「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ軍幹部の交代が必要な理由<ウクライナ紛争2024.2.11

2024-02-11 18:50:06 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.02.10
シルシキー総司令官の初仕事、兵士70万人が何処にいるのか突き止めること
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/commander-in-chief-sirshikis-first-task-is-to-find-out-where-700000-soldiers-are-located/

多分、これまでは不都合(軍に都合の悪いこと)は表に出せなかったのであろうと思います。
ザルジニー氏が更迭され、シルシキー大将が総司令官(軍の最高位)に任命されて、早速出てきたのが❓

ポドリャク大統領府顧問の9日の発言
「約100万人の兵士のうち戦闘に参加したのは20万人~30万人程度」
「残りは最前線から遠く離れた場所にいる」
「シルシキー総司令官の初仕事はどこに残りの兵士がいるのか突き止めることだ」

要するにザルジニー体制の参謀本部は・・・
「100万人まで膨れ上がった兵士を管理できていない」
「遊んでいる兵士が何処にどれだけいるのかも把握してない」
「兵士はいるのにローテーションに活用されていない」

と、このような状況であったようです。
これまで散々前線での兵士不足は言われてきました。
前線に30万人いるとして、残りの70万人は後方のどこかにいるわけです。ロシア軍が攻めてくるはずもない国境警備隊とか管理や補給部門とか、あちこちに兵士を潜り込ませて前線勤務から逃れていた兵士が沢山いると言うことになります。
ロシアでもありますが、賄賂を払って何してもらうとか❓ですね・・・・・

ウクライナ国防省とウクライナ軍が腐りきっているのは、大体推測できます。
これまでは国防省絡みの汚職とか軍事委員会(徴兵組織)の汚職は、判明しています。
しかし、どうやらウクライナ軍内部にも兵士を隠して前線に出さないシステムが存在するようです。(さすがに、これは私も推測できませんでした。)

なるほど、ザルジニー氏の更迭が必要であった理由が良く分かります。しかもザルジニー氏は国民の信頼が厚く、ほぼ英雄扱いです。
英雄は退職してもらい、何をやっていたのかを調べなくてはなりません。
こんな状態であったのに英雄は、40~50万人の追加動員が必要だと主張していました。

この国は、どこまで腐りきっているのだろう❓
と呆れました。
シルシキー総司令官は、隠されている兵士たちを「発見!」して前線に送り込まなくては、なりません。

まあ、お励みいただきたいと思います。
そこまで腐りきっているのなら、戦争を止めるのもいいのかもしれません。
さすが腐敗・汚職国家は、伊達ではありませんでした。
もっと早くザルジニー氏を更迭したかったのでしょけれど軍が反乱する可能性もあったのだろうと思います。だから多分No2のシルシキー大将が軍を掌握するまで待って、やっと更迭に踏み切ったのであろうと思います。

※更に、タラレバの大問題が浮上します。
南部ザポーリジャ戦線に投入された攻撃部隊は精々5万人程度だと思います。隠されていた70万人のうちから20万人を動員していたら、どうなります❓
推定5万人+20万人の大軍団は、アゾフ海まで突破していたと思います。そうなれば戦況は、大きくウクライナ軍に有利になっていたと思います。
つまり❓
ザルジニー氏は、ロシア軍にナイス!アシスト!をしていたことになります。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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