「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

安倍晋三元総理の日本外交<2023年11月

2023-11-12 13:08:11 | 日本の政治・経済・社会

安倍晋三元総理については 毀誉褒貶があります。それについては評価はしません。
安倍晋三元総理が日本外交をどう考えていたのかを取り上げます。今、日本に外交が見えないからです。

外交と言う意味で日本外交に大きな影響を与えたのは、主に三人いると思います。
中曽根元総理。
この時代は東西冷戦ですから、日米安保重視でよかった時代です。アメリカに信頼感を与えることで日本の安全保障に貢献しました。
小泉元総理。
ひたすらアメリカに尾を振り、自衛隊の海外派遣の道筋を付けました。非常に悪い前例を作りました。中国との関係も極端に悪化させました。ほぼ外交のない総理です。

※そして安倍晋三元総理です。
「自由で開かれたインド太平洋」
太平洋にインドを加えたのが、ポイントです。中国抑え込み政策にインドを引き入れました。その良し悪しは別にして、クアッドとして一定の成果を見ました。

しかし、安倍晋三元総理にはもう一つの外交があります。ロシアとの友好を深めることです。
結構、副大統領時代のバイデン氏に妨害されています。

安倍晋三元総理がそうした理由は、もう一つ安全装置を作る意図があったと思います。

アメリカに追随して中国との関係が緊張して危なくなった時、ロシアとの友好関係があれば仲介ないし調停を依頼できます。それを考えてロシアとの関係を友好的なものにしようと考えたと思います。

中国と対立してもロシアとの友好関係を作っておけば少なくとも、中国+ロシアとの対立にはなりません。

その意味では鈴木宗男氏も似たような考え方です。私も考え違いしましたが、鈴木宗男氏が売国奴的な考えの人ではないと思います。安倍晋三元総理と同じようにロシアとのパイプを壊さないために、あえてロシアを訪問したのだろうと思います。日本外交の選択肢を確保するための行動であろうと思います。
そうでなければ、売国奴扱いにされるのが分かり切ったタイミングでロシアを訪問したりは、しないでしょう❓

ウクライナ紛争は、西側世界に集団ヒステリーを引き起こしました。巧妙に用意されたプロパガンダが大成功しました。

鈴木宗男氏は売国奴扱いにされましたが、日本がアメリカと違い民主主義国家であるなら、鈴木宗男氏の言い分もきちんと聞くべきであろうと思います。

冷静に考えるならウクライナ紛争は、ヨーロッパの田舎のどっちもどっちの戦争であり日本には無関係です。それどころか関与するべきではないと思います。精々付き合い程度の人道支援をすれば、それで十分だと思います。

西側世界の集団ヒステリーを考えるならロシアを悪くないとは言いにくいですが、ロシアを敵国扱いする必要もないと思います。

あくまで日本外交は日本の国益を第一に考えるべきです。このように考えるならロシアとの関係を悪化させることは日本の国益に適うものでは、ありません。

国際政治の事情に通じ裏側を知る政治家は、西側世界の集団ヒステリーを煽るような事は止めるべきだと思います。

『 立民の原口一博氏、ウクライナ巡り「ネオナチ」発言…在日大使館「絶対に受け入れない」』
2023/09/15 20:26
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230915-OYT1T50273/

これだってやや誇張した部分はあるものの、ほとんど正しい言い方です。
ウクライナに過激民族主義者や過激右翼、ネオナチが、ごっそりいるのは2022年2月までは、単なる事実にすぎません。

それでは、プーチン氏の言い分が正しくなるから「ウクライナに過激民族主義者や過激右翼、ネオナチ」は、いないことにしただけです。今でも、沢山います。更に入り込もうとするのまで、まだいます。

『ポーランド、ノルウェー人の「ネオナチ」拘束、義勇兵としてウクライナ入り試み』
2023年10月31日 13:49 発信地:ワルシャワ/ポーランド [ ポーランド ノルウェー ヨーロッパ ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3488867?cx_part=top_category&cx_position=2

※ネオナチがいなければ、ネオナチが入り込もうとする訳がないでしょう❓ウクライナにいるネオナチはヨーロッパ中から集まっています。
色々裏事情があるでしょう❓



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