「北の山・じろう」日記

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欧州サッカー>サッカーは監督が全て(アストン・ヴィラ。レーバークーゼン。シュツットガルト)<2024.2.11

2024-02-11 18:47:57 | サッカー

これはメジャーの球団も同じです。サッカーも野球もまずフロントを強化しないとチームは強くなりません。
サッカーの場合は、そこに監督が加わります。監督人事がチームの強弱を決めると言っていいほどに監督の比重が重いです。

今シーズンのヨーロッパの各国のリーグを見ると、これまでとは違うチームが上位に躍進しているケースを見ます。
プレミアならアストン・ヴィラ
スペインならジローナFC
ドイツならレーバークーゼンとシュツットガルト
特にアストン・ヴィラとシュツットガルトは最近まで下位に低迷していたチームが上位に躍進しています。これは監督の能力と言うしかありません。
そこで各監督の履歴を見てみます。

(1)アストン・ヴィラ
現在リーグ4位
過去 2部 17位 11位 14位 7位
2022年10月に「ウナイ・エメリ」が監督に就任しました。
現在52歳で33歳から監督業を始めました。
これまで中堅位のチームでは実績があります。
UEFAヨーロッパリーグ優勝4回ですから中々の実績と言えます。ところが❓
ビッグクラブと言えるのは、2018-2019のアーセナルでの5位しか実績がありません。この時は翌年解雇されました。
今回のアストン・ヴィラは、2回目のプレミア挑戦です。
下位のクラブですし、期待値は低かったと思います。
しかし、昨シーズンが7位。今シーズンは途中経過ながら4位と健闘しています。アストン・ヴィラがチャンピオンリーグ出場権を獲得出来たら快挙です。
長い監督業の経験の中で徐々に実績を積んで評価を得つつあると言えます。またビッグクラブから監督のオファーがあるかもしれません。努力が素晴らしいと思います。

(2)レーバークーゼン
レーバークーゼンはブンデスの準上位のクラブです。
近年は、6位~3位くらいの成績が多いです。
現在42歳のシャビ・アロンソが、2022年10月から監督に就任しています。ところが❓
シャビの監督経験は、レアル・マドリードユースとソシエダBだけです。1部のチームの監督経験がありません。
昨シーズンは、6位フィニッシュでやや心配されましたが今シーズンは現在1位で期待に応えています。
1部のチームの監督経験のない人間が就任2年目でリーグの1位にいるのですから、非常に稀なケースだと思います。

ジョゼップ・グアルディオラ監督に似ています。
Bチーム1年の監督経験からいきなりバルサの監督に就任しリーグ3連覇。4年目は2位でクラブを去りました。
その後、Bミュンヘンでリーグ3連覇。
その次が今のマンチェスター・シテイです。
昨シーズンまで各リーグ優勝11回の名将です。

グアルディオラ監督とアロンソには、一つの共通点があります。スペイン的サッカーのアンカー(6番)の名選手です。クライフのサッカーでは、ピッチ上の監督です。選手時代から監督見習いと準監督をやっていました。その意味でアロンソにも名監督になる可能性があります。

以下、アロンソの記事
レバークーゼン快進撃の立役者シャビ・アロンソ監督が恩師アンチェロッティの凄さ語る 「マネジメントの巨匠」
2023/11/25(土) 17:46配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5bd7499a1b5bc7cc372adbd12f2b0e92930dcc6
なぜ「名選手、名監督にあらず」なのか?レバークーゼン再建を託されたシャビ・アロンソ“監督”の資質を問う
2023.03.05
https://www.footballista.jp/special/155615
監督解任のレバークーゼン、新指揮官にシャビ・アロンソ氏
2022年10月6日 15:34 発信地:ベルリン/ドイツ
https://www.afpbb.com/articles/-/3427554

(3)VfBシュツットガルト
このチームは下位に低迷していて今シーズン躍進しました。昨シーズンまで、9位15位16位です。
昨シーズン4月に新監督が就任して1部残留に成功しました。最終試合で遠藤航が大活躍して勝利して1部残留を決めました。
このチームも監督の手腕と言えます。
その前にクラブの会長は、SDを強化しています。そのSDが招聘したのが、セバスティアン・ヘーネス41歳です。
クアブの期待に応え、昨シーズンは1部残留に成功し、今シーズンは現在リーグ3位と躍進するチームを指揮しています。
セバスティアン・ヘーネス41歳の履歴
2011~2020 育成監督
2020-2022 TSGホッフェンハイム 11位9位
2023年4月3日監督に就任

育成監督時代が長いです。
TSGホッフェンハイムの監督を2シーズン努めますが順位は平凡です。
しかしSDの監督を見る目は確かだったようです。
ヘーネス監督の場合もかなり稀なケースだと思います。
1部での監督としての実績は、ほとんどないのにいきなり監督としてブレイクしました。

欧州サッカー>ドイツ:VfBシュトゥットガルトの躍進の理由は❓<2024.1.31
https://smcb.jp/diaries/9219500

SDにファビアン・ヴォールゲムートを招聘されたのが大正解だったというわけです。新SDが招聘した監督がヘーネス監督です。

※こうして見てくると監督が能力を発揮する順番は様々です。長い期間をかけて階段を上る監督。
いきなり能力を発揮する監督(めったに、居ないと思います)。
しかし、どちらにしても優れた監督を招聘しないとチームが強くなれないのは同じです。

それとサッカーの役職ではSD(スポーツデイレクター)人事ですね❓
ここが無能力であったり弱体だと、やはりダメです。

サッカーであろうと野球であろうと一般の仕事であろうと全部、基本は同じですね❓
ヘッドを強化しないと、ダメだと言うことです。


※関連記事目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e1c3411cc4e400cbb1f90e45064e8d35



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