「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

英国の地方自治体の財政破綻リスクと英国海軍の凋落<2024/09/11

2024-09-11 18:56:31 | ヨーロッパ

英国の地方自治体、「広範な財政破綻」の懸念 報告書で明らかに
2024.09.10 Tue posted at 14:15 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35223735.html

「英国のイングランド、スコットランド、ウェールズの地方政府は来年、43億ポンド(約8000億円)の財政赤字に直面する。」
こう書けば一部かと思いますが大ブリテン島全部です。他にあるのは「北アイルランド」だけです。
既に市のレベルでは、既に2018年以降、八つの地方議会が事実上、財政破綻していると言うことです。
コロナ危機が発生したのが2019年12月初旬です。
もう、それ以前からイギリスの地方自治体の財政は悪化していたことになります。

コロナ危機のもたらした経済の落ち込みとその後、発生した世界的なインフレ高進が、拍車をかけたと言えます。
ついには、イギリスの中央政府の次の自治体である地方政府にまで危機が及びました。

ウクライナ紛争の起きた2022年は、ハイパーインフレが発生し年率10%程度のインフレでした。物価や電気代は高騰し庶民は生活苦に陥りました。
その状況を以前、何回か日記でも取り上げました。

そうした国民生活は放置してイギリス保守党政権は、ウクライナへの肩入れに熱中してきました。そこに資金を使いながら国民を放置してきた結果が、地方政府の財政危機です。
「来年、43億ポンド(約8000億円)の財政赤字に直面する。」
「地方政府が直面する資金不足はこの翌年には85億ポンドに膨れ上がると予測されている。」
「英国では最近政権を奪還した労働党政権が7月、国の財政に220億ポンドの「ブラックホール」があることを明らかにしていた。」

たった43億ポンド(約8000億円)~85億ポンド程度の金を中央政府は援助できないのか❓
非常に疑問ですよね。
労働党よれば国の財政に220億ポンドの「ブラックホール」があるのだそうです。一体、この巨額の資金はどうなっているのか❓
イギリスのウクライナ支援金額
2022年1月~2023年1月15日
約83億ユーロ(1兆1千億円)
これは、去年の1月15日までの分です。
その後、1年以上経過していますから更に金額は増えています。
全部、合計すれば地方政府の2年分の赤字位補填できそうです。

※こんなのは、まだ可愛いです。
もっと大口の金食い虫が潜んでいます。
何だと思います❓
なぜ?英の最新空母がもはや“部品取り艦”に… 不調続きで活躍ナシ 苦肉の策に批判の声
2023.05.04
https://trafficnews.jp/post/125678
2020.06.27
英国、海軍にはクイーン・エリザベス級空母を2隻運用するだけの能力がない
https://grandfleet.info/european-region/the-uk-and-navy-do-not-have-the-capacity-to-operate-two-aircraft-carriers/
コラム:最強を誇った英国海軍「凋落」の教訓
By David Axe
2016年8月22日午前 8:01 GMT+98年前更新
https://jp.reuters.com/article/world/-idUSKCN10U0OK/

海軍は金食い虫です。
金持ち国家しか保有できません。
財政的に長期凋落傾向にあるイギリスには、過ぎたるものです。
少ない金をいくら注ぎ込んでも、かつての偉大な英国海軍は蘇りません。空母一式、随行艦や艦載機まで含めると今なら7兆円から10兆円かかると思います。年間の維持コストは多分1兆円以上。

こういった身にすぎた贅沢がイギリスの財政を圧迫し本来国民サービスに回るべき資金を無駄遣いしているのです。

空母を諦めて、ウクライナ支援など止めれば、今足りない資金に充当しかなりお釣りがくると思います。
それを将来のための投資に回すべきでしょう。
反対にロシア危機を言い立てて、更に軍事費の増額を計画していると思います。

日本もそうでしょう❓
台湾危機などを言い立てて軍事費を増額しました。
ウクライナにも結構、金をつぎ込みましたね❓
債務保証とは言え、ウクライナは財政破綻しています。
返済の当てなどありません。
戦争が終われば返済の請求は、日本に来るでしょう。
大体、地球の裏側の戦争に日本が金を出す必要は全くありません。
財布代わりにされているだけです。
それをゴマ化すためにマスコミを総動員して、ウクライナ絶対正義とウクライナ支援の正当化をしています。

イギリスの凋落を、よく見るべきでしょう。
穴のあくほどね!

※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d



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