「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

クルスク戦線、ウクライナ軍がボリショエ・ソルダツコエとギリGir'i方面に進撃<ウクライナ紛争2024/09/03

2024-09-03 17:47:06 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.09.2
侵攻921日目、ウクライナ軍がクルスク方面でマラヤ・ロクニャを占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-921st-day-of-the-invasion-ukrainian-forces-occupy-malaya-loknya-in-the-kursk-region/

ウクライナ軍の電撃作戦は、完全にロシア軍にブロックされて持久戦に近い状態です。しかし、それでは到底ウクライナ軍の目標には、程遠いです。
やはりこれだけの大作戦を展開する以上は、州都クルスクとクルスク原発の占領は、最低目標だと思います。
その程度は占領しないと交渉のネタにするのは、無理です。(それでも足りないと思いますが・・)

どちらかと言うと「スジャСуджа」の東側で積極的に攻撃しています。他の方面は、ほとんど進撃できていません。
「スジャСуджа」から北東方向に延びる幹線道路のP-200の大分先に州都クルスクとクルスク原発があります。
だから本来は、「スジャСуджа」の先にある「ボリショエ・ソルダツコエBol'shoe Soldatskoe」に迫らなければなりません。大分、遠いです。何しろ広いから少々進撃しても全然足りません。

何を考えているのか全然分かりませんが、かなり見当違いの「スジャСуджа」の南東方向にある「ギリGir'i」の方にも攻めています。
占領する面積を増やそうと言うことなのかもしれません。

ロシア軍の迎撃部隊の数が揃ってからは、余り進撃できず順調とは言えません。
これからは、かなり広い占領した土地を守る必要があります。あっさりロシア軍に叩き出されては単に荒らしまわって追い出せれる格好になりますから、これは流石にゼレンスキー政権は崩壊すると思います。
そのようなゼレンスキーの政権維持のために、これからは占領地を少しでも拡大し維持しようとすると思います。

ウクライナ側の補給の根拠地であるスームイ市からは、かなり離れてしまいました。補給路は、幹線道路のP-200しかありません。この道路1本で今の広い占領地に補給するのは、相当大変だと思います。
その上、ロシア軍はウクライナの精鋭機甲部隊を懐深く呼び込んで戦車や装甲車、大砲にミサイル・ランチャーなどの強力な武器の破壊を狙っていると思います。
そのような武器や戦闘に慣れた強い兵士が、向こうからやってきてくれたわけですから、ロシアとしては持久戦に持ち込んで強力な武器や兵士を減らすことに専念すると思います。
呼び込んでは叩く要領です。

ウクライナの方は、もう相当損失が出ていると思います。
ロシアの軍事ブロガーの話では、増援部隊を送り込んでいるようです。送り込むほどすり潰されると思います。
ウクライナ軍にとっては、ほぼ蟻地獄状態だと思います。

進撃が止まれば塹壕や陣地を作って防衛体制を作るしかありません。これを戦闘をしながらやらなければなりません。
補給の問題も含めて時間が経過するほどウクライナ軍の負担と損失は増えていくと思います。
ロシア軍は持久戦を戦いながらウクライナ軍が弱体化するのを待つでしょう。

ウクライナの参謀本部の考えていることも理解不能です。
このような流れが予想される以上、さっさと撤退するか大急ぎで防衛ラインを建設して陣地防御に切り替えるしかないと思います。
しかし増援部隊を送り込んで、まだ攻撃を続けているようです。

完全にロシア軍の思う壺にはまり込んでいるように見えます。
段々と寒い季節が近付いてきます。
冬の用意も必要です。
侵攻軍は、攻めているうちはいいですが持久戦になり冬を越すことになると、ウクライナの参謀本部が考えているより遥かに大変だと思います。
だからナポレオン軍もナチス・ドイツも敗北しました。

ついこないだまでソ連だったのにウクライナは、それを忘れているようです。
ロシアは、それを狙っています。
ウクライナ軍が弱ってくる冬の厳寒期に、本格的に攻撃する予定ではないか・と思います。
侵略者(ウクライナ軍)がロシア領にいる証拠も必要です。半年近くロシア領にいれば、証拠十分でしょう。
こういったこともロシアは考えていると思います。

戦争だから相手の領土に攻め込むのは正当な権利と言えます。しかしロシアを侵略者として弾劾してきたのはウクライナとNATOです。
侵略者として弾劾してきたウクライナが侵略してしまえば、これまでの主張は嘘になります。
「喧嘩両成敗」
こうなります。
ウクライナとNATOがどう言いつくろうと、それ以外の国々の目には、「どっちもどっちだね・・」程度に見えるでしょう。
ウクライナは、ロシアを批判する根拠を失いました。
その証明を世界に印象付けるためにロシアは、範囲を限定してウクライナ軍を泳がせています。

やっていることを見ると大人(ロシア)と子供(ウクライナ)です。
お話になりませんです。

ここでごちゃごちゃやっているうちに、中部ドネツクと南ドネツクはロシアが制圧すると思います。

何をやっているのか意味不明です。
ウクライナの負けを速めたのは確かだと思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。