数奇な運命たどった「みらい」 原子力船「むつ」から再生―福島原発調査も、来年度運用に幕〔66°33′N 北極が教えるみらい〕
2024年09月09日08時19分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024090900165&g=soc
日本初の原子力船「むつ」が放射能漏れを起こして計画が中止になったことは、うっすら記憶があります。
原子力船「むつ」が改造されて海洋地球研究船「みらい」になっていたことは、全然知りませんでした。
事故が起きたのは1974年だそうです。当時私は18歳くらいです。だから大した興味もありませんでした。
「その後27年間で200回以上の観測航海を実施。」
長く働いたものです。
やはり原子力船として頑丈に建造されたのが、「日本は独自の北極観測が可能」になったと言うことでそれなりに有効活用はされてきました。
二代目みらい
「日本初の砕氷機能を持つ北極域研究船「みらいII」は、横浜市磯子区の造船所で建造が進む。」
原子力の平和利用は、今世界環境の保全に貢献しています。船の場合は、軍事利用がほとんどですが民間用にも応用できそうな気がします。
<各国の原発利用>
https://www.jaero.or.jp/sogo/detail/cat-01-11.html
中国やインドなど電力需要の多い国では、まだ比率が低いです。中国は、相当急ピッチで原発の新設を進めていますが、まだ発電量に占める割合は53基/5.0%です。
世界全体の発電手法(2017年)
https://sustainablejapan.jp/2020/04/03/world-electricity-production/14138
石炭38.5% 天然ガス23.0%
原子力10.3%
水力15.9% 太陽光1.7% 風力4.4%
脱原発理論では、かならず再生エネルギーを利用すれば全ては解決する・と言うようなことを言います。
水力発電は、出来る国は限られています。それに適した地形と川の流量がなければできません。水力発電が可能な地域では、すでに水力発電がおこなわれていると思います。だから今からさらに増えることはないでしょう。
太陽光と風力は、ごくわずかです。
そしてこれほど地球温暖化問題が言われて化石燃料を減らす議論がされているのに、石炭火力と天然ガスで60%を超えています。
この分を減らそうと思えば、原子力を活用するしかないのは誰が見ても明らかだと思います。
世界で原発を廃止した国はドイツしかありません。
そのドイツでは電力供給は不安定になり電気代の高騰が続いています。今やドイツの輸出競争力の低下の原因にもなっています。そして電力が不足すると原発発電のフランスや石炭火力のポーランドなどから電力を購入して不足分を補っています。
脱原発が机上の空論にすぎないことが分かると思います。
日本にも脱原発を主張する政党があります。
単に国民受けを狙って選挙の票稼ぎに主張しているに過ぎません。
出来もしない再生エネルギー活用で電力は足りると言っていると思います。それは大嘘です。
不足する分は、石炭火力か天然ガスで補うしかありません。
地球環境を考えてエネルギー政策との整合性を取るなら原発の新設や増設をするしかありません。
だからいま世界では、原発の新設や増設の計画が増えています。今後、電力需要は膨大に増えます。データセンターやAIが電力を必要とするからです。
それを補うのは、コストを考えるなら原発か石炭火力しかありません。
二択問題で、どちらを選択するかの話です。
エネルギー政策のような国の未来を決める重要な政策で嘘をつくのは、あまりにも無責任だと思います。
その証明は、脱原発が大失敗であったドイツです。
そもそも脱原発を主導してきたのはドイツです。
本家本元で失敗が証明されているのに、まだ脱原発を言うのは、余りに無責任すぎませんか❓
日本だけの話ではありません。
これから世界で発生する電力需要は、膨大です。
それを、どうやって供給するかも問題です。
エネルギー政策に嘘はいけませんし、ごまかしもダメです。きちんと話し合うべきでしょうね。
ドイツの脱原発は、「きちんとした話し合い」はなく「嘘」をついて国民を騙して一部環境左派が強行しました。
どう噓をついたか❓
「脱原発を実現して再生エネルギーに置き換えれば、全てが上手くいき豊かな未来がやってきます」
結果⇒全ては失敗し、相当貧しい社会がやってきそうです。
これを真似するのは、「バカの極み」でしょう❓
既にドイツがやって、完全ダメの世界になっています。