分析すると、「海藻」や「豆」、「野菜」、「味噌汁」などだったのだ。』
つまり特に肉や魚などを多く食べているわけでは、ないのです。そこで次のような提案をしています。
『日本人特有の腸内環境に合わせた食事をする』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2023/06/post-102050_4.php
『日本人が先述した海藻などを食べると、海藻に含まれる水溶性食物繊維をエサとする酪酸菌が腸内で活発になって酪酸を産生する。酪酸が増えることで筋肉の減少を防ぐことができる――。こうしたメカニズムが日本人に長寿をもたらしてきたのだ。
やはり、まずは海藻、豆、野菜、味噌汁などをしっかり食べて腸に酪酸を増やすという"日本人の腸にふさわしい"アプローチに立ち返ることも重要である。海藻に含まれる「アルギン酸ナトリウム」は酪酸菌のエサとなる「プレバイオティクス」の働きをして酪酸菌を増やすが、海藻は良質なたんぱく源でもある。』
『海苔(のり)はなんと約40%のたんぱく質を含んでいる。たんぱく質の「質」は、「アミノ酸スコア」で判定されている。肉や卵、乳製品のアミノ酸スコアは100。しかし、これらの食品には脂質が多く、「高カロリー」である。これに対して、海藻は海苔=91、ワカメ=100、昆布=82と非常に高いアミノ酸スコアなのにもかかわらず、「低カロリー」である。』
☆いかがでしたでしょう❓
日本人は、独特の腸内細菌のおかげで「海藻類」を「良質のたんぱく質」に変えることが出来るのです。
そして「海藻類」は、「低カロリー・高蛋白質食品」です。
肉を食べるよりは、日本人にとってははるかに健康に良いことになります。
レッツ、「海藻類」生活!
これでタンパク質不足は、解消ですね!
良かった!
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健康と食事と食品に関する記事の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b92e5a15608b21d43d1f87be41f2d0ec