燃料高騰リスクに警鐘 円安で国富流出―エネルギー白書
2024年06月04日09時15分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024060400285&g=pol
一番大きな害は、貿易収支の赤字が拡大することだと思います。
二番目は、輸入物価が高騰することです。
どの程度にひどいか❓
2020年の化石燃料の輸入金額11.3兆円
2021年33.7兆円
2023年27.3兆円
(輸入量に大きな変動はなく、・・)
輸入量に変化はなく円安が進行した分だけ輸入代金が増えています。
2020年1月の為替レートは?
月中平均 1月109.51円 5月107.32円
大体、このくらいだと思います。
この年が円高のピークで、その後長期円安傾向が続いた結果が、上記のエネルギー購入代金です。
実際には、輸入物価に全部反映されるので円安による輸入全体の赤字は、さらに大きくなります。
輸出でせっせと稼いでも円安で、その稼ぎが大きく削られる構図です。
それどころか近年は、貿易収支が赤字になっていることが多いです。
アメリカの金利上昇を考慮に入れても適正レートは130円程度と聞きました。
投機資金が更に30円、円安を進めています。
しかも投機資金の多くが国内のFX投資家です。
実需を伴わない為替取引に制限を書けない限り、この行き過ぎた円安傾向に歯止めをかけるのは無理でしょう❓
そのために輸入物価が上昇してインフレ傾向が生じています。インフレは、ほとんど円安がもたらしたものだと思います。
特段、日本経済が成長したからインフレが生じたのではないと思います。
「インフレ⇒経済成長」の誤った理論が、今の円安の原因だと思います。
誰でもわかることで反対です。
「経済成長⇒インフレ」
逆は、成立しません。