「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナの国産戦車「オプロート」を実戦投入<2023年5月

2023-05-16 13:56:35 | ウクライナ紛争

国産の新型戦車「オプロート」を実戦投入へ、ウクライナ
2023.05.13 Sat posted at 14:50 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35203740.html

T-84
https://ja.wikipedia.org/wiki/T-84

1999年からウクライナ軍での運用が開始された戦車です。輸出実績もあり、タイ王国陸軍とパキスタン陸軍にも納車されています。

ウクライナ独立後、独自開発に着手し試作初号車は1994年末に製造されました。これが、Tー84です。その後改良が加えられながら、運用されてきました。その最新型が、「オプロート」です。
実績もあり、ロシアの同時代の新型戦車のTー90より優れていると評価されています。

現在のウクライナ陸軍の主力戦車が旧式のT-64である理由は、財政的なものです。それほど豊かではないウクライナには、新型戦車を量産して配備する財政的な余裕はありませんでした。

しかし、ウクライナ紛争が勃発することにより西側の様々な援助を、受けることが出来ました。兵器生産の資金もその一つです。それによりウクライナの新型の戦車の製造が可能になりました。量産するラインの増設と部品の確保の目途が立ったということだと思います。

西側の戦車は、もちろん優れた能力を持っています。しかし、ウクライナの新型戦車もロシア軍の戦車よりは優れています。西側に戦車の供与を依頼するだけでなく、ウクライナ国内でも新型戦車の製造能力が確保できたことは、ウクライナ軍にとって大きなメリットがあります。資金や材料の問題は、ありますが必要な台数を製造することが可能になります。

戦争は今年では、終わらないでしょう。来年も続くことを考えるなら、戦車の製造能力を持つ意味は、大きいです。

ロシアは、新型の戦車でも旧式の戦車でも製造する能力は、現在のところありません。

つまりロシアは、現在戦場にある新型の戦車の保有台数が減れば、後はTー55と言う超旧式戦車しか補充できません。今ですら、そうなっています。戦車戦においてロシア軍が勝つことは、不可能になります。

ウクライナが国産戦車「オプロート」を実戦投入する目途が立った事には、このような意味があります。

独防衛機器大手、ウクライナで軍用車両の整備・修理支援へ
2023年5月13日 12:34 発信地:フランクフルト/ドイツ [ ドイツ ヨーロッパ ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3463764?cx_part=top_category&cx_position=5

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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