「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

EV車の未来(トヨタの見通しは当たるか❓)<2024.2.6

2024-02-07 20:12:53 | 日本の政治・経済・社会

アングル:EVの普及減速、HV販売好調でトヨタが競合リード
Daniel Leussink、Abhirup Roy
2024年2月6日午前 8:35 GMT+924分前更新
https://jp.reuters.com/markets/world-indices/3TXLVGL7RNOAZCPLSDOSOM2N64-2024-02-05/
世界EV販売、23年は31%増に伸び鈍化=市場調査会社
Nick Carey
2024年1月11日午前 10:49 GMT+91ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/KBOSGNLGXRLINOY3IWWBI4KIU4-2024-01-11/

EV狂奏曲とでも言うべき流れがあります。
EV車が現在売れているのは、主にヨーロッパ・中国・アメリカの一部・カナダなどです。
「2023 年の世界の自動車販売台数は前年比 5%増の 8,310 万台となる。」
「23年に販売されたEV1360万台のうち、完全に電動化された電気自動車(BEV)が950万台」

実際には、世界の自動車の販売台数 8,310 万台の中で完全EV車が950万台売れました。
ゼロから考えると多いですが、総数に占める割合はそう多いわけではありません。

実際には、これからEV車・ハイブリッド・ガソリンエンジン・水素その他との比較がなされて売れ行きが決まると思います。EV車にはEV車の欠点もあります。

トヨタの現時点での予想は❓
『トヨタは国や地域によってニーズは異なるとし、複数のパワートレイン(駆動装置)を揃える「マルチ・パスウェイ」戦略を取っている。豊田章男会長は1月に行った講演で、「いくらバッテリーEVが進んだとしても、市場のシェアの3割だと思う」と述べた。7割はHV、燃料電池車、水素エンジン車などで、「エンジン車は必ず残ると思う」と語った。』

このような内容です。実際に「世界」という視点で見てみるとEV車が使用できる環境を整備できる国が、どれだけあるかが問題です。
「EV車など到底無理です」という国や地域は、世界には沢山あります。EV車が使用できる環境を整備できる国は、ほぼ先進国だけと言っていいと思います。

環境負荷を考えても廃車を考えると電池の破棄を考えるなら(あるいは事故車の即廃車)、環境負荷の一番少ないのはハイブリッドです。
電気自動車は、ハイブリッド技術で完敗したヨーロッパのメーカーがヨーロッパ各国の政府の後押しを得て販売拡大を目論んだ結果出てきた構想です。ヨーロッパ・メーカーの車が売れないから電気自動車にルールを変えました。環境負荷は、後から付けた理由です。
ドイツのクリーンディーゼルは、インチキだったでしょう❓売れる車がなくなったから、電気自動車にしただけです。ヨーロッパの自動車産業救済策と言えます。

日本のハイブリッド技術は追随を許さない優れた技術です。世界と言う視点で考えると、トヨタの予測の方が正しいような気がします。

現状は税金の優遇などを利用した電気自動車バブルのように見えます。
日本の田舎でさえ、充電ステーションなどどこにあるか分かりません❓と言うような地域は沢山あります。都市部では利用できても、郊外や山間部、へき地では利用されないと思います。
世界では、そんな地域がほとんどです。そんなところで、電気自動車を売るのが無理なのは確かです。

バブルに踊る中国やヨーロッパのメーカーが正解なのか❓
トヨタの見通しが正解なのか❓

数十年かけて判明するのであろうと思います。



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